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アルミ合金材生産5割増、住友電工が新工場

アルミ合金材生産5割増、住友電工が新工場

生産能力を拡大するアルミワイヤロッド

住友電気工業は24日、アルミニウム送配電線や産業用アルミ合金の材料となるアルミワイヤロッドの生産能力を現状比約5割増やすと発表した。子会社の富山住友電工(富山県射水市)で約145億円を投じて同高岡市内に新工場を建設し、生産設備を導入する。2030年3月に全面稼働する予定。堅調な架空送電線の更新需要や、自動車の軽量化ニーズを背景とした高品質のアルミワイヤロッドの需要増に対応する。

住友電工グループでは、タイ子会社と合わせて月約4000トンのアルミワイヤロッドの生産が可能になる。

導入する設備では新たな溶解炉に熱効率の高いバーナーを採用する。原料に占めるアルミスクラップの使用割合を高め、二酸化炭素(CO2)排出量を削減した低炭素アルミワイヤロッドの供給を拡大する。自動車部品用途の太径アルミ合金ワイヤロッドの供給能力も増やし、拡大が見込まれる自動車用アルミワイヤハーネス(組み電線)にも対応する。

日刊工業新聞 2026年3月25日

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