ライフシフトラボ(転職コース)の体験
2024年の2月に上司から「会社を辞めてくれない?」と言われて、公開できない遣り取りがありましたが、4月からライフシフトラボを受講して6月には転職先を決めることができました。この3か月の体験を簡単に紹介します。
私が前職を辞めることになったのは、上司と意見が合わず組織運営に未来はないと思い会社を見限ったことが原因です。周囲のひとには辞める必要がないと引き止められもしましたが、その上司がいる限りは自分に嘘をつくことになりますし、精神衛生上良くないことだと考えました。
会社の管理部門の責任者を交えて話しあいもしましたが、私の意見は取り入れられませんでした。
職務内容は建材販売の商事部門に在籍して取引先も多かったので、会社を辞めるまでに3か月間の引継ぎ時間を会社と話して設定しました。
その3か月の間に何とか転職を果たしたいと考えていました。
実は約40年前の大学新卒の際、ゼミの教授が推薦する会社に抵抗もなく入社しましたし、60歳の定年で退職する際も元上司の紹介で前職に就くことができました。
つまり、自分で会社を探すことを経験していなかったのです。
今回は、上司に非があると今でも思っていますが、辞めることを決断したのは自分ですから「大学卒業」や「定年退職」といった受け入れざるを得ない言い訳がないのです。
特に資格も持たずひたすら営業を務め、表彰をされたこともありません。
妻は転職を両手以上はしていますし、教員免許とキャリアコンサルタント資格も所持しています。彼女には、「62歳で資格も無いとなるとちょっとやそっとでは見つからないし、見つかるとしても給料は下がるよ。」と言われました。
我が家にキャリアコンサルタントがいることは良い面と良くない面がありました。
良い面は、まず東京しごとセンター(ハローワーク)に登録し、無料のセミナーを受講すること、そして片っ端から転職エージェントに登録することを薦められました。
転職エージェントに登録するのも結構手間がかかることを知りました。
登録することで満足しろくに面接に応募しようとしない私を見て、我が家のキャリコンは、「有料のエージェントに登録するぐらいの覚悟を決めなさいよ!」と言い放ち、私にライフシフトラボのHPを突き付けたのです。
有料のエージェントの存在することすら知らなかった私です。
まず、試しに相談会を受けました。そこでいい意味で脅されましたね。覚悟を決めなければと思いました。
安くはない受講料でしたが、自分を追い込むためには適正な金額でした。10万円程度であればダメそうな場合に諦めがついてしまいます。30万円を超えるとなると必死になりますよ。
ライフシフトラボを受講開始してからは、まず自分の棚卸から始まります。
職務経験、人生のターニングポイントや尊敬する人、時間を忘れて取り組めたこと、逆に高収入があってもやりたくない仕事などの様々な価値観、仕事を通じて実現したいことや職場に求めることの魅力因子等々数百項目の選択肢を選びその理由を考えされられるのです。
私にとって、このライフシフトノートに取組むことがとても価値のあることでした。
自分自身の価値観、自分が望んでいること、自分が得意なこと、あるいは否定的なことなど、自分を見つめ直すことができるのです。
なぜこの会社に応募するのか、本当に就職するつもりなのか、自分が大切にしたいキャリアの軸を考え、転職活動の方向性を定めるための基本づくりができたと感じています。
これだけで10万円の価値はあると思います。ライフシフトラボもきっと時間をかけてこのライフシフトノートを作り上げてるいのだろうと思います。
そして、トレーナーとの面談が始まりました。
まず最初に「180社応募してください」と言われました。
書類選考通過の確立が10%、一時面接通過が3%、内定獲得するのが1%。確率の話ではありますが、それくらい厳しいということです。
覚悟を決めているわけですから、トレーナーがおっしゃることは絶対ですし、それに従い、期待に応えなくてはならないと考えていました。面談はほぼ一週間に一度、一時間半ウェブによるものでした。
仕事を継続しつつの転職活動でしたので、転職サイトの求人を探しその会社の内容を調べたりするのは結構時間を要し大変でした。
何しろ就職活動の経験がないので、キャリアシートを送付した先からはなかなか反応がなく、心が折れそうになりました。
でも毎週の面談でトレーナーに喜んでもらいたくて、褒められたくて頑張っていた面もありました。
私を担当して頂いたトレーナーの方はよく励ましてくださいました。
ライフシフトラボの転職コースは40歳、50歳台をターゲットにしているわけですから、62歳ではかなり転職は厳しいものになると予想されていたのだと思います。いつあきらめてしまうか心配だったのだと思います。
