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なぜ私は“事業を背負う側”に回る決断をしたのか

――電通・Googleを経て、ブルーモに入社した理由


事業を伸ばす仕事をしてきたはずなのに、どこか“手触り”が残らない。
もっと本質に向き合いたいと思えば思うほど、できることとできないことが見えてくる。

ブルーモ証券では現在、事業開発の1人目を含むビジネスサイドの採用に取り組んでいます。
ただ、「事業開発」という職種は、最初から役割が明確に決まっていることのほうが少なく、候補者にとっては「結局、何を任されるのか」「自分は本当に貢献できるのか」といった不安がつきものです。
そこで今回は、職種こそ異なるものの、ビジネスサイド1人目の先行事例として、マーケティングマネージャーとして入社した大高千佳さんに話を聞きました。
テーマは、「どう覚悟を決め、どんな意思決定プロセスで入社に至ったのか」。
葛藤も含めたリアルを、そのままお届けします。

※本記事の内容は2025年12月公開時点のものです。


大高 千佳 | Marketing Manager
東京大学経済学部卒業。新卒で電通に入社し約4年在籍。マーケティングコミュニケーション戦略の立案を中心に、Webサイト制作やSNS運用など上流から実行までを経験。その後Googleで約8年間、広告営業として広告主の課題に伴走。ブルーモ証券では、会社・サービス認知の設計からパフォーマンス広告、CRM、広報PRまで、コミュニケーション全般を担う。

大手で“事業を伸ばす”仕事をしていた。なのに、どこか満たされなかった理由

Q. これまでのキャリアについて教えてください

大高
新卒で電通に入社し、4年ほど在籍しました。マーケティングコミュニケーション戦略の立案を軸に、ちょうど電通デジタルが立ち上がるタイミングで出向したこともあり、戦略を描くところから、Webサイト制作やSNS運用など、実際に世の中に届けるところまで一気通貫で関わっていました。

その後、Googleに転職し、約8年間、広告営業として広告主に伴走してきました。
コミュニケーション領域を中心に、広告主のデジタル活用を支援しながら、限られた手段の中でどう成果を最大化するかを考え続ける仕事でした。

大きな予算と影響力のある仕事に携わる一方で、事業そのものにどこまで踏み込めているのか、考えるようになった時期でもあります。


Q. 大手2社を経験する中で、仕事の進め方や役割について、どんな課題を感じるようになりましたか?

大高
電通やGoogleでも、クライアントの課題を理解し、最適な提案をしようと努めていました。

ただ、事業主側に立ってみて初めて、自分が見えていた範囲の限界に気づいたように思います。

Googleではプロダクトありきの営業で、組織も高度に分業されていました。
その分、自分自身が事業の意思決定にどこまで関われているのか、距離を感じる場面も少なくありませんでした。それを否定するつもりはありませんが、私は次第に、「もっと事業の中核に踏み込んで向き合いたい」という課題感を持つようになりました。

「子どもを預けてまで、私は何をしたいんだろう?」

Q. スタートアップを意識し始めたきっかけは?

大高
最初から「事業主側に行きたい」と強く思っていたわけではありません。

電通やGoogleで働く中で、大手企業が、多くの人の役割分担や高度な連携によって巨大な事業を動かしていることのすごさも身をもって感じていましたし、大企業だからこそできる経験や仕事があることも事実だと思います。

その一方で、キャリアを重ねる中で、「自分はどんな瞬間に一番価値を感じるのか」を考えるようになりました。

もうひとつ、大きなきっかけになったのが出産です。保育園に預けて復帰したとき、ふと立ち止まって考えたんです。
「子どもを預けてまで、私は何のために働きたいんだろう?」と。

そして行き着いたのが、自分の意思決定や行動が、そのまま会社の成長に影響していると実感できる環境で働きたい、という気持ちでした。

まだ世の中にない価値を生み出していく、その立ち上げの現場に当事者として立ち会いたい」そうした思いが次第に強くなり、スタートアップを現実的な選択肢として考えるようになりました。

“スタートアップ=カオス”だと思っていた私が、業務委託から入った理由

Q. ブルーモとの出会いと、最初に業務委託を選んだ理由を教えてください

大高
スタートアップに惹かれる一方で、その裏側には迷いもありました。

そんな中でブルーモを知ったきっかけが、リファラルです。ブルーモでCFOを務める大部さんのことは以前から知っていて、大学の先輩後輩というつながりもあり、共通の知人を介して話す機会がありました。

