「このパーマにしてください」と画像を見せてる人へ!ヘアカタログの9割が『コテ仕上げ』という美容業界の甘い嘘
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こんにちは!「なかむラボ」運営者の現役美容師 中村です。
SNSやヘアカタログで「あ、このパーマヘアかわいい!これにしたい!」って写真をスマホに保存して、美容師に見せたことあるよね!?ねっ?
お客様:「中村さん、この写真のパーマスタイルにしてよ!フワフワ女子になりたいねん!」
私:「…、言いにくいんですけど、これパーマじゃなくてコテで巻いてますよ…。」
お客様:「ええっ!『ゆるふわパーマスタイル』って書いてあるやん!?このスタイルはパーマかけてるんじゃないの?」
私
「…、コテで巻いてますね」
お客様
「詐欺やん」
私
(言葉強えぇ…。)
……と、心の中でツッコんだところで、今日は美容業界の嘘を暴露します。
実を言うと、そのSNSに載っている「パーマスタイル」、ほとんどはパーマをあてず、コテ(カールアイロン)で作られた「奇跡の一枚」なんです。
何を隠そう、実は私も、サロンワークの合間にモデル撮影をするとき、アシスタントと一緒になってコテで巻いて「奇跡の一瞬」を切り取る側の人間。
なので「余計なことバラすな!」って怒られそうでヒヤヒヤ笑
今日は、パーマスタイルの写真のカラクリについてお話しします。
最後までぜひ読んでみてください!
■ 美容師の本音:ヘアカタログの「パーマ画像」→実は9割がコテ巻きです
みんながSNSで見ているあのフワフワでツヤツヤな「パーマスタイル写真」。
あれはパーマだけで作られているのではなく、美容師がカールアイロンを使って、光の当たり方から毛束の崩し方まで計算し尽くした「最高の一枚」を切り取ったもの。
写真の中の髪は、
「最高の照明」
「最高の角度」
「最高の毛束」
「最高の一瞬」
がそろった、奇跡の集合写真です。
毛先の散り方まで計算されています。
自然に見せかけた、不自然。
ナチュラル風の超人工物です。
たとえるなら、キャンプ場で撮った「何気ない朝の一枚」に見えて、実はテーブルの上のマグカップの位置まで30分かけて調整しているイメージ。
「えっ、メニュー名に『ゆるふわデジタルパーマ』って書いてあるやん!」
と思われるかもしれません。
そこに書かれているのは、あくまで「こういうパーマをイメージしたスタイルですよ」という集客のための看板に過ぎないんです。
実際にモデルさんの髪にパーマをかけて撮影しているケースは、本当にごくわずか。
ほとんどの場合は、ストレートアイロンやコテを使って、撮影のその瞬間だけ美しく見えるようにヘアメイクされているのが美容業界の裏話なんです。
美容師が息を止めながら、毛束をつまみ、光を当て、角度を探し、最後に「今や!」という一瞬を切り取った、いわば髪の奇跡のスクショです。
「もうちょいここ、フワッと」
「そこの毛束、あと3ミリ右」
「風、いらん!今は空気も動かすな!」
みたいなテンションで撮影しています。
なんでそんなことをするのか?
