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【リニューアル】リップトリルが仲間になりたそうにこちらを見ている

どうもごんざです。

「リップトリル?…できないから指でやっちゃお」

これは、かつての私自身が、来る日も来る日も心の中で唱えていた“言い訳”です。音大時代、ボザの「森にて」を師匠のレッスンへ持っていった時も、「指と口、両方でかけるといいよ」という助言を免罪符に、結局は指の動きに頼ってごまかしていました。

ハイトーンやタンギングと違い、リップトリルは「これをすれば出来るようになる」という練習法があまり解明されていない、不思議な技術だと感じている方は少なくないでしょう。

告白:ある日「突然」できるようになった理由

告白するとぼく自身、ある日突然リップトリルができるようになりました。特別な練習をしていたわけでも、トリルのことばかり考えていたわけでもありません。

ただその時期、夢中で取り組んでいたことがありました。それは、吹き方そのものを根本から見直す、自分自身の奏法のOSを入れ替えるような作業でした。リップトリルは、その取り組みが生んだ「副産物」だったのです。

しかし、あなたに「吹き方を変えよう」などという、曖昧なことを言いたいわけではありません。 だからこそぼくは逆算して考え抜きました。

あの日、ぼくの身体で一体何が起こっていたのか。何が本質で、どういう順番で考え、取り組めば、誰もがあの感覚を再現できるのか。その思考のプロセスを、具体的な練習譜として言語化・体系化したものが、今回のレシピです。

リップトリル最大の誤解:「音を速く動かす」意識が、あなたを失速させる

いきなり結論を言います。
リップトリルがうまくいかない最大の原因は、「音を細かく、速く動かそう」と意識しすぎることにあります。

多くの奏者は音が細かくなるにつれて、息の量を増やしたりスピードを「上げよう」とします。その瞬間、身体は力み、息の供給は不安定になり、唇はスムーズに振動できなくなります。これが失速の正体です。

大切なのは、たった一つの物理法則に立ち返ること。 それは「テンポに合った息のスピードを、最初から最後まで変えないこと」。

まるで車のクルーズコントロールのように、息のスピードを一定に保つ。唇は、その安定した息の流れに乗って自然に振動するだけ。このレシピは、その絶対的な原則を、あなたの身体にインストールするための設計図です。

「設計図」で、感覚を科学する3ステップ

このレシピでは感覚的な練習を徹底的に排除し、誰でも実践可能な論理的なステップであなたを導きます。そのアプローチの一部をご紹介しましょう。

  • ステップ1:「基準スピード」のインストール
    まず練習の最初にタンギングを使って「そのテンポで吹き切るために必要な、たった一つの息のスピード」を身体に刻み込みます。この基準を全ての練習で維持することが、このメソッドの絶対的な原則です 。

  • ステップ2:「舌」を最強のガイドとして利用する
    いきなりスラーで音を行き来させるのではなく、まずタンギングを伴って音を変化させます 。これにより、スピードを維持したまま音を変える感覚を、舌に助けてもらいながら安全に養うことができます 。

  • ステップ3:「力む癖」を逆手にとる
    16分音符でつい息を速くしてしまう罠に陥ったら、「その速くなってしまった息のスピードのまま、8分音符を吹いてみる」という逆転の発想でアプローチします 。これにより力みから解放され、「息を吐きっぱなしで吹き切る」という最終目標に到達します 。

さあ、言い訳を自信に変えよう

リップトリルは、特別な才能ではありません。正しい物理法則を理解し、適切なステップを踏めば、誰でも習得可能な技術です。

もしあなたが、「自分にはできない」という長年の言い訳から解放され、論理的なステップで着実に技術を習得したいと願うなら。この設計図が、あなたの最高のガイドになることをお約束します。

この成功体験はリップトリルだけでなく、今後あなたが向き合うであろう様々な技術的な壁を乗り越えるための、大きな自信となるはずです。

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