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自社事例検索AI「さぐるくん」のプロトタイピング

はじまり

株式会社コンセントではたらく中で、自社のすべてのプロジェクトに関わることは難しいけれど、もっといろんなプロジェクトの知見やプロセスを知ることで、これからやろうとしているプロジェクトや今やっているプロジェクトに、もっと活かしていきたいと考えていました。

そんな中、「参考として過去のプロジェクト事例を調べる」という部分に、AIを用いることで、従来の検索よりもより文脈を踏まえた検索や、意外な類似点の発見など、本質的な提案をしてくれるのではないかと考えました。

さらに、AIを用いて過去の事例をつなげることで新たな価値や体験がうまれるのではないかと思い、プロトタイピングしてみることにしました。

株式会社コンセントの事例紹介ページのキャプチャ
今回、AIに学習させるために使った自社の公開事例

つくったもの

事例さぐるくんのキャプチャ
事例さぐるくんv1.0

ChatGPTを自分なりにカスタマイズできる「GPTs」という機能を活用することで、事前に与えた情報(=自社の公開事例)をもとにAIが回答してくれるというしくみのプロトタイプを作成しました。公開されている事例記事の情報を、一度すべて整理してまとめ、ChatGPTに学習させました。

対話形式で自由に質問することができ、例えばこんなことを聞くことができます。

  • 最新の事例を教えてください

  • ビジョン策定に役立ちそうな事例を根拠とともに教えてください

  • 企業やサービスのロゴを制作した事例について教えてください。また、コンセントの特徴と言える共通したアプローチはありますか?

育成ゲームとして仕立て、参加型で可能性を探索する

AI育成ゲームへの招待状
AI育成ゲームへの招待状

プロトタイプを使ってみると一定程度有効そうなことが分かり、くわえて2024年5月には、このGPTsを利用できる範囲が無料ユーザーにも広げられました。
そこで、社内のいろんなメンバーに試してもらうことで、実際にどんな場面で活躍するのか、プロンプトを含め、どのような使い方をすると良いか、体験をプロトタイピングしながら、社内で事例検索AI活用の知見を溜めてみることにしました。

また、効果を検証するために利用者募ってアンケートをとるという形ではなく、育成ゲームとして仕立てることでいろんなユーザーを巻き込みながら、活用可能性を探索することができました。

プロトタイピングからの発見

実際に体験できるものを用いることで、さまざまな試行が参加者の中で発生し、事例検索AIが提案する価値がさまざまな人や状況の観点から多角的に検証できたなと感じました。また、体験することで具体的な活用方法が想起でき、「自社サイトに活用できないか?」といった可能性を参加者が発見できるという効果もみられました。
引き続きAI活用の知見を溜めながら、この事例検索AIの機能を自社サイトなど他のシーンやタッチポイントに展開できないかプロトタイピングしたいと思いました。

育成ゲーム参加者からの反応(一部)

  • 自社サイトの事例検索UIとして実装したいくらい

  • こんな事例ありますか?って質問には、とりあえずこれで一次回答できそうなレベルに見える

  • 体制についても答えてくれました。プロジェクトプランニングするときの参考になりそう

  • どういう基準で選んだかもコメントくれるから、ぱっと事例の内容のイメージさえつけば、コメントをヒントに説明もしやすそう

(執筆:ショウジ)



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