元々はゼネコンで長く営業をしていたので、建設分野を優先で応募していましたが、トレーナーからコミュニケーション能力があるので、アドバイザー系のお仕事は如何かと言われました。面談を進めるなかで、自分が医療福祉分野の営業を担当していた経験を活かして有料老人ホームの入居を斡旋する仕事も申し込み先の分野に加えることにしました。
そういったかたちで、面談によって客観的に仕事の向き不向きをアドバイスもして頂けます。
転職サイトから適切な会社を見つけ出すこともしてくれます。私はしていませんが、申し込みの代行もしてくれます。
私の場合、結果的には35社応募して4社の面接を受けることができましたし、1社は社長面接までこぎつけました。
社長面接の前には、ライフシフトラボの役員の方による模擬社長面接を受講することができました。
30年以上営業職の実績があったので、面接を受けることにも自信があったのですが、見事に打ち砕かれましたね。薄々気づいていたマイナス点をずばり指摘されました。さすが面接のプロだと実感しました。
だからライフシフトラボを選んで良かったと思っています。
面接を舐めていた自分のままでは転職はできないと思い知らされたのです。
取締役の方が強調されていたのは、Will(やりたいこと),Can(できること),Must(やるべきこと)です。
WillとCanはなんとか話せますが、Mustは会社のことを知らないと話せません。会社が望んでいる人材を調べないといけません。前職を継続しながら転職活動をする身にとっては時間をかけ難い点でした。
そんな転職活動もしつつ、仕事の引継ぎもしなければなりません。後任の職員と引継ぎのために取引先に挨拶に伺うことも大切な業務です。
そのうちの1社が最終的に転職した会社です。地下タンクメーカーとして国内トップ企業です。
建物本体ではありませんが、防火水槽や、大きな運送会社の自家用給油所、非常用発電設備に必要なオイルタンクなどは付属施設として建築事業で扱われ、建材販売の対象となるのです。
そのメーカーとは度々仕事をしていましたし、役員や社長も存じ上げていました。
私が辞めることになった経緯と、転職活動で苦労していることも事前に話していました。
挨拶のあと、今までの取引実績を労って頂けるとして会食の場を設けて頂きました。そしてその席でまだ転職先が決まっていなければ、選択肢のひとつとして考えてもらえないか、というとても有難いお話を頂戴したのです。
転職エージェントで申し込んでいた会社で初めて社長面接の結果待ちをしていたタイミングでした。
その翌日、我が家のキャリアコンサルタントに相談したところ、「そのメーカーに行くべき!」と即答でした。
迎えて頂いて、待遇も現状とそん色ない、社会的に意義のある業容ではないのかと。
確かに私の価値観として、「社会貢献」は重点を置く因子でした。
一方で、社長面接を終えた会社はやや引っかかる点はあったものの、確率からすると次の社長面接までこぎつけるにはあと100社以上応募しないといけないという現実があり、入社してみないと実際のところは分からないのだからと、妥協していたことは否定できません。
実際は深く悩むこともなく、二日後には今の会社に入社することを決めました。
ライフシフトラボのトレーナーと相談していた転職先ではなかったため、「何のためのライフシフトラボだったの?」、「ライフシフトラボを受講する必要はなかったのではないか?」といった自問はありましたが、ライフシフトラボの指導による活動があったからこそ呼び込めた幸運なのではないかと信じています。
何よりも、ライフシフトノートで自分の棚卸をしたからこそ今後の方向性が定められ、今の会社の方向性と一致することができたのだと確信しています。
この選択が間違っていなかったことは、就職してからのこの2か月間で実感しています。
自分と合わない会社は大会社でなければ、周囲にいる人との会話で一日で判るものだと思います。
この2か月間で方向性の大きな違和感はありませんでしたし、疎外感もありません。逆にモチベーションがさらにアップしているくらいです。
就職活動が計画的にできる人には必要ないかも知れませんが、私のようにまともな就職活動をしたこともなく、自分のことが何となくしか判っていない人には、ライフシフトラボは売ってつけです。
何よりも、就職活動を厳しいけれども、寄り添って見守ってくれるトレーナーがいます。私の就職が決まったことをトレーナーとの面談で話したら、涙を流して喜んで下さいました。それほど真剣に私のことを考えて頂いていたのです。担当して頂いたトレーナーに感謝しています。
短期で決めたいならお勧めします。
独学で進めて無駄な労力と時間をかけることにならないように、転職の第一歩として個別説明会をまず申し込んではいかがでしょうか。この段階でも丁寧に状況を聞いてくれますよ。
以上が私のライフシフトラボを受講した体験談です。
