続・美味しいだけでは売れない|いい現場に入る方法
キッチンカー経営のリアル #4-2
今回は、いい現場に入る方法について深堀しようと思います。
テーマとは裏腹に、
キッチンカー業界のかなり地味な話になりそうです。
ここでは、目から鱗のテクニックは出てきませんし、
SNS集客の話でもありません。
でも、現場に出ている人なら避けて通れない本質の話だと思っています。
なぜか。
売れる現場に入れなければ、そもそも勝負の場に立てないからです。
前回の記事 では、
キッチンカーが売れるために、
・いい現場に入ること
・その現場で選ばれること
この2つの壁を越える必要がある。
という話を書きました。
今回は、1つ目の壁。
どうすれば、いい現場に入れるのか?
ここについて、私自身の経験から考えてみます。
もちろん、
地域や業態によって違う部分もあるでしょう。
その前提で読んでいただけると嬉しいです。
そもそも「いい現場」とは?
私の経験上、比較的ハズレが少ない出店場所はいくつかあります。
・スポーツイベント
(サッカー、野球、バスケ、バレー、ラグビー、など)
・コンサート
・学園祭、文化祭
・犬フェス
・地域のお祭り、伝統行事
・春や秋の公園イベント
あたりです。
ただ、
「人がたくさん来るイベント」
が良い現場なのではありません。
「そこで飲食をする理由があるイベント」
が良い現場です。
スポーツ観戦なら観戦前~観戦中の腹ごしらえ。
犬フェスなら家族で来る、長時間滞在する。
お祭りなら食べ歩きを楽しむ。
こんな感じで、人が飲食する前提でいる。
そして、言葉を選ばずにいうと、金銭感覚がバグっている環境。
それが、キッチンカーにとって「いい現場」です。
いい現場への入り口|私が見てきた3つのルート
ときどき、
「どうやったら良い現場を紹介してもらえますか?」
と聞かれることがあります。
でも私自身、
ここに裏技のようなものはないと思っています。
自分が期待する現場に入れるかどうかは、
結局のところ、人とのつながりと信頼です。
=====
ただ、これだと解像度がかなり荒いので、
もう少し考えながら書き進めていきます。
まず、私が見てきた中では、
案件応募の入り口は、主に3つあります。
・イベント主催者とつながる
・キッチンカー管理会社とつながる
・地域コミュニティとつながる
そしてポイントは、案件をもらうだけではなくて、
自分(自店)が、どう価値提供していくか?
だと思っています。
イベント主催者とつながる
例えば、イベント主催者が最も求めているモノは、
キッチンカーではありません。
イベントを盛り上げてくれるパートナーです。
だから、
「出店させてください」
だけでは通りません。
たとえば、
イベント限定メニューを作る
参加者向けの特典を考える
SNSで事前告知に協力する
など、
イベント全体を盛り上げる視点を持てると印象は変わります。
主催者目線で考えられるか?
どんな価値提供ができるか?
ここが結構大きいと思います。
キッチンカー管理会社とつながる
管理会社が見ているのは、
料理の見た目や、美味しさだけではありません。
現場でしっかり売れるか。
トラブルなく運営できるか。
キッチンカーとしてのマナーがあるか。
そういった部分を見ています。
極端な話、
売上が高い車は出店料も多く払います。
管理会社から見れば、
次も呼びたくなる存在です。
もちろん売上だけではありません。
でも、
「現場に利益をもたらせるか」
という視点は重要だと思います。
地域コミュニティとつながる
意外と見落とされがちなのが、
「地域」との関係です。
町会や商店会、地域イベントの実行委員会など。
普段から関わっている人には、
自然と声がかかります。
これは営業というより、
日頃の積み重ねです。
何かイベントをやろうとなった時、
真っ先に顔が浮かぶ存在になれるか。
そういう関係性は強いと思います。
無知の知|キッチンカー単体の集客力はほぼゼロ
よく考えてみてください。
キッチンカー単体の集客力は、ほぼありません。
もちろん、
有名店や熱心なファンがいる店舗もあるでしょう。
でも多くの場合、
私たちは、出店場所の集客力に助けられています。
まずは、このことを認識するべきです。
そして、だからこそ、
現場を紹介してくれる人や、
イベントを作る人に対して、
自分は何を提供できるのか。
どんな価値を提供できるか。
...を考える必要があります。
事例紹介|Latte Artのキッチンカー
価値提供という面で、面白いなと思うキッチンカーを1つご紹介します。
zao.usagi_cafe さん
(現在、休職中)
例えば、
・犬フェスの時には、相棒をラテアート
・スポーツイベントでは、推し選手をラテアート
・お子様向けの公園イベントでは、家族をラテアート
…
お客様の喜ぶ顔が目に浮かびますよね。
その場で体験しないといけない!
って思わせてくれる施策です。
そして、
お客様がよろこぶ=イベント主催者さんもうれしい。
出店確定です。
飲食を通じたの価値を提供できるか?
正直、料理を提供するだけなら、
代わりはいくらでもいます。
でも、
イベントを盛り上げる
集客に協力する
現場運営に協力する
地域との橋渡しをする
そんな価値を提供できるお店は、
選ばれ、少しずつですが、他のキッチンカーと差がでてきます。
もちろん、
ここで書いたことが全てではありません。
私も業界の一部しか見ていませんし、
人によって違うルートもあると思います。
ただ、
私がこれまで見てきた中では、
良い現場に入っている人ほど、
「紹介してください」
と言う前に、
相手に価値を提供していて、相手との関係に下地があります。
積み重ねが信頼になり、
「また呼びたい」
と思われる存在になることで、
結果として良い現場の獲得につながっているように感じます。
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ここまで、1つ目の壁を乗り越えるための考え方について、
私の経験から感じていることを書いてきました。
ただ、前述したとおりで、
良い現場に入れたからといって希望通りの売上が立つわけではありません。
同じイベントに出ても、
5万円しか売れない車もあれば、
20万円以上売る車も同時に存在します。
実際、
キッチンカーを始めると、
「なぜ隣の車はあんなに売れているんだろう?」
と思う場面に何度も出会います。
私自身もそうでした。
次回はもう一つの壁。
「同じ現場に出ても、なぜ売れる車と売れない車があるのか」
について書いてみます。
こっちの方は、テクニックも結構ありますね。
お楽しみに。





みちさん続編記事ありがとうございます!楽しみにしてました。ラテアートのはまさに唯一無という感じで味だけじゃなくて、思い出にもなる素晴らしいサービスですね。普通に売るだけではなく工夫が感じられるサービスはやはりどの業界でも強いのだなと改めて感じました!
ラテアートすごーい!色んな商品があるんですね!