エンジニアこそ企画力を持った方がいいと思った本
以前、Pythonの資格を取ったときに登録したメルマガから、無料セミナーの案内が届きました。
セミナー名は「Python実践試験/データ分析実践試験に合格して、企画に強くなって仕事力を強化するセミナー」。
ちょうど時間も空いていたので、「無料なら聞いてみるか」くらいの軽い気持ちで参加しました。ところが、聞いてみるとかなり自分ごとでした。
エンジニアは、技術を学ぶことには慣れています。新しい言語、フレームワーク、クラウド、AI。学ぶことはいくらでもあります。
ただ、それだけでは足りない場面が増えているとも感じます。
「この技術を使えます」だけではなく、「この技術で何を解決するのか」まで説明できるかどうか。
特にAIを使うことが当たり前になってきた今、このような企画力はAIを使う側こそ必要だと感じたため、『ITエンジニアのための企画力と企画書の教科書 改訂版』を読んでみました。
読んで一番よかったのは、企画をセンスやひらめきの話にしていないところです。
本の中では、「主張」「理由付け」「データによる証明」の3つで考える、という話が出てきます。
何をしたいのか。
それをやると、相手にどんなメリットがあるのか。
実現できる根拠は何か。
かなり地味ですが、仕事で話が通るときはだいたいこの形になっています。
逆に、話が通らないときは「やりたいこと」だけが先に出ていて、相手のメリットや根拠が弱い。
エンジニアはつい、「この技術を使いたい」「この設計の方がきれい」「このツールを入れたい」と考えがちです。
でも、企画を受ける側がまず知りたいのはそこではありません。それをすることで何が解決して、どのような効果があるのか。
それを説明して、ようやく提案になる。
この考え方は、仕事だけでなく個人開発やボドゲ会にも使えそうです。
個人開発なら、「この機能を作りたい」で終わらせず、誰が何に困っていて、何から作るべきかを考える。
ボドゲ会なら、どんな人に来てほしいのか、初心者向けなのか、重めのゲームを遊びたい人向けなのか、参加者にとって何が楽しいのかを考える。
今まで感覚でやっていたことを、もう少し言葉にできるようになるだけで、動き方は変わります。
