【Antigravity】AIに壊されても大丈夫!“復旧できる開発環境”の作り方
こんにちは!高橋です(*'▽')
Antigravityの記事を書きすぎて『この内容かいたっけ?』と最近しょっちゅうなっています…多分今回は大丈夫……なはず(笑)
AIエディタやAIエージェントを使い始めると、最初にぶつかる不安がありますよね。
「AIに勝手にファイルを書き換えられたらどうしよう」
「大事なコードが壊れたら戻せるの?」
「ターミナルで変なコマンドを実行されたら怖い」
これは、とても自然な感覚です。
Antigravityは、エディタ、ターミナル、ブラウザを横断して計画・実行・検証まで行える非常に強力な“エージェント型”開発環境です。
強力だからこそ、最初にやるべきことがあります。
それは、「AIが失敗しても、すぐ元に戻せる開発環境を作ること」です。
この記事では、Antigravityを使う前にやっておきたい「安全な作業環境の作り方」と「実践的なワークフロー」を、手順を省かず解説します。
安心してAIに作業を任せられるようになりましょう!
まず結論:AIに任せる前にかける“3つの保険”
Antigravityを安全に使うために、次の3つの保険をかけます。
いきなり本番プロジェクトをAIに丸投げするのは、初心者が高速道路で運転練習するようなものです。
作業用コピーを作る:本番環境は触らず、AI練習用のコピーフォルダを作る。
Gitでセーブポイントを作る:AIが触る前の状態を保存し、いつでもやり直せるようにする。
Antigravityを「レビュー重視」に設定する:自動実行を防ぎ、人間がブレーキを持っておく。
第1章:AIに触らせる“練習場”と“セーブポイント”を作る
まずは、AIが自由に暴れてもいい安全な砂場(サンドボックス)を作ります。
1. 作業用フォルダを作ってプロジェクトをコピーする
元のプロジェクトが my-project だとしたら、my-project-ai-copy のようなAI専用のコピーを作ります。
Macの場合
Bash
mkdir -p ~/agy-safe-lab
# プロジェクトをコピー(Downloadsにある場合)
cp -R ~/Downloads/my-project ~/agy-safe-lab/my-project-ai-copy
cd ~/agy-safe-lab/my-project-ai-copy
Windowsの場合(PowerShell)
PowerShell
mkdir "$HOME\agy-safe-lab"
# プロジェクトをコピー
Copy-Item -Path "$HOME\Downloads\my-project" -Destination "$HOME\agy-safe-lab\my-project-ai-copy" -Recurse
cd "$HOME\agy-safe-lab\my-project-ai-copy"
2. Gitで「初期状態」を保存する
Gitは「開発のセーブ機能」です。ボス戦の前にセーブするのと同じ感覚で、AIに任せる前の状態を保存します。
Bash
# Git管理を開始(未管理の場合)
git init
# 今の状態をセーブする
git add .
git commit -m "checkpoint: before AI work"
3. AI作業用の実験ブランチを作る
失敗したら丸ごと捨てられるように、AI専用の別ルート(ブランチ)を作ります。
Bash
# 新しいブランチを作って移動
git switch -c ai-test-001
これで準備完了です!
第2章:Antigravityの安全設定(ブレーキをかける)
プロジェクトを開く前に、Antigravityの設定(Cmd + , または Ctrl + ,)を見直します。最初は「AIが何かする前に、必ず人間に確認させる」設定がおすすめです。
Terminal Command Auto Execution: Request Review(コマンド実行前に確認させる)
Artifact Review Policy: Request Review(計画を出した段階で止める)
Browser Javascript Execution: Request Review または Disabled
Agent Non-Workspace File Access: オフ(関係ないファイルへのアクセスを禁止)
第3章:いきなり実装させない!「Planningモード」の活用
設定が終わったら、Antigravityで my-project-ai-copy を開きます。
初心者がやりがちな失敗は「このアプリをいい感じに修正して」と丸投げすることです。
まずはAntigravityのモードを Planning に設定し、「考える」と「実行する」を分けましょう。
最初の練習:READMEだけの安全な改善
最初はアプリを壊しにくい「READMEの修正」から始めるのがおすすめです。
【おすすめプロンプト】
README.md を初心者にも分かりやすく改善したいです。
ただし、まだ編集しないでください。 まず改善計画だけを出してください。条件:変更してよいファイルは README.md のみコード本体は変更しないファイルの削除・作成は禁止私が承認するまで編集しない。
計画を読み、問題がなければ「計画を確認しました。
README.md のみ編集してください」とGOサインを出します。
第4章:作業後の確認とコミット(セーブ)
AIがファイルを編集したら、すぐに「Review Changes」パネルで差分を確認します。さらに、ターミナルでも確認する癖をつけましょう。
Bash
# 変更されたファイルを確認
git status
# 具体的な変更箇所(差分)を確認
git diff
想定通りに変更されていれば、Gitにセーブします。
Bash
git add .
git commit -m "docs: improve README with AI assistance"
第5章:もしAIに壊されたら?(5つの復旧パターン)
ここが一番重要です。失敗しても、Gitを使えば簡単に元に戻せます。
まだコミットしていない変更を全部戻す
git restore .特定のファイルだけ戻す(例:READMEだけ戻す)
git restore README.mdAIが勝手に作った不要なファイルを消す
git clean -fdn # まず消える対象を確認(重要)
git clean -fd # 実際に削除コミットしたけど、やっぱり戻したい
git log --oneline # 戻したいコミットのID(例: a1b2c3d)を確認
git revert a1b2c3d # そのコミットを打ち消すAI用ブランチごと捨てる(作業が完全に失敗した時)
git switch main # メインに戻る
git branch -D ai-test-001 # 失敗したブランチを削除
git switch -c ai-test-002 # 新しく作り直すおまけ:コピペで使える!安全・最短ワークフロー
最後に、毎回使える最短フローとプロンプトのテンプレートです。
最短安全フロー
Bash
git status
git add .
git commit -m "checkpoint: before AI work"
git switch -c ai-test-001
実装前の計画プロンプトテンプレート
次の作業をしたいです。
【やりたいこと】:ここにやりたいことを書く
ただし、まだ実装しないでください。まず実装計画だけを出してください。 計画には以下を含めてください。変更するファイル / 変更しないファイル具体的な変更内容想定されるリスクと確認方法私が承認するまで、ファイルの編集やコマンド実行はしないでください。
作業後のセーブ
Bash
git status
git diff
git add .
git commit -m "checkpoint: after AI work"
まとめ:失敗しても戻せる環境があれば、AIは怖くない
AIに開発を手伝ってもらうとき、一番大切なのは「完璧な指示を書くこと」ではありません。
それ以上に大切なのは、「間違えても戻れる状態を作ってから始めること」です。
復旧できる環境があれば、AIに任せるのが怖くなくなります。怖くなくなれば試せることが増え、AIの使い方がどんどん上達していきます。
まずは安全なコピー環境での「README修正」から、Antigravityとのペアプログラミングを始めてみてください!
それでは今回はここまで(*'▽')ノシ
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