ちゃんとやってきたのに苦しい人が最初に捨てるべきもの
はじめに
「今まで通りにやっているのに、なぜかうまくいかない。なんだか息苦しい」
毎日の中で、そんな違和感を抱えていませんか?
実はその違和感、かなり危険なサインかもしれません。
なぜなら、私たちが信じて、生活の土台にしてきた「昭和・平成の正解」が、すでにこの社会では通用しなくなっている可能性があるからです。
かつて当たり前だったことが、令和では「リスク」や「間違い」になる時代。
この記事では、過去の正解を手放して、これからの激変する時代を身軽に生きるための「アンラーニング(学習棄却)」のリアルな考え方をお伝えします。
過去の成功体験を握りしめて疲れてしまったあなたの心を、少しだけ軽くするヒントになれば嬉しいです。
「昔は普通だった」が、今は通用しない理由
みけにゃん:「アンラーニングって、また新しいことを無理やり覚えなきゃいけないのにゃ? もうお腹いっぱいにゃ〜!」
シロ君:「違うのです。新しい技術を学ぶ『リスキリング』とは違って、今の生活の土台になっている古い習慣や価値観を『脱ぎ捨てる』ことなのです」
みけにゃん:「重たいコートを脱ぐみたいなものにゃ?」
シロ君:「その通りなのです。時代が変われば、かつての『正解』が身を滅ぼす重荷になることもあるのです。」
今、世の中は本当に恐ろしいほどの転換点を迎えています。
行政保健師として30年、地域の方々の家庭内の問題(高齢者や子どもの虐待など)に関わってきた私自身、今の基準には正直、戸惑うこともあります。
極端な話、今の令和の基準で考えたら、我々の両親がしていたような子育ての半分くらいは「虐待の可能性あり」として引っかかってしまうかもしれません。
例えば、子どもの前で夫婦喧嘩をする「面前DV」。
私たちが子どもの頃は「ただの激しい夫婦喧嘩」で済まされていたものが、今では心理的虐待として通報され、指導の対象になり得ます。
「昔はこれくらい普通だったじゃないか」「厳しすぎるんじゃないか」
心の中でそう反発したくなる気持ちもわかります。
でも、「昔はこうだった」と自分の感覚に固執したままでは、気づかないうちに社会との強烈なギャップに苦しみ、孤立していくことになります。
自分たちの生きてきた土台そのものが、根底から変わってきている。まずはその現実から逃げずに、受け入れる必要があるんです。
貯金している人ほど損をする時代が来ている
みけにゃん:「そういえば、昔はお年玉を郵便局に入れておけば勝手に増えるって親に言われてたにゃ!」
シロ君:「昭和の終わり頃までは、定期預金で年利7%なんて時代もあったのです。10年預ければ2倍になった古き良き時代なのです。」
みけにゃん:「今は全然増えないにゃ……ずるいにゃ!」
シロ君:「デフレからインフレに変わったのです。何もしないでお金を置いておくと、価値が目減りしてしまう恐ろしい時代に突入したのです。」
経済の面でも、私たちは「デフレからインフレへの転換点」という大きな波の狭間にいます。
この約30年間、日本はずっとデフレでした。普通に貯金していれば貨幣価値は変わらず、投資なんてしなくても「まーまーやれていた」時代です。
でも今は違います。意識的に増やす努力をしなければ、ただ銀行にお金を置いているだけで、価値がどんどん目減りしていく。
インターネットで投資ができるようになった当初は、「投資なんてちょっと変わった人がやるもの」でした。
それが今では、スマートフォンで誰もが取引し、国もつみたてNISAを推奨する時代です。
投資をしろと煽るわけではありません。
ただ、これだけ時代が変わっている中で「今まで通りに貯金だけしていれば安心」という古い常識にしがみついていると、結果的に自分の首を絞めることになる。これが現実です。
AI時代に置いていかれる人の共通点
若者たちの状況も、私たちの想像以上にハードになっています。
