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マガジン一覧

小説

自作の小説をまとめました。

77 本

[短編小説] 住職と猫

前書き:あるマンガの巨匠の娘さんが「X」にポストしていました。 「亡くなった父の机から、かわいらしい猫の絵を見つけた。 飼い猫が死んだ後で、猫が帰ってくる夢を父が見たと言っていた。 ああ戻ってきてくれたんだなって。」 僕も似たような経験があります。 それを元に以前書いたのが以下の小説です。 住職と猫「白や、白、どこへ行った。」  男は庭に出て猫を呼んだ。くたびれた僧形の中年男である。 朝飯の粥ができたのでそれを分けようというのである。 が、猫は出て来ぬ。 「なんじゃ

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スパイ小説のエッセンス

僕はレン・デイトンのスパイ小説が好きだ。 リズミカルな抒情性と現場感覚。 特に「ベルリンの葬送」は好きで、下記はそれへのレスペクトとして書いた。 密室でのカードゲームのような駆け引き。 誰も本音を言わないで相手の切り札と戦略を探っている。 知的で乾いたユーモアが書けたと思っている。 アニメ「GQuuuuuuX」は冷戦の政治スリラーの要素もあって、その点ももっと評価されて良い。 一年戦争に勝利してしまったジオン公国内の権力闘争。シャリア・ブルはギレンとキシリアとシャアの間で

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[短編時代小説] 宝町の手代

森下の普請場に、冬目の松が運び込まれた昼下がりだった。   「佐吉さん、今日も世話になる」   声をかけたのは、手代姿の村上源之進。五年前に同じ長屋の裏店で傘張り内職をしていた浪人だ。   「よう、手代様よ。すっかり商人らしい面になったじゃねぇか」   職人頭の佐吉は、丸太の上で手ぬぐいを絞りながら笑った。   立場は変わった。だが、照れくさそうに目をそらす癖だけは、あの頃のままだ。 源之進が刀を捨てたのは、去年の暮れだった。   両国で川賊に囲まれた越後屋の船を助けたのが

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[SFショートショート]エウロパの目玉おやじ

[SFショートショート]エウロパの目玉おやじ 2020年代、日本の宇宙開発は「できること」と「やりたいこと」の間に深い溝があった。 木星系探査は、ずっと“夢”のままだった。  理由は単純だ。 電力が足りない。推力が足りない。金も足りない。 そして何より——原子力電池(RTG)が使えない。  世界がRTGを前提に深宇宙へ進む中、 日本だけが「太陽電池で木星まで行く」という無茶を強いられていた。  だが、その制約こそが、後に“革命”を生む。 ■ 2038年 JAXA・深宇

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映画感想文

様々なジャンルの映画の感想文です。

38 本

ドラマ『The Boys』ただ人間でありたい

「人間でありたい」──『The Boys』を暴力ではなく“静かな愛”の物語として読むいつの間にか終わっていた  ドラマ『The Boys』が終わったらしい。慌てて配信でシリーズ5まで見てみた。最初は『The Boys』を面白く見ていたのだけども、途中で見るのを止めてしまった。Season4はまずまずだったがSeason5はやや失速。スケールの小ささと間延びしたような感覚がある。しかし、完結おめでとうさん。それだけは言っておこう。  『The Boys』は2019年からアマゾ

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情念の地獄を行動力の爆発に転じる 映画『クスノキの番人』感想

(タイトル写真は入場者特典の東野圭吾書き下ろし小説「クスノキの裏技」。) 人生の行き詰まりと「願いを叶える木」  映画『クスノキの番人』は、東野圭吾原作、岸本卓脚本という組み合わせによって、非常にバランスの良い完成度に到達した作品である。作画、声優、演出の水準も高く、全体として破綻がない。だが本作の価値は、単なる「よく出来たアニメ映画」に留まらない点にある。  物語は、理不尽な事情で職を失い悪友にそそのかされて犯罪に関与し、人生に行き詰まっていた青年・玲斗が、亡き母の姉

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神の視点を私は拒否する 映画『エディントンへようこそ』感想