理由は単純で、「映える」写真が撮れて、集客できるから。
本当にパーマをかけただけで、写真のようにツヤツヤ、ふわふわ、毛先まで完璧にまとまっていることは、かなり少ないです。
もちろん、パーマにはパーマの良さがあります。
ただし、コテで巻いたようなツヤ感、弾力、毛先のピタッと感を、乾かしただけで完全再現するのは、かなり難しいです。
ここを美容師側がフワッとごまかすから、お客様の中で期待値だけが高くなってしまうんですよね。
そして、いざ仕上がったときに、
「え、画像と違う……」
となる。
■ コテとパーマの決定的な違い。毛先のニュアンスに現れる「嘘と真実」
「でも、コテで巻いてもパーマをあてても、見た目はそんなに変わらんのちゃう?」
いや、それが全然違う。
コテでつくったスタイルと、パーマをかけるスタイルでは、毛先のニュアンスや質感が明らかに変わります。
コテ(カールアイロン)でつくるスタイルは、熱を直接当てて髪を一時的に固定するため、毛先までツヤがあり、しっかりとした立体的なカールが出ます。
面が整っていて、お人形のような美しい束感が生まれるのが特徴です。
まさに「コテで作られた幻の美しさ」。
それに対して、本物のパーマをかけるスタイルは、髪の水分量や生えグセ、重力の影響をダイレクトに受けます。
ぬれてるときに一番カールが出て、乾かすとダラ~ンと伸びる。
そのため、毛先はコテのようなパキッとした質感ではなく、もっとしなやかで柔らかい、空気を含んだようなニュアンスになります。
パーマで出せる柔らかさは本当に素敵なんです。
しかし、コテで固定したあのツヤツヤで弾力のある質感を、そのままパーマだけで再現するのは物理的に不可能。
ここでよく出てくるのが、
「コールドパーマじゃなくてデジタルパーマなら、コテで巻いたみたいになりますよね?」
という質問です。
分かります。
しかし、コールドパーマ(熱を加えないパーマ)であろうが、デジタルパーマであろうが、
コテ仕上げの再現という点においては、
「 一 緒 や ね ん ! 」
確かにデジタルパーマは熱を使って形を記憶させるので、コールドパーマよりはコテ巻きに近い立体感が出しやすいという特徴はあります。
それでも、お薬と熱で形状を変えるパーマと、乾いた髪に直接アイロンの熱を当てて一瞬で形を固定するコテとでは、仕組みが根本的に違います。
デジタルパーマだろうが普通のパーマだろうが、コテで巻いた「あのツヤ感とパキッとした束感」を乾かしただけで再現するのは、物理的な限界を超えているんですよね。
どっちのパーマを選んでも、そこは一緒なんです。
それを無理やりパーマの薬剤と熱だけで再現しようとするとどうなるか?
必要以上に強いお薬を使ったり、デジパでは熱を通しすぎたりすることになります。
髪に大切な水分やタンパク質が失われます。
結果として、コーミングの時に指が引っかかったり、パサパサ髪になってしまうんです。
■ 業界の「甘い嘘」が招いた、お客様の「パーマへの絶望」
でも、こんな「見栄え重視の甘い嘘」を続けてきた結果、美容業界はいま、とてつもなく大きなツケを払わされているんです。
現在の美容室でのパーマ比率って、信じられないくらい激減しています。
ちょっと歴史を遡ってみましょう。
今から約30年前、1990年代の初頭あたりまでは、美容室のパーマ比率はだいたい40%から50%以上ありました。
高いサロンさんだと6割から7割を超えるところもあったんです。
まさに美容室が「パーマ屋さん」と呼ばれ、パーマをかけるのが当たり前だった時代です。
それが現在ではどうなっているかというと、パーマ比率はなんと全体の10%から20%(1割〜2割)程度にまで落ち込んでしまっています。
サロンさんによっては10%未満、つまり「お客様がほとんどパーマをかけない」というサロンも珍しくないんです。
なぜここまでパーマ比率が下がってしまったのか。
カラーの流行や、コテが普及したことも理由の一つです。
でも、一番の原因は「お客様がパーマに絶望してしまったから」やと私は思うんです。
あこがれのフワフワ髪を夢見てパーマをかけ、ウキウキで目覚めた翌朝。
鏡の前に立った瞬間、
「あれ…?なんでここにムックがいるの…?」
と絶望した経験ありません?
