「カラー待ちに歯を光らせる」のがトレンド?歯のホワイトニング営業で心がスンッとなった話
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今日はおやつのチョコパイを食べる暇もないくらい、朝からサロンが大盛況でした。感謝感謝…
今回は、最近の美容業界の裏側でうごめく「おかしな流行」と、営業電話にブチ切れた私の本音を、お話しさせてください。
いつも髪を大切にしてくださっているお客様のカラーを、ミリ単位で繊細に塗布しているまさにその瞬間。
ジリリリリ!と、サロンの電話が鳴り響いたんです。
急いで電話に出てみると、受話器の向こうから聞こえてきたのは、なんとも機械的な若い男性の声。
「お忙しいところ恐れ入ります。私、サロン様向けの新規メニューをご提案しております〇〇と申します。オーナー様はいらっしゃいますでしょうか?」
「…。私がオーナーですが…」
この時点で嫌な予感はしていたんですが、彼の口から飛び出してきた提案に、私は心の中でずっこけてしまいました。
待ち時間に歯のホワイトニングをして単価アップという悪魔の提案
その営業マンは、実に堂々と、さも素晴らしいアイデアであるかのようにこう言いました。
「先生、今、美容室で『歯のホワイトニング』を導入するのが非常に盛り上がっておりまして。カラーやパーマの『待ち時間』にお客様にセルフで施術していただくことで、サロンの客単価を無理なくアップさせることができるんです!」
……いやいや。
ちょっと待て。
そんなんやってるサロンは聞いたことないけど…。
待ち時間に歯のホワイトニング?
マジ?
想像してみて。
お客様は頭にカラー剤をべったりと塗られ、ラップを巻かれた状態。もちろん、カットした髪が服につかないように、首元がぎゅっと詰まったカットクロスを着用。
その状態で、口元にでっかいプラスチックのマウスピースを無理やりはめ込まれ、青白いLEDライトの照射機を目の前にセットされる。
ライトの光を浴びながら、口を全開にしたままカラーが染まるのをじっと待つわけです。
美容室の待ち時間って、お客様にとっては日々の忙しさから解放されて、雑誌を読んだり、温かいお茶を飲んだりして、ほっと一息つくための大切な癒やしの時間のはずですよね。
そんな貴重な時間に、口を開けっ放しにさせて、よだれと静かに戦わせるなんて。
お客様の心地よさを置き去りにして、サロン側の「もう少し単価を上げたい」という都合だけで、あの青白く光るマシーンを差し出す。
それはもう美容師ではなく、追い課金モンスター。
今や美容室でホワイトニングするのがトレンドという大嘘
さらにその営業マン、めんどくさそうにする私に対してトドメの一撃を放ってきました。
「今や美容室で歯のホワイトニングを提供するのは、全国的なトレンドなんですよ!やらないと損です!」
……嘘つけ!
そんなトレンド、どこの世界線で流行ってんねん!
適当な嘘をついて、ありもしないトレンドを捏造するのは本当にやめてほしい。
そんなに全国的トレンド言うなら、まず営業電話で「僕の真っ白になった歯、一度見ていただけませんか?」って言うのが先やろ。
契約して欲しいなら、前歯のビフォーアフター画像を送ってこい。
そもそも、美容師は髪を美しくするプロであって、歯医者さんでもホワイトニングサロンのスタッフでもありません。
それなのに、「単価アップになるから」「流行っているから」という甘い言葉にホイホイ釣られて、本業とは関係のないメニューに手を出すサロンが後を絶たないのも事実…。
こういう言葉に惑わされて思考停止してしまうと、メーカー都合のいい養分にされてしまうだけなんですよ。
だいたいね、美容室で『白い』のに関わっていいのは、お客様が気にしてはる白髪だけで十分。
「新卒っぽい兄ちゃんが電話してきてるんやろうし、あまり冷たくするのも可哀そうやな……」
最初は、そんな仏の心で対応していたんです。
こちらも遠回しに、「うちは歯のホワイトニングはやらへんよ」という空気を、電話越し伝えていたわけです。
ところが、まったく引かない。
こっちはカラーを塗りながら、シャンプー台を気にしながら、次のお客様の時間を見ながら、片手間どころか脳みそを三分割して電話してるんです。
全然切れない…。
仕方ないので、最後の慈悲として言いました。
「OKOK。営業中は忙しくて、ゆっくり話を聞かれへんから、営業後の19時くらいに電話してくれますか?」
すると営業マンが、まさかの一言。
「私の仕事は17時で終わりなので、その時間までにお願いできますか?」
……。
その瞬間、僕の中で何かが切れました。
たぶん、カットクロスの首元より先に、僕の堪忍袋が締まりました。
いやいやいや。こっちは営業中の美容室やぞ。
カラー剤を塗りながら電話を取って、シャンプーのタイミングを見て、予約時間と戦いながら、なんとか話を聞こうとしてるんです。
それを、「僕、17時で帰るんで」って。
知らんがな。
こっちの営業時間には土足で入ってきて、自分の定時だけ神社の御神体みたいに守るんかい!
単価アップは付け焼刃の流行ではなく本質的なヘアケアで叶えるもの
もし本当にサロンの価値を高めて、お客様からの信頼(単価)を上げたいのであれば、やるべきことはホワイトニングマシンの導入ではねぇっ。
お客様の髪の悩みに、誰よりも本気で、泥臭く向き合うこと。これに尽きます。
あなたが良かれと思って毎日一生懸命ヘアケアに励んでいるその素晴らしい努力が、もし間違ったシャンプー選びやケアのせいで遠回りになっているのだとしたら、私はそれを全力で軌道修正したいんです。
「このシャンプーを使ったら、髪が本当に喜んでいるのがわかる!」
「毎日のお風呂上がりが、鏡を見るのが楽しくなった!」
そうやって、本質的なケアを通じて髪が変わる喜びを実感していただく。
お客様が心から納得して、私たちの技術と知識を必要としてくださった結果として、自然と単価が上がっていくのが本来の美しい関係のはずですよね。
だからこそ、私は「なかむラボ」で、世間の甘い広告に騙されないための本物の知識を発信し続けています。
あなたの髪は、正しい知識と本質的なケアさえあれば、これからいくらでも綺麗になれます。
小手先のトレンドに惑わされず、まずは自分の髪を一番に愛してあげることから一緒に始めていきましょうね。
あぁ、ちょっとだけスッキリしたぁ。
なかむラボでは、あなたの髪質に本気で寄り添うための情報とツールをたくさん用意してお待ちしています。
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