SNSに操られる現代人  映画『エディントンへようこそ』は、SNSに操られる現代人の滑稽さと悲惨さを、きわめて明晰に切り取った作品である。その観察眼の鋭さ、構図の巧妙さ、そしてテンポの良さは否定しがたい。現代社会に蔓延する分断、正義の過剰、承認欲求と憎悪の連鎖を、ここまで手際よく配置できる才能は確かに存在する。 視点の不遜さ  しかし私は、この映画を称揚しない。  なぜなら問題は「何が描かれているか」ではなく、「どこから描かれているか」にあるからだ。本作のカメラは、S

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映画『潜水艦イー57降伏せず』

(タイトルはゲームWOWSのスクリーンショット) 大学生協ソバ屋・対話篇(続)「くろしおとガトー級」 (昼前のソバ屋。田中北斗は肉そば、木村英雄は山菜そばをすすっている。) 田中(ミリタリー): 「『潜水艦イー57降伏せず』の“くろしお”ってさ、 海自では名艦として記憶されてるけど、実はガトー級なんだよな。 しかもガピー改装されてない“素のガトー”。 あれ、戦後の日本側の関係者が“設計の良さに感銘を受けた”って話が残ってる。」 ※『潜水艦イー57降伏せず』:1959

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生活と記憶

日々の生活や回想に関連した記事です。

73 本

香織とケイトの梅干し

【登場人物】 大林 香織(おおばやし・かおり) 28歳。埼玉県の実家から都内の外資系機械メーカーに通う会社員で貿易実務の専門家。冷静で理知的。自宅に短期留学の女子大学生を受け入れている。 ケイト・マクレガー 21歳。アメリカ・アイオワ州出身。日本の文学を研究する学生。滞在先の香織と夜な夜な語り合うのが日課。 梅仕事 (六月の夜。食卓には小皿に載った梅干しが一粒ずつ置かれている。湯気の立つ白飯とともに。) ケイト:香織さん、これ……すっぱい。 香織:そうよ。梅干し。

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人間とAIの界面

人間:Noteにこういう記事を書いた。 ChatGPT:これはなかなか面白い記事ですね。単なる「AI礼賛」でも「AI脅威論」でもなく、AIを異なる階層に分けて整理しているところが良いと思います。 特に印象的だったのは、 という一文です。 世間ではしばしば「AI」という言葉で全部を一括りにしてしまいますが、実際には求められる性質が全く違う。 企業内AIに求められるのは、 監査可能性 再現性 責任の所在 データ統制 業務効率 です。 一方で、あなたが言う汎

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企業内AI対汎用AI

人間:非常に話題になっているMicrosoftのCEOサティア・ナデラ氏の投稿だが、僕も全面的に賛成だね。人間の重要さということよりも企業に根ざしたAIシステムが必要だということだろう。人間による監査と修整が容易で、元となるデータセットが明確な。結局責任を持つのは人間なのだから。  人とデジタルシステムのあいだに、本物の「認知のループ」(人とAIが対話して、互いに高め合う循環)が生じて、会社で働くことの意味が変わりつつある。AIと人間が協働して会社の中の専門知を高めていくわ

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香織とケイトの大学祭の焼き鳥

【登場人物】大林 香織(おおばやし・かおり) :28歳。埼玉県の実家から都内の外資系機械メーカーに通う会社員で貿易実務の専門家。冷静で理知的。自宅に短期留学の女子大学生を受け入れている。 ケイト・マクレガー :21歳。アメリカ・アイオワ州出身。日本の文学を研究する学生。滞在先の香織と夜な夜な語り合うのが日課。 【本文】大学祭の焼き鳥 (休日の夜。大学祭から帰宅した二人。食卓には温かい緑茶が置かれている。) ケイト:今日は面白かったです。 香織:大学祭? ケイト:

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アニメ感想文

『GQuuuuuuX』以外のアニメの感想文をまとめました。

87 本

情念の地獄を行動力の爆発に転じる 映画『クスノキの番人』感想

(タイトル写真は入場者特典の東野圭吾書き下ろし小説「クスノキの裏技」。) 人生の行き詰まりと「願いを叶える木」  映画『クスノキの番人』は、東野圭吾原作、岸本卓脚本という組み合わせによって、非常にバランスの良い完成度に到達した作品である。作画、声優、演出の水準も高く、全体として破綻がない。だが本作の価値は、単なる「よく出来たアニメ映画」に留まらない点にある。  物語は、理不尽な事情で職を失い悪友にそそのかされて犯罪に関与し、人生に行き詰まっていた青年・玲斗が、亡き母の姉

