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50周年イヤーのスタートに寄せて

新年あけましておめでとうございます。

デザインスタジオ・エルは、今年で創業50周年を迎えます。1976年10月に産声を上げてから、半世紀。こうして節目の年を迎えられたのは、これまで関わってくださったお客さま、パートナーの皆さま、そして歴代・現役のメンバー一人ひとりのおかげです。心から感謝しています。

50周年というと、「お祝いの年」という印象が強いかもしれませんが、今のエルにとっての50周年は、単なる振り返りではありません。これからどう在りたいかを、ちゃんと考え、形にする一年。そんなスタートにしたいと思っています。このnoteでは、50周年イヤーのスタートに寄せて、いま考えていることを綴ってみます。

2026.1.5仕事始め 朝7:00の東の空

50周年イベントについて

昨年から「社内プロジェクト」ブログで少しずつ発信をしていますが、今年は50周年の記念イベント(オンラインは順次・オフラインは10月予定)を企画しています。メンバー全員が何らかの形で関わるプロジェクトとして、役割分担を決め、少しずつ動き出しました。

近々、50周年ロゴもお披露目できる予定です。

この企画は、誰か一人がつくるものではありません。「会社のイベント」でもあり、「みんなのプロジェクト」でもあります。


なぜ、50周年を企画するのか

ここで、社内向けに共有したメッセージの一部を紹介します。

デザインスタジオ・エルは、来年で創業50周年を迎えます。これまで支えてくださった皆さまとのご縁に感謝しながら、過去を振り返るだけでなく、いまのエルらしさをかたちにし、未来へとつなげる周年企画を進めていきたいと考えています。

50年分の歴史をただ並べたいわけではありません。むしろ大事にしたいのは、「いま、エルはどんな会社なのか」「何を大切にして仕事をしているのか」を、きちんと言葉とデザインで伝えることです。

それは、これからの仕事をやりやすくし、クライアントとの対話を深め、これまでお世話になった方やまだ出会っていない誰かとのご縁をつなぐ・つくるための、未来への準備でもあります。

もうひとつ、背景として共有しておきたいのが、AIを取り巻く環境の変化です。AIの進化によって、誰でも「それっぽいアウトプット」をつくれる時代になりました。だからこそ今、エルとしてはどこに価値を置き、何を強みにしていくのかを、あらためて言語化する必要があると感じています。

※なお、「意味づけ」「編集」という言葉を強めに出していますが、エルにおいて、実制作と、そこに至るまでの文脈整理・意味づけ・編集は、どちらかが主で、どちらかが従という関係ではありません。この二つは、常にセットであり、同じ重さで考えています。文脈編集とアウトプットがつながって、初めてエルの仕事になる。この考え方は、これからも変わりません。

50周年は、会社の過去を祝うためだけのものではなく、会社の未来に投資するみんなでつくるプロジェクトだと考えています。


企画の意図と目的

1. 社外への発信

エルの「らしさ」や考え方を、言葉とデザインで表現すること。新たなクライアントや、価値観の近い仲間との出会いを生み出す。

2. 社内の共通認識づくり

過去・現在・未来にわたる「エルらしさ」を言語化・視覚化し、日々の提案やブランディング案件の軸を、より強くしていく。制作の価値を、より長く・より強く守っていくための整理をする。

3. 既存顧客・パートナーとの関係強化

これまでの感謝を伝え、次のチャレンジにつながる関係性を育てていく。いっしょにできることがあれば共創したい(いくつか企画進行中)。

4. 採用・ファンの創出

エルの空気感や仕事への向き合い方に共感してくれる人と、自然につながっていける入り口をつくる。

どれも一朝一夕で結果が出るものではありません。でも、50周年という節目だからこそ、腰を据えて取り組む価値があると考えています。


50周年イヤーに、私がやるべきこと

昨年12月に、メンバー全員にアンケートへの協力をお願いしました。一人ひとりの言葉に目を通しながら、考えさせられることがとても多かったです。
「この会社が好き」
「仲間と働くことが楽しい」
そんな前向きな気持ちが、どの回答の根底にもありました。

同時に、
「このままでいいのだろうか」
「次の世代をどう育てていくか」
といった、未来に向けた不安や問いも、率直に書いてくれていました。

どちらもとても健全な声だと思っています。そして経営としても、いま本当に大切なタイミングに立っていると、あらためて感じました。

50周年をただの通過点で終わらせない。未来への起点にするために、今の自分に何ができるか。その答えは、意外とシンプルだと思っています。

一人ひとりの声に、ちゃんと耳を傾けること。そして、それを会社の形に反映していくこと。期待も、不安も、迷いも、すべて未来の材料です。

エルは、自分の意見や自分の好きを、遠慮なく言い合える文化が育ってきていると思います。昨年末のコピーライター・神保が書いたnoteを読んでいただけると、メンバーみんなが、それぞれ抱える期待も不安も包み隠さず、共有してくれていることがわかります。

ここ数年で、社会も、働き方も、価値観も大きく変わりました。これからのエルは、「会社がどうあるべきか」だけでなく、「一人ひとりがどう生きたいか、どう働きたいか」を軸に進化していく必要があると感じています。


これからの10年に向けて、大切にしたいこと

いままでもそうでしたが、これからも特に大切にしていきたいのは、次の3つです。

1. らしさを発揮できる環境をつくる

得意なことや興味を活かし、安心して挑戦できるチームであること。やりたいことを言葉にしやすく、動きやすい環境を整えていきます。

2. つくり手としての誇りを持ち続ける

デザインもコピーも、ただ形をつくる仕事ではありません。背景や文脈を読み取り、意味を編集し、それをつくり手の手で、きちんとかたちに変えていく仕事です。その原点を忘れず、「つくることの喜び」を大切にしていきます。

3. チームの力で価値を高める

仕事は一人では完結しません。互いに支え合い、補い合うことで、より良い成果が生まれる。信頼でつながる関係性を育てていきます。


50周年は、未来への起点

50周年は、ただのお祝いではありませんし、ゴールでもありません。不安や迷いも含めて共有しながら、エルらしい誠実さで次の10年を形にしていく。この節目を、みんなの力で「意味のあるお祭り」にしていきたい。そんな思いで、50周年イヤーのスタートを切ります。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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