「鏡から目を逸らしたくなった50代へ。見た目は『戦略』で変えられる」
はじめに
鏡を見て、少しだけ目を逸らしたことはありませんか。
「あれ、こんな顔だったっけ…」と思いながら、そのまま何もせずに外に出てしまう。
そして、なんとなく若い人と話すのが億劫になる。
これ、50代を過ぎてから一気に増える感覚です。
今回は、もうすぐ還暦を迎える僕が、久しぶりに白髪を染めて気づいた、
「見た目を整えることは、自己満足ではなく戦略だった」という生々しいお話をします。
なぜ今さら、白髪を染めたのか
最近、だいぶ白髪が増えてきたなと気になっていました。
30代の頃は少し染めていた時期もあったのですが、結婚してからはすっかりやめていたんですね。
でも昨日、思い切って行きつけの美容師さんにお願いをして、本当にひさしぶりに白髪を真っ黒に染めてもらいました。
シロ君:「ネコケンさん、ずっと自然体だったのに、急に髪を真っ黒にしてどうしたのです? アラ還にもなって、今さら若作りなのですか?」
いやいや、若作りがしたいわけじゃないんだ。
結論から言うと、これからの仕事と生活に向けた自分なりの「戦略」なんだよ。
「変なおじさん」になる恐怖は、現実です
人間、どうしても第一印象は見た目で判断される部分があります。「そんなことない」なんて綺麗事は言いません。
僕は30年間、保健師として仕事をしてきました。
今後も、母子の相談などを受ける機会があります。
その時、もし相手から見て「世代がまったく違う、髪の白い変なおじさんが来たぞ」と思われたらどうなるか。
みけにゃん:「『なんだこの人、話通じなそうニャ…』って、いきなり心のシャッターを下ろされちゃうかもしれないニャ。」
そうなんだよ。
そもそも女性じゃないというだけで第一の抵抗感があるのに、見た目の年齢差でさらに壁を作られるのは、援助をする上で致命的になりかねない。
もちろん助産師さんと組むなどの工夫はするけれど、相手に余計な警戒心を抱かせるのは避けたいんです。
だから、戦略的に髪を黒くしました。
僕は昔から実年齢より幼く見られることが多くて、損をしたこともあったけれど、髪を黒くすることで「子育て世代とまあまあ近いかも?」と錯覚してもらえるなら、コミュニケーションのハードルがグッと下がる。
これは、保健師として生きていくための「リアルな生存戦略」なんです。
鏡の中の自分にガッカリしないための最低ライン
仕事のためというのもありますが、私生活でも「染めてよかったな」と心底ホッとする瞬間がありました。
髪を黒く染めた翌日、鏡を見たときです。
当たり前なんだけど、頭の上が白くなりかけていると、顔の印象がぼやけて目立たなくなる。
でも黒くなったことで、顔の輪郭がはっきりして、明らかに顔が明るく見えたんです。「あ、なんかいいな」と素直に思えました。
シロ君:「ネコケンさんは、決してお洒落なタイプではないのです。でも、皮膚科で定期的に『老人性のイボ』を取ったりと、妙なところでお手入れをしているのです。」
そうそう。
10年くらい前に目尻に老人性のイボができて、お医者さんに「80歳になったらこれくらい大きくなりますよ」って言われてゾッとしてね。
それ以来、2〜3年に1回は取るようにしています。
これは「モテたい」とか「お洒落になりたい」という話じゃありません。
鏡を見たときに、「うわぁ、老けたな…」と自分自身に萎えないための、最低ラインの防衛線なんです。
93歳の父が守っている、たった一つの習慣
高齢者の集まりに行くと、身なりが少しおかしくなってしまっている男性を見かけることがあります。
病気のせいもあるかもしれませんが、そうならないためには「自分を客観視する力(メタ認知)」が絶対に必要です。
僕がよく文句を言っている93歳の父ですが、老人ホームに入っても1ヶ月半に1回はきちんと散髪をしています。
みけにゃん:「『いかにもむさ苦しい状態になるのは嫌だ』って、お父さん自分で言ってるニャ。あの年齢でその意識はすごいニャ!」
本当にそう思う。あそこは素直に見習うべき反面教師というか、僕が将来「ああはなりたくない」「こうでありたい」と考えるための強力な羅針盤になっています。
「ありのまま」は、ときに思考停止になる
元々落ち着いていて年を食って見える人は、そのまま「ダンディなロマンスグレー」になれるかもしれません。
でも、僕みたいに徐々に老けていくタイプは、それに合わせて何もしないでいると、見た目と一緒に「自分の心」までどんどん萎えていってしまう。
「ありのままの自分でいい」という言葉は優しく聞こえますが、50代・60代にとっては、時にただの「思考停止」や「諦め」になってしまいます。
営業マンがプチ整形をする時代です。
周りとのギャップを少し下げて、社会との摩擦を減らすこと。
そして何より、明日の自分が少しでもご機嫌でいられるように、自分自身をコントロールすること。
そのための小さな「戦略的ルッキズム」は、結果としてあなたの心に「30%の余白」をもたらしてくれるはずです。
【あとがき】
もし、「年齢と見た目の付き合い方」や、「どうすれば鏡の前の自分にガッカリせずに済むか」で悩んでいる方がいたら、ぜひこのnoteをフォローしておいてください。
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これからも、僕自身の生々しい体験をもとに、書いていくつもりです。
一緒に、無理なく自分を整える方法を考えていきましょう。
では今日も、ほどよくご機嫌にお過ごしくださいね。
ネコケン
著者プロフィール
ネコケン|人生に30%の余白を作るデザイナー
30年の保健師キャリアを経て、2026年に還暦を迎える現役リーダー。完璧主義の疲弊を乗り越え「AI×最新技術」で自分らしい第2の人生をデザイン中。ワクワク担当の「みけにゃん」と、哲学担当の「シロ君」と共に、心と生活を軽やかにするヒントを届けます。#50代 #ライフシフト


「ありのまま」という言葉を時に「思考停止や諦め」と捉え、自分自身に萎えないための最低ラインの防衛線を引くというお話が、非常に深く腑に落ちました。年齢を重ねるほど、外側の条件を整えて自分を客観視する力が、内面の健やかさや社会とのつながりを保つために必要不可欠になります。お父様の散髪のエピソードも含め、無理な若作りではなく、明日の自分が少しでも心地よくいるための自律的な戦略を持つことの尊さと、生き方をしなやかに保つ本質を教えていただきました。
岡さん、読んでくださりありがとうございます!
引き続き良い記事を書いていきたいと思います🐱