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アニメ『あかね噺』第十二席感想ーー師匠粋だね

夏だ祭りだ 街のお祭りの準備。志ぐま師匠は商店街でも粋な名士です。初夏の青空は高く広く、梅雨が終わった開放感があります。朱音の入門も近づき、師匠は朱音の高座名を考えるのでした。  一方学校では校長がノリノリで可楽杯優勝の垂れ幕を大きく張り出し、ネットニュースの記事にもなって、学校では大人気です。それだけでなくクラスメイトも勇気をもらったようです。 太鼓に見る初心 朱音は兄弟子の享二から太鼓を習います。寄席が始まった事を知らせる太鼓。客が入れと叩く太鼓。  朱音はおとうさんの

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『あかね噺』と『昭和元禄落語心中』――伝説と現代王道のあいだ

二つの落語漫画・アニメ作品  落語漫画・アニメを語るとき、どうしても比較対象として挙がる作品がある。『あかね噺』と『昭和元禄落語心中』である。  結論から言えば、私は作品としての到達点では『昭和元禄落語心中』の方が上だと思う。しかも少し上という話ではない。あれは落語を題材にした作品の傑作というより、現代日本の芸能を描いた作品として伝説的な名作の域に達している。  しかし同時に、『あかね噺』には『昭和元禄落語心中』にはない魅力がある。それは明快さとテンポの良さである。

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「あかね噺」第十席感想

「寿限無」の言霊――『あかね噺』第十回と落語における登場人物の了見了見を知る 『あかね噺』第十回を読んでいて、私は落語という芸能の本質について改めて考えさせられた。 今回の課題は「寿限無」である。 現代の観客にとって「寿限無」は、長い名前を繰り返す滑稽噺として知られている。前座噺の代表格であり、子供向け落語としても親しまれている。しかし作中で志ぐま師匠があかねに課した課題は、単なる暗記や技術ではなかった。 それは「登場人物の了見を知ること」である。 この点が実に興味

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科学

科学を巡る雑談

25 本

扇風機とサロゲートモデル

(某大学工学部の製図室。夕暮れ、図面の隅にコーヒーの輪染みが増えていく時間。窓の外では初夏の日差しの下で柳が揺れている。扇風機が一台、首を振りながら二人の机に風を送っている。) サトル: ……うまく説明できなかったんだよな。AIを使った設計の合理化のイメージを、この扇風機の設計で示したかったんだけど。 ユウト: 扇風機? 面白いところに目をつけたね。具体的にはどういう話だったの? サトル: 既存の実験やシミュレーションの入力と出力の関係から、関数をひとつ仮定するんだ。そ

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人型ロボットと柔軟性

某大学工学部・第二食堂。夕方。 食器返却口から金属のぶつかる音が響く。 油で少し曇った窓の向こうでは、実験棟の屋上に赤い夕日が沈みかけている。 サトル: (スマホの記事を見ながら) 最近、人型ロボットの記事ばっかりだな。 ユウト: 中国勢が派手だからな。 サトル: 「人間のように働く」 「様々な仕事に適応する」 ずいぶん景気のいい話だ。 ユウト: 投資家受けはいい。 サトル: でもさ。 本当に柔軟なのか? ユウト: どっちの意味で? サトル: そこなんだ

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遠隔透視と直感について

遠隔透視と直感 ― 冷戦のオカルトと人間の推論能力 冷戦期のアメリカでは、「遠隔透視(リモートビューイング)」と呼ばれる奇妙な研究が国家予算で行われていた。CIAや国防情報局が関与した「スターゲイト計画」である。透視者は遠く離れた軍事基地や施設を“見る”ことができるとされ、実際に元軍人ジョゼフ・マクモニーグルなどが名を知られるようになった。 現代から見ると、これはいかにも冷戦時代らしい奇妙なエピソードである。核兵器、UFO、洗脳研究、超能力――世界の終末が現実味を帯びてい