「大学生なんだから遊んでないで勉強しろ」と言われていた昭和。
バイトをしながらでも適当に遊んで卒業できたあの頃とは違い、今の大学は本当に厳しく、しっかり単位を取らなければ卒業すらできません。
しかも、多くの若者が「奨学金」という名の学資ローンを背負い、働き始めても毎月返済に追われています。
中には自己破産に追い込まれるケースすらある。
そして、ここに「AI」という波が押し寄せています。
「人手不足だから働く側が有利」と思っていたら大間違いです。
これからは「AIを使えない人は要らない」と露骨に切られる場面が増えてくるでしょう。
人間が全く働かなくてもいいようなベーシックインカムの世界が来るのは、まだ30年以上先だと私は思っています。
つまり、次の30年間はインフレやAIの波に揉まれながら、今まで以上にシビアな社会を生き抜かなければならないのです。
身軽な人だけが生き残る「アンラーニング思考」
だからこそ、私たちは「アンラーニング」しなければなりません。
「なんか嫌な時代になったな」と目を背けるのではなく、自分が寄りかかっていた土台のシステムが変更されたことを認め、そこから一歩先を見据える視点を持つこと。
では、具体的にどうすればいいのか?
今日からできる、小さな「アンラーニング」を提案します。
【今日からやめること1つ】
「無自覚な情報摂取」をやめる
実は私、最近YouTubeを見る時間をずいぶん減らしました。
もともと飽き性なのもありますが、AIにおすすめされる動画を延々と選んで消費するだけの時間が「もったいない」と感じるようになったからです。
今まで面白かった情報の摂取方法を、思い切って手放してみました。
【今日からやること1つ】
「いつもと違う媒体・人で情報を集める」
今まで見てこなかったような人の発信(noteやニュースレターなど)に少しだけ触れてみてください。
そこには、今までとは違う社会の変化の兆しが必ずあります。
あとがき(まとめ)
シロ君:「時代の変化に無理に抗うのではなく、まずは現実を受け入れることから始まるのです。」
みけにゃん:「古い常識をポイッと捨てたら、新しい自分が入るスペースができた気がするにゃ!」
みなさんは、世の中の変化にどんな戸惑いや気づきを感じていますか?
過去の成功体験や「かくあるべき」という常識をアンラーニングしていく過程は、痛みを伴うかもしれません。
しかし、その重たいコートを脱ぎ捨てた時、人生の後半戦に「30%の余白」が生まれます。
その余白こそが、これからのAI時代に自分らしさを失わず、心穏やかに生きるための「命綱」になるはずです。
無理に完璧を目指す必要はありません。自分を許し、少しずつ新しい風を感じていきましょう。
もし「自分も思考をアップデートしないとまずいかも」と感じたら、ぜひこのアカウントをフォローしておいてください。
これからの時代に置いていかれないための、心と生活を軽くする「アンラーニングのヒント」を定期的にお届けしています。
今日一日も、ほどよくご機嫌にお過ごしくださいね。
ネコケン
ネコケン|人生に30%の余白を作るデザイナー
30年の行政保健師キャリアを経て、2026年に還暦を迎える現役リーダー。完璧主義の疲弊を乗り越え「AI×最新技術」で自分らしい第2の人生をデザイン中。ワクワク担当の「みけにゃん」と、哲学担当の「シロ君」と共に、心と生活を軽やかにするヒントを届けます。#50代 #ライフシフト



「昔の普通が今のリスクになる」という現実を、30年の保健師キャリアの視点から「面前DV」などの具体例を挙げて紐解かれている点、非常に説得力があります。
過去の正解や自分の感覚に固執せず、変化した現在のシステムや基準をまずはフラットに受け入れること。その一歩を踏み出すことが、社会とのギャップに孤立せず、自分自身を守るための最初のアンラーニングなのだと深く実感させられます。