白狐伝~神君に捧ぐ霜華の誓い~ 第十七話「砕かれた鈴 愛の終わりの音」
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目を覚ました雪凌子(せつりょうし)は、南峰(なんぽう)の外套に包まれていた。狩りに誘われ、宴では紅衣をまとい扇を舞う。その艶やかな姿を、君沐陽(くんぼくよう)は昆崙鏡の奥で見つめ、人間界へと降り立つ。雪凌子は月枝(げつし)を引き渡せと迫り、拒めば人間界を滅ぼすと告げる。しかし君沐陽は沈黙を貫いた。「あなたの心に私はいないのね」涙で振り返るその瞬間、彼の手の中で鈴が砕け散る。愛の終わりを告げる音が、静かに響いた――。