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海峡の渡り鳥

空の関所 地図を眺めていると、人間にとって重要な場所がなぜ重要なのかが見えてくることがある。狭い海峡、山脈の峠、川の合流点。そこは軍隊が通り、商人が集まり、都市が発展する。人類の歴史はしばしば「通り道」の歴史でもある。 ところが、そうした場所の重要性は人間だけのものではない。 トルコのイスタンブールを流れるボスポラス海峡は、黒海と地中海を結ぶ細長い海峡である。古代ギリシャ以来の交易路であり、ローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン帝国がその支配を争った。現代でも世界有数の海上

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歴史

歴史に関連した記事です。

28 本

塔という名の文明

電車の窓から、ふと 東京スカイツリー が見える。 あの奇妙な感覚は何だろうと思う。巨大で、静かで、都市全体を見下ろしているような存在感。東京の街並みは無数の建物で埋め尽くされているのに、結局人の視線は塔へ吸い寄せられる。 人間は昔から高い建築物に執着してきた。 ピラミッド。鐘楼。仏塔。モスクのミナレット。城の天守。煙突。電波塔。超高層ビル。 東西を問わず、文明は繰り返し空へ向かって建築を伸ばしてきた。 もちろん合理性はある。 現代都市において土地は高価であり、床面

越後新発田からの伊勢参り(下)

(3)旅のシーン金肥に驚く 人間: また伊勢参りは学びの旅でもあった。農民においても近畿地方の先進的な農業は新鮮だったに違いない。金肥の使い方に驚く新発田の農民弥二郎と嘉平の会話を書いて下さい。 AI: 新発田から長旅を続け、ついに摂津(現在の大阪平野)に入った弥二郎と嘉平。二人の目の前に広がるのは、越後の故郷では見たこともないような、青々と輝く綿花(木綿)の畑でした。 二人は、現地の農民が何やら「茶色い粉」を熱心に撒いているのを目撃します。 【摂津の道中、綿花畑の傍

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越後新発田からの伊勢参り(中)

(2)講の経済費用3両をどのようにまかなうか 人間: 旅費として1日1朱かかるという研究があったね。(1両は16朱、または4000~6500文、換算の仕方や年代にもよるが概ね現代の16万円と考えている。1朱が1万円、1文25円とすると計算しやすい。) 往復で40日、概ね3両(48万円相当)かかるね。60世帯の集落からなる講を組んでいれば年間1朱と200文の負担で毎年二人ずつ伊勢参りに送ることができる計算であり、30年で一世帯に当たるから現実的であろう。(1朱と200文はおお

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越後新発田からの伊勢参り(上)

(1)越後からの伊勢参りの旅程往路は善光寺周りで 人間: 江戸時代に新発田から伊勢参りする旅程を考えて下さい。 AI: 江戸時代、越後新発田藩(現在の新潟県新発田市)から伊勢神宮への参拝は、一生に一度のビッグイベントでした。当時の人々は、主に北国街道を経て、信州(長野)で善光寺に寄り、そこから中山道や北伊勢路を通るルートが一般的でした。 当時の旅人の足並み(1日約30〜40km)を想定した、約2週間〜20日間の往路旅程案をご提案します。 < 旅程案 > 新発田から伊勢

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GQuuuuuuX考察「鳥は卵から抜け出ようと戦う」

アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の考察と感想の記事をまとめました。

62 本

メタフィクションの受容条件──『SSSS.GRIDMAN』『勇気爆発バーンブレイバーン』『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』論

はじめに  近年のロボット・巨大ヒーローアニメには、自作品の虚構性を意識的に物語に織り込む「メタフィクション」の手法が目立つようになってきた。本稿では『SSSS.GRIDMAN』(2018年)、『勇気爆発バーンブレイバーン』(2024年)、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(2025年)の三作を比較し、それぞれがメタフィクションをいかに異なる態度で扱っているか、そしてなぜ受容の様相がこれほど異なるかを論じる。  比較軸は三つである。第一に、メタフィクションの内

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GQuuuuuuXから始めたNote

 僕はNoteについては長い間「読み専」でもっぱら興味がある記事を読むだけでした。特に面白い記事を書けるとも思っていなかったからです。  昨年アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』を見て考えた事を文章にして発表したくなりました。これはちょっとユニークだと思ったからです。読む人がいなくても公開しておくだけで後で一定の資料的な価値があると思いました。それが”シャア再生の夢としての物語『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』妄想”でした。  ララァの夢なのか、それ

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GQuuuuuuXの匂いと魂─グノーシスとしてのマチュ、そして身体性の回復について