「ヘアカタログの可愛いパーマ写真を持って行ってオーダーしたのに、全然違う仕上がりになった」
「パーマでチリチリになって、髪が傷んだ」
こうした「期待と現実のギャップ」によって、多くのお客様が「パーマは二度とかけない!」と絶望してしまったんですよね。
コテで作った幻想の写真を見せて集客し、技術と現実のすり合わせをしないまま、髪が傷む施術を繰り返す。
そんな【不誠実なアプローチ】を続けてきたことで、お客様の信頼を裏切り、結果としてパーマ市場を自ら破壊した。
このようなやり方を続けた結果、業界全体が「パーマ離れ」という悲鳴をあげることになったんです。
■ なぜ美容業界は「コテ仕上げ」の画像を載せ続けるのか?
美容師だって、嘘をつきたいわけではないんです。
でも、「パーマだけあてて仕上げた画像」を載せても、SNSや予約サイトで映えないんですよ。
ツヤと立体感があるコテ巻き写真のほうが、圧倒的にクリックされて予約が入る。
「よそのサロンがコテ巻き写真を載せて集客しているから、うちもやらないとお客様が来ない」
という、業界全体が生み出した悪循環なんです。
だからこそ、あなたにはこの「大人の事情」を知っておいてほしいんです。
「画像の通りになる=パーマの力」という思考やめて、写真に写っているのはコテで固定された一瞬の美しさだという現実を受け入れること。
それが、失敗しないオーダーへの第一歩になります。
■ 大切な髪をダメージから守り、本当に満足するスタイルを叶えるオーダー法
では、私たちはどうやってオーダーすればいいのでしょうか?
パーマをあきらめる必要は全くありません。
ただ、美容室での「コミュニケーションの取り方」を少しだけ変えるだけで、理想のスタイルにぐっと近づけますよ。
美容室で写真を見せてオーダーするときは、以下のフレーズを優しく美容師さんに投げかけてみてください。
「このスタイル画像の雰囲気が好きなんですけど、これはコテで巻いてますか?パーマだけでも近づけられますか?」
「毎朝コテで巻くのは苦手なので、私の髪質で、パーマだけで再現できるリアルな仕上がりを教えてほしいです」
これだけで、プロの美容師なら「あ、このお客様は分かっているお客様だな」と瞬時に察します。
逆に、ここで美容師が、
「大丈夫です!できますできます!」
と軽く言い切る場合は、少し注意してもいいかもしれません。
もちろん、できるケースもあります。
でも、髪質も施術履歴も見ずに即答するのは、ちょっちヤバイです。
画像を見せたうえで、
「私の髪だと、どこまでいけますか?」
「これはパーマ向きですか?」
「コテ仕上げ前提ですか?」
「朝のセットは何分くらい必要ですか?」
このあたりを聞くと、かなり失敗しにくくなります。
パーマは、魔法ではありません。
でも、現実に合った使い方をすれば、とても頼れる技術です。
■ イメージに惑わされない、本物の美髪を手に入れましょう
ヘアカタログのきらびやかな写真。
それは確かに魅力的ですが、そこに隠された美容業界の嘘を知ることで、大切な髪を悲劇から救うことができます。
自分の髪質と向き合い、リアルに再現できる美しさを担当美容師と一緒に作っていくこと。
それが、指通りがよくて周囲が二度見するような、本当に健康で美しいツヤ髪を育てる秘訣やと思います。
「なかむラボ」では、こうした広告の裏側にあるリアルな美容知識や、本当にお客様の髪を我が子のように大切にするヘアケアの真実を発信しています。
イメージに騙されず、本当に納得のいくヘアスタイルを手に入れたいお姉さんは、ぜひこちらの本音記事も参考にしてみてくださいね!
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(ダメージを受けた髪に必要な本物の補修成分リストと、市販品の現実)
なかむラボ運営者:中村
現役美容師/ヘアケア解析マニア。日々サロンでお客様の髪を大切にしながら、美容業界の「綺麗事の嘘」を暴いて真実だけを届けるコラムメディア「なかむラボ」を運営中。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
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