🌱行けるようになったのに、不安が消えない──不登校児が「今」頑張っているときに、大人が忘れたくないこと
ついこの前まで、
「今日は行けるかな」「また休みかな」
そんな日々を過ごしていたのに。
新学年が始まって、
今は子どもが毎日、学校へ向かっている。
それなのに――
なぜか心が、全然落ち着かない。
頑張りすぎていないかな
無理していないかな
この反動が、あとで一気に来るんじゃないかな
「行けてるんだから喜ばなきゃ」
「良かったね、って思わなきゃ」
そう自分に言い聞かせつつ、
胸の奥ではずっと、不安が消えない。
もし今、そんな気持ちで
わが子の背中を見送っているなら…
今日の記事は、そんな方に届いて欲しくて。
登校できるようになったお子さんへ
まず何より、
本当によく頑張っていますね!
登校できているお子さんは、
きっと毎日必死です。
「やれやれ、これで一安心♬」
と、親としては思いたいところですが、
実際はそう単純じゃないですよね。
いつまた行けなくなるかわからない
疲れがたまっていないかな
…など、心配は尽きませんよね😢
不登校の子が増えやすいのは、
長期休み明け。
大人でも「五月病」という言葉があるように、
ゴールデンウィークの前後は要注意の時期です。
だからこそ今、
無理を重ね過ぎないことがとても大切だと感じています。
我が家の次男のこと
新学年を迎える前、
次男は落ち着かない様子でした。
思うように登校できなかった高1の3学期。
クラス替えはどうなるのか、
学校に自分の居場所はあるのか…
いろいろ考えていたのだと思います。
始業式当日、次男を学校まで車で送りました。
「行ってきます」
そう言って降りていった次男は、
車のスライドドアを閉め忘れるほどのド緊張状態💦
もう仕方がないので、
私が外から閉めました(笑)
それでも、なんとか初日は登校できました。
翌日は入学式。
在校生もホール参加が促されていました。
次男が
「どうしよ…」
とつぶやくか、つぶやかないかのタイミングで
私の口から、するっと出た言葉。
「え、行かんでええんちゃうん」
ほぼ
「なんで行くの?」
というニュアンスで、自然に出ていました。
言われた次男の方がびっくりしていました(笑)
もちろん、行けるなら行った方がいい。
後輩の入学を祝うのは、
行いとしては素敵なことです。
でも。
心を削ってまで、
今それを優先する必要はあるんだろうか。
だって次男は、それだけで必死なんです。
毎日「登校する」ことを。
だから私は、
まずは自分を大切にすること
自分がしたいことを優先すること
それを覚えてほしいと思いました。
その上で、
余力ができたときに、誰かのために動けたらいい。
次男は、ふっと表情を緩めて言いました。
そっか。そうやね。来週、頑張る方に力を置いておくわ
その言葉を聞いて、
「あぁ、これで良かったんだ」
と思いました。
「頑張り」を緩める勇気
再登校できている子どもたちは、
間違いなく必死です。
自分でも
「また不登校に戻らないように」
毎日、心の中で闘っています。
でも、張り詰め続けた気持ちは
いつか維持できなくなります。
もし少しでも
「無理しているかも」と感じたら
どうか、ゆっくりできる時間を
意識的につくってあげてください。
そして改めて、
休むことは悪いことではない
と、伝えてあげてほしいのです。
これは親にとっても、
とても勇気のいる選択です。
でも子どもは、
自分から「休む」を選べない状態のことが多い。
限界を超えてから
SOS を出す場合もあります。
そうなる前に、です。
GW前後は特に、リラックスする時間を大切に。
心が揺れやすい時期を
なんとか一緒に乗り越えていけますように…
登校できなかったお子さんへ
一方で、
「やっぱり今年も無理だった」
「みんなと同じように行けていない」
そんな気持ちで落ち込まれている方も
いらっしゃるかもしれません。
不安や焦りは、
どうしてもお子さんに伝わってしまいます。
お子さん自身も、
自分を責めていることが多いからです。
でも、どうか忘れないでください。
長い人生の中で
「うまくいかない」と感じる期間は、
本当にほんの一瞬です。
たとえ今、登校できていなくても、
それは決して人生の終わりではありません。
今の姿だけ
その子の人生が決まるはずはありません。
そしてこれは、
「今、行けている子」にも
同じように当てはまることだと、私は思っています。
私たちはよく
「みんなと同じように」と言いますが、
その「みんな」って一体誰でしょう?
実は、学校や地域、SNS など、
とても限られた範囲の人たちです。
世界は、想像できないほど広く、多様です。
だから、
子どもも親も、自分を責めなくていい。
何もおかしなことはないのですから。

つぶれないように、生きていこう
「学校に行けない」
それは親子にとって確かに大きな試練です。
でも私は今、そこには
新しい広がりにつながる可能性もある
と感じています。
頑張ることは大切。
でも、頑張り過ぎてつぶれてはいけない。
0か100かである必要もないし、
再登校だけが正解でもありません。
歩く速度は遅くていい。
時々、立ち止まってもいいんです。
そして最後に。
もう少し頑張れそうなら、
一緒に頑張りましょう♬
でも「無理…」と感じたら、
その気持ちを無視せず、
自分の心と対話してみてくださいね!
今のあなたの気持ちは、
ちゃんと大切にされていいからです😊
***
「登校できるようになった」
それは、たしかに大きな一歩です。
「登校できなかった」
それも今まだ回復の途中にある証拠です。
いずれの場合であっても
この時期の子どもはこれまで以上に
自分の心と体を使っています。
だからこそ、今感じている不安は、
決してネガティブなものではありません。
それは、
「もう二度とつぶれてほしくない」
「ちゃんと守りたい」
そう願う、親のまっすぐな気持ちです。
頑張ることは大切。
でも、頑張り過ぎてつぶれてはいけない。
0か100かじゃなくていい。
今日行けた、昨日は休んだ、
それでいい日もたくさんあります。
進む速さは、人それぞれ。
時々立ち止まったり、少し戻ったり。
どうか子どもの声なきサインにも
目を向けてください。
そして、あなた自身の不安にも
「感じていいよ」と言ってあげてくださいね。
親も子も、つぶれずに生きていくために。
今日もそっと、
自分たちのペースを守っていきましょうね。
必要な方に届きますように…✨
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