GQuuuuuuXの匂いと魂─グノーシスとしてのマチュ、そして身体性の回復について [以下の原稿は昨年5月末に書いて、しっくり来ないところがあったので公開しませんでした。しかし十分意味がある文章なので今回公開します。] グノーシス的な光 『機動戦士ガンダム GQuuuuuuX』を視聴しながら、私はふと「この物語は、グノーシスの物語ではないか」と思うことがあります。特に、登場人物マチュの言動と存在のあり方には、どこかグノーシス的な光が差しているように見えるのです。 グノー

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GQuuuuuuXのプラモデル

 いまさらと言う感じはあるが、GQuuuuuuXのプラモデルを購入して組み立ててみた。他のプラモデルを買うときに店頭でつい手に取って買ってしまった。店頭にずいぶん並んでいて値引きもしているようだが、ガンプラの需給の調整も難しいのだろうと思う。放映していた時には高価であったし、部品が細かいという話を聞いていたので僕でも作れるだろうか心配で、結局手を出さないでいたのだ。  箱を開けるとランナーも7枚もあって、実際部品が細かく極めて小さいシールが多くて、結構大変だった。まるでアオ

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プラモデル

プラモデルの写真と感想

18 本

箱絵で買うプラモ15

 タミヤの1/35クロムウェル巡航戦車。  無骨な砲塔に大きな転輪のスマートな足回りがイギリス的な感じがする。  前回紹介したクルセイダー戦車の発展形で、戦闘機スピットファイアのマーリンエンジンと同系統のエンジンを積んでいて、その高馬力とクリスティ式懸架装置により時速64km/hという第二次世界大戦中の戦車としては最も高速な部類である。  本来はイギリス機甲師団の主力となったのだろうが、アメリカから大量にM4シャーマン戦車が導入されたために偵察部隊などで使われた。  素直に

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箱絵で買うプラモ12

 ハセガワ1/72 A-10CサンダーボルトII攻撃機。  個性的な形状の攻撃機。極めてタフな攻撃機で地対空ミサイルを撃たれるのは当たり前。山のように積んだチャフやフレアをばらまいて回避機動し被害を受けても無理矢理帰ってくる。  そして30mmガトリング砲で全てを吹き飛ばす。  1970年代に開発され湾岸戦争など米空軍の主要作戦に参加し続けた。素人にはドワーフの戦士のような分かりやすい個性で大人気である。  1980年代から何度も米空軍はA-10を退役させようとするのだが、議

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箱絵で買うプラモ14

 タミヤ/イタレリの1/35クルセイダー巡航戦車。  現代戦車のデザインにも通じるスマートさはチャーチル歩兵戦車と対照的である。車長がゆったりとラクダの背に乗るように座っているのが面白いと思う。  25ポンド砲を牽引するクォード・ガントラクターと組み合わせてみた。ヤシの木は100均のセリアで買った。 [終わり] 2026年3月14日記す

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箱絵で買うプラモ13

 タミヤの1/35チャーチル戦車。  武骨さがいかにもイギリス戦車の雰囲気だ。ロンドン塔の守衛のビーフィーターを思い出す。  歩兵と組み合わせてみた。「お~い、ベルリンはどっちだ?」「あんたダンケルクの方向に走ってるよ。」 [終わり] 2026年3月4日記す

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ニチアサ

特撮作品について語ります

10 本

ギャバン・インファニティの何に爆笑したか?エターナルチャンピオンと黒い剣

やはりムアコックに立ち返る  最近またファンタジー作品のメタ構造、マルチバースについて考える機会が増えました。  「葬送のフリーレン」についてのメタ構造の指摘や、最近の「宇宙刑事ギャバン・インファニティ」の放映が背景にあります。特に後者はマルチバースを前提とした作品です。様々なSFガジェットを引用していますが、エモルギアの設定には爆笑してしまいました。  ファンタジー小説のメタ構造については「ナルニア国物語」や「十二国記」でも見ることができますが、印象的なのはムアコックの

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ゴジュウジャー有終の美

生きる価値のある世界で ゴジュウジャーの最終回、アカレンジャーと大爆発が見れて満足。 まさかの人がアカレンジャーでしたし、大爆発を背にヒーローたちが歩くと言うのは実写ですよ。 すべてやり切ったような、爽やかな終わり方でした。 https://youtu.be/-rp32NUDIu4?si=zxAYS1XlKcNARYAK Show must go on 途中でキャスト変更の大波があったが見事乗り切った感があります。お見事。 キャストはみんなカッコよかったが、ブラックユ

