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【プロローグ】“うちの子にもあるかも?”元・野犬によくある10の特徴

「うちの子は、元・野犬でした。」

――この言葉には、“特別な個性”と“深い愛情”がこもっています。

元・野犬の子たちは、ちょっとだけ、他のわんこたちとは違う反応を見せるのです。

知らない場所では動かない。
音にびくっとする。
家族以外の人にはなつかない。

でも、それは“問題行動”ではありません

それは、彼らがかつて「野生」で生き延びてきた証
慎重で、警戒心が強くて、自分の身を守る力に長けているからこそ、今、私たちのそばにいます。


私のうちには、元・野犬の姉弟「ラミ」と「まめ」がいます。
2匹は保護団体「ちびたまのしっぽの愛護会」から迎えた“元・野犬の子”。

見た目はふつうの犬。
でも、行動には「野犬だった記憶のかけら」が、今も生きています。

私は看護師として働きながら、保護犬を広める活動をライフワークにしています。
このシリーズでは、ラミとまめの行動から見えてきた「元・野犬の特徴」と、そこから感じた“犬たちの気持ち”を、10の物語にして綴っていきたいと思います。

“うちの子にもあるかも?”元・野犬によくある10の特徴

元・野犬の子には、こんな特徴が見られることがあります。

慎重で警戒心が強い
・・・特に初めての環境や音、人などに過敏に反応する。
○音に敏感
・・・工事音・物音・シャッター音に、びくっと驚くことがある。
○見慣れた場所を好む
・・・お散歩コースは、いつものルートじゃないと不安そう。
群れ意識が強い
・・・仲間(犬や家族)がそばにいると安心。ひとりだと不安が強まる。
○変化が苦手
・・・ルーティンを好み、予定外の出来事にはパニックになることも。
○アイコンタクトを避ける
・・・目をそらすのは、“敵意がないよ”という犬なりの優しい合図。
○逃げ足が速い・脱走しやすい
・・・驚いた瞬間のダッシュ力は本気の全力疾走!
○家族には深くなつく
・・・慎重だけど、信頼した相手とは強い絆を結べる。
○拘束が苦手
・・・抱っこやリードなど、“動けない状態”に不安を感じやすい。
○意思表示が控えめ
・・・吠えたり噛んだりせず、じっと動かないことで気持ちを伝えることも。

これらは“しつけができていない”からではなく、彼らが「そうやって命を守ってきた」という“生きる知恵”のあらわれなのです。


このシリーズを書くにあたって、こんな本や資料もヒントになりました。

・ピースワンコ・ジャパン「元野犬との暮らし方」
・Dog Shelter「保護犬を迎える前に」
・『犬の行動学』(アダムズ&ヴィンセント著/緑書房)
・『野犬だった君と』(高山なおみ著/ミシマ社)

でも、いちばんの先生は、ラミとまめ。
彼らとの日々の暮らしが、何よりも“確かな実例”になっています。
元・野犬の子たちの世界を、そっとのぞくように読んでもらえたらうれしいです。

このnoteでは、「元・野犬の子」に多く見られる10の行動を、ラミとまめのリアルな日常から、ひとつずつ物語にしてお届けします。

🐶シリーズでお届けする10の物語🐶
1.初めての外、動けなかった日

その慎重さは、野生で生き抜いた“生きる知恵”かもしれません。
2.いつもの道しか歩けない
それは、安心できる“縄張り”を大切にしているから。
3.お散歩の途中で帰りたがる
家は“安心基地”という、本能がそう感じているのです。
4.群れの中には静かなルールがある
野生の名残、“年功序列”もそのひとつ。
5.ひとりじゃ歩けないけれど、仲間がいれば進める
それが“群れ意識”という支え。

どれも、ラミとまめが教えてくれたことばかり
あなたのそばにいる子にも、「あ、わかるかも」が見つかりますように。


6月25日(金)から始まる、新シリーズをお楽しみに!!

保護犬を引き取ろうと思ったときには、ダンデライオン@保護犬広め隊の実体験が詰まっているこちらの本を、ぜひ参考にしてくださいね!

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