正直、スタートアップには「カオス」というイメージがありました。情報が整理されておらず、個々人の対応力でなんとか回している、という印象です。
「整った環境でしか仕事をしてこなかった自分が、果たして通用するのか」という不安もありました。

だからこそ、最初に業務委託という形を選びました。スタートアップの解像度が高くなかった自分にとって、「自分がどれくらい役に立てそうか」「実際の仕事内容はどんな感じか」を、まず確かめたかったんです。

Q. 業務委託期間でのギャップはありましたか?

大高
業務委託として関わる以上、「この会社がどこまで事業の中身を開示してくれるのか」は、正直かなり意識していました。

その中で、最も印象に残っているのが、情報開示のレベルです。

マーケティング施策を考えるために必要な、プロダクトの特徴や競合との差別化、中長期的な方向性まで、想像以上に丁寧にインプットしてもらいました。金融業界のバックグラウンドがない私でも理解できるよう、前提から丁寧に共有してもらえた点は、とても印象に残っています。

正直、「時給が発生しているのに、ここまで教えてもらっていいのかな」と思ったほどです。

「一歩引いた立場」ではなく、同じ船に乗りたいと思った瞬間

Q. 社員になる決め手は何だったのでしょう?

大高
ちょうど新サービス「ブルーモコア」のローンチという、会社にとって大事なタイミングでした。
業務委託として関わる中で、後半にいくにつれて自然とコミットメントも高くなっていき、一歩引いた立場で関わり続けるよりも、この人たちと同じ船に乗りたいと思うようになりました。

もちろん、不安がゼロになったわけではありません。
自分の能力がこの環境で本当に通用するのか、という迷いはありましたし、ブルーモはスピードだけでなく質も求められる場所です。

それでも最後に背中を押されたのが、大部さんの「人生かけてやってる」という言葉でした。仕事に、そこまで本気になれる人たちと一緒に働きたいと思ったんです。

入社してすぐは、何が正解かわからない状態でした。

仕事の進め方やスピード感も前職とは大きく異なり、戸惑うことも多かったです。また、取り組むべき仕事は、大きなものから小さなもの、緊急性の高いものまで本当に多岐にわたっていました。
どれもブルーモにとっては優先度の高い仕事で、その中で何から手を付けるべきかを見極めることに、最初は苦労しました。

2児の母として。それでも“やりたい”と思えた理由

Q. 育児との両立はいかがですか?

大高
同じ船に乗ると決めた以上、仕事だけでなく、家庭との向き合い方も含めて覚悟が問われると感じていました。 

正直、前職のほうが「こなしやすかった」です。 

ブルーモに来てからは、単純にやることが増えましたし、特にローンチ前はかなり忙しかったです。 それでも後悔はしていません。 

自分が向き合っている仕事が、どれも事業にとって必要なものだと実感できるからです。
誰かのための調整ではなく、事業を前に進めるための対話が中心なのも、ありがたいと感じています。

完成された組織ではない。だからこそ面白い

Q. 最後に、ビジネスサイドの候補者へメッセージをお願いします

大高
職種はマーケティングですが、「正解のない中で、何をやるべきかを定義する」という点では、事業開発1人目とも非常に近い立場だと思います。

ブルーモには、決まった「事業開発の型」があるわけではありません。
だからこそ、「会社を成長させるために、今いちばん必要なことは何か」をシンプルに考え、経営陣と対話しながら形にしていける環境だと思っています。

私自身も、最初から答えが見えていたわけではありません。
不安がある中で業務委託として関わり、自分なりに確かめていくうちに、自然と覚悟が定まっていったように思います。

もし今、迷っているとしたら、それはきっと、挑戦してみたい気持ちがあるということだと思います。
まずはカジュアルに話を聞いてみるなど、小さな一歩からでも、その行動自体にきっと意味はあるはずです。

編集後記(採用チームより)

ブルーモでは現在、事業開発1人目を含むビジネスサイドの採用を進めています。
本記事で紹介した大高の意思決定は、特別なものではありません。
正解のない中で悩みながらも、「今、事業にとって何が必要か」を考え続けられる方と、一緒に会社をつくっていきたいと考えています。

職種や役割が最初から明確に定義されていないことに、不安を感じる方もいると思います。
それでも、自ら問いを立て、経営陣と対話しながら形にしていく余白が、ブルーモにはあります。

記事を読んで少しでも共感いただけた方と、ぜひ率直にお話ししたいと考えています。

まずはお互いを知るところから、ぜひお話できれば嬉しいです。
状況やご志向によっては、参画の仕方について柔軟に相談させていただくことも可能です。

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(取材・文:HR 佐々木)


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