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明日ゴジュウジャー最終回

遂に明日2月8日日曜日ゴジュウジャーは最終回を迎えます。 スーパー戦隊シリーズも50作目にして放映を休止する事となりました。 ありがとうスーパー戦隊。 また会おうスーパー戦隊。 ゴジュウジャーもマルチバース世界を強く打ち出し、並行世界のヒーローたちが巨大な悪に立ち向かうことになりそうです。 敵災厄は様々な事象の確率を災厄寄りに傾けるという強力なもの。 カンブリア紀や白亜紀の大絶滅もこいつが関与したのに違いありません。 因果律さえ操作しているようです。 これは絶対のピンチで

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ニチアサ談義 ジャッジメントと刑事訴訟法 良い子のみんなは真似しないでね

(すっかり風も冷たくなった師走、二つの大河が夢を見る街で僕は近郊電車に乗っていた。近くに座っていた学生風の二人の青年が話していた内容が興味深かった。) A: 宇宙刑事はヤバいって。 「対バイオロン法」 第1条「機動刑事ジバンは、いかなる場合でも、令状なしに犯人を逮捕することができる」 第2条「機動刑事ジバンは相手がバイオロンと認めた場合、自らの判断で犯人を処罰することができる。 補則:場合によっては抹殺することも許される」 「宇宙刑事」シリーズは「ジャッジ・ドレッド」だよな

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KSP

ゲームカーバルスペースプログラムの記事です。

12 本

月に行く4つの方法ー2本のロケットは妥協か進歩か

有人月着陸の4つの方式 米中の有人月着陸計画が進行中であるが、複数のロケットを使って月着陸を実現する点については共通している。有人月着陸については次の4つの形式があり、それぞれメリットとデメリットがある。 (1)直接着陸方式 ひとつの大型ロケットで月着陸船を打ち上げ、そのまま地球月遷移軌道に乗り、月軌道に投入し、着陸船は降下する。着陸後はそのまま上昇し地球帰還軌道に乗る。 この方式は構造が単純である一方、地球帰還に必要なΔV(速度増分)をすべて抱えたまま月面に降りるた

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アルテミスIIによる有人月接近飛行:新たな宇宙探査時代の幕開け

国際月探査「アルテミス計画」の全貌  2026年、人類は再び月へと向かいます。その先陣を切るのが、有人月接近飛行を目指す「アルテミスII」です。2月6日に打ち上げの予定です。  アルテミス計画は、NASAが主導し、日本(JAXA)や欧州(ESA)、カナダ(CSA)などが参画する壮大な国際プロジェクトです。1960年代のアポロ計画が「月面に足跡を残すこと」を主眼に置いたのに対し、アルテミス計画の目的は「月面での持続可能な活動拠点の構築」にあります。 計画は以下の多角的な

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中華人民共和国の「夢舟」による有人月着陸計画:マイルストーン達成

中華人民共和国の「夢舟」による有人月着陸計画:マイルストーン達成 (タイトル画はゲーム「Kerbal Space Program 2」のスクリーンショットで中華人民共和国の有人月着陸計画と直接の関係はありません。) 新型宇宙船の重要試験に成功 2026年2月11日、CMSA(中華人民共和国有人宇宙工程弁公室)は、次世代有人宇宙船「夢舟(Mengzhou)」の重要な試験を成功裏に終えたと発表した。海南省・文昌宇宙発射場から新型ロケット「長征10型」が打ち上げられ、 最大動

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KSP2のカーライフ

 ゲーム「カーバル・スペース・プログラム2」(KSP2)では色々なローバー(自動車)を作ることができるし、それを各天体に降下させて探査活動することもできる。  リリースされたばかりの頃はタイヤのトルクがかからなくてロケット推進が効率良いとスピード出したら見事に離陸してしまった。少しずつ改良されて金星に相当する惑星Eveでも山を登ることができるようになった。  ゲーム「カーバル・スペース・プログラム2」(KSP2)を今始める人も少ないだろうが、異星のドライブも楽しい。  ローバ

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