採用活動に悩んだ結果、デザインチームでポッドキャストを始めてみた話
はじめに
スタートアップの採用活動といえば、記事による発信が主流だと思いますが、私たちダイニーのデザインチームは、ポッドキャストを開始しました。番組名は「ダイニー飯店」。隔週に1回ペースで配信しています。
この記事では、
なぜポッドキャストだったのか?
やってみて実際に起きた変化
続けるためのスタンスとKPI
を書いてみます。デザイナー採用に悩む人事の方や、デザインマネージャーの方、発信が苦手と感じているデザイナーの方のヒントになれば幸いです。
なぜポッドキャストだったのか?
記事は強い。でも「安定供給が難しい」
ダイニーのデザインチームでは、毎週note記事の企画会議を通じて発信計画を立てています。その甲斐もあって、SNSでそこそこ良い反応を得られる記事も生まれましたが、良記事の安定的な供給には課題があります。
次のネタ・事例がすぐに浮かばない
執筆にリソースを割く余裕がない
書けたとしても、語調を整えるうちに熱量が削れていく
結果、なんとか月イチ更新が精一杯。これでは、ダイニーデザインチームの活動や雰囲気が、なかなか伝わりません。
「喋るだけ」でも発信はできる
ある日、そんなことを悶々と考える中、Slackで「ポッドキャストやりたい」とつぶやくと、「やりたい!」と即座に乗ってくれたメンバーがいて、翌週には収録を開始しました。

第2回の放送にて裏話をお話いただいています。
やってみて分かった利点は三つ。
低コストで継続できる
メモ+収録30分+編集10分。準備に手間がかからず、記事より圧倒的に軽く始められます。隔週に1回の投稿は、業務を圧迫しないのが魅力です。雑談形式ならネタ切れしづらい
チームの働き方・体制から、ちょっとした活動がそのまま素材になります。収録テーマに困ることがほとんどありません。チームの空気感が伝わる
「ダイニーのデザイナーって楽しそう」という空気感を、文章より確実に届けられる。
人柄と空気感こそ伝えたかった
ダイニーのデザインチームは良い意味で、いわゆる優等生なチームではありません。レーダーチャートで例えるなら、きれいな五角形よりも、凹凸があり、いくつかのパラメーターが尖っていたり、キャラクターも個性的だったりと、文章にはなかなか表しきれない部分が魅力だったりします。
そうした部分を伝える手段としても、音声コンテンツは効果的だと感じました。実際に、職場では誰と働くかが非常に重要ですし、そうしたチームの雰囲気やカルチャーを自然に知ってもらえる点が、音声コンテンツの強みであり、ダイニーのデザインチームとも相性が良いと感じています。
やってみて実際に起きた変化
「聴きました」がじわじわ増えてきた
驚いたのは、カジュアル面談の中で「ポッドキャスト聴きました」と言ってくださる方が全体の3〜4割に達したこと。再生数やフォロワーを追っていなかったぶん、思った以上の反応が返ってきたことに驚きました。
深い話がしやすくなった
ポッドキャストを聴いてくださるおかげで、デザイン組織に関する説明を省き、面談の冒頭から本題に入れるようになりました。たとえば「チーム体制の話をもっと詳しく聞きたいです」といった具体的な質問が出るので、いきなり深ぼった話ができるようになりました。
雰囲気や発信量を褒められることが増えた
「雰囲気がいいですね」「一緒に働いてみたくなりました」といった声や、
「ダイニーのデザインチーム、めっちゃ発信してますよね」といったコメントをいただくことも。実際に採用に直結した事例こそまだないものの、空気感と、常に発信している印象を届ける効果は、確実に出てきていると感じています。
続けるためのスタンスとKPI
ポッドキャストは、何があってもペースを崩さずに続けるという方針でやっていますが、無理なく継続するために3つのルールを設けました。
定量指標は気にしない
再生回数やフォロワー数は週に一度チラ見するだけ。それより大事なのは、Xのタイムラインに定期的に現れて「ダイニーのデザインチームはポッドキャストをやっている」ということを認知してもらうこと自体をKPIとしています。定性的な声を定量化する
カジュアル面談で「聴きました」「雰囲気いいですね」といった声をもらえたら、日付と内容を記録。数が少なくても、届いたリアクションの総数をKPIにしています。リアルと刹那を大切にする
上手く話せなくても、噛んでもカットしない。完成度より、「今」の空気感をそのまま残すことを優先しています。
このシンプルな仕組みのおかげで、「続けること」そのものを無理なく習慣化できています。
話すのが苦手だから慣れるしかない
ここだけの話、私はかなりのあがり症&口下手です。過去に出演させていただいたポッドキャストを聴いてくださった方なら、その拙さにお気づきかもしれません。(よわラジさん、その節はお世話になりました🙏)
ただ、今後マネジメントや採用活動を続けるにあたって、「話す力」は避けて通れないと感じていました。採用候補者の方とお話させていただく時、私がダイニーを代表して、会社のビジョンやデザイン組織の展望をお伝えるする責務があります。そこで「練習の場」として、自分自身もポッドキャストに出演しています。
最初は緊張しっぱなしでしたが、少しずつですが慣れてきた感覚もあり、最近では人前で話す場でも落ち着いて話せるようになってきました。この経験が他の場面でも活きてくることを願っています。話すことが得意でない方こそ、ぜひポッドキャストでの発信をおすすめしたいです。
今後の展望
採用活動に銀の弾丸はないと思っていますが、チームの雰囲気を、そのまま届けるにはポッドキャストが有効です。今後チャレンジしてみたいことを3つ挙げておきます。
社外コラボ回を増やす
社内の慣れ親しんだメンバーとばかり話していても、内輪ノリになってしまいますし、発見も少なくなってしまいます。このnoteを読んでくださったデザイナーの方で、もしご興味あればぜひ、ダイニー飯店にご出演いただきたいです。ぜひコラボしましょう(XでDMください)。収録環境を整えたい
1でコラボしたいと書いたものの、ダイニー飯店の物理的な課題は、録音環境が整っていないことです。なるべく早く会議室のリモート用の集音マイクを卒業して、音質の向上に努めたいものです。(もし、マイクやオーディオインターフェースでおすすめ機材があればDMください🙏)もう一段「学び」を添える
現状はチームの空気感メインの配信になっていますが、今後は「何か一つ、持ち帰ってもらえる学び」も意識してテーマを選んでいきたいです。
おわりに
ポッドキャストを始めたことで、想定以上の多くの反応をいただけるようになりました。決して再生数は多くありませんし、まだ実際に採用に直結した事例はありません。でも、じわじわと「伝わっている」手応えがあります。採用活動や発信に悩んでいる方にとって、音声を発信するという選択肢が参考になれば幸いです。
それではまた、隔週火曜17時頃、「ダイニー飯店」でお会いしましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
ダイニーのデザイン組織について
採用情報
いいなと思ったら応援しよう!
ここまで読んでくれて本当にありがとうございます!