怒らないママより、戻れるママ。
「ママ、ぎゅーして」に救われた夜。
子どもって、寝る直前になってテンションが上がりませんか?
以前の我が家の寝かしつけあるある。
布団の上で始まる、でんぐり返しの練習。
「ママ見てー!」と、まあ目をキラキラさせて。
見たい、見たいんだよ。
「すごいねー」って寄り添ってあげたいよ?
でもママそろそろ、HPが枯渇しそうです。
まだまだ家事も残っているし、
早く片付けて1人時間も欲しい。
頼むからスムーズに言うこと聞いて…。
が本音。
私もね、最初は優しく言ってたんです。
「楽しいのはわかるけどね」
「でもそろそろ寝る時間だよ」
「絵本読んでほしい人はどこかな~?」
だけどこちらの声は、全然届かず。
気づけばでんぐり返しは幅跳びに種目変更している。
「ねぇ、寝ようってさっきから言ってるよ?」
「危ないからそこでジャンプしないでってば」
あげくのはてには壁にぶつかって泣きはじめる子ども。
泣き声。ケガ。プッッッッッッチン。
「もう!!!いい加減に寝なさい!!!!!!」
ついに爆発。
その声は、自分で思ってたよりずっと大きく響きました。
一瞬びっくりした顔でこちらを見つめたあと、
火がついたようにさっきより大きな声で泣く子ども。
本当ならここですぐに「ごめんね」って言えたら良かったのかもしれない。
でも私の心はすぐには静まってくれない。
「だから言ったでしょ?!早く寝なさいって!」
仁王立ちしている私の足元で、
子どもは泣きながら布団に入りました。
急に静かになった部屋に、
私がさっき荒げた声だけがまだ充満していて。
またやってしまった…。
どうすればよかったの…。
と思いながらふと見ると、
子どもは身体を小さく丸めて横になっている。
小さな背中。
静かにしゃくりあげてる声。
さっきまで怪獣みたいにみえてたのに、
急にか弱い存在に戻った子ども。
また泣かせちゃった…
本当は守ってあげるべき存在なのに…。
という思いがこみ上げてくるなか、
布団の奥から子どもが話しかけてきました。
「ママ……」
まだイライラ列車から完全下車出来てない私は、
少しぶっきらぼうに返事をしました。
「なに」
そしたら子どもが、布団から泣きはらした目だけをのぞかせて、
「ぎゅーして……」
って言ったんです。
この小さな声を聴いた瞬間、
胸が思いっきり締め付けられました。
さっきあんなに怒ったのに。
大きい声を出したのに。
ケガしたことを責めたのに。
意地悪に「なに」って返事したのに。
それでもこの子は、私を呼ぶんだ。
絶対傷ついてるし、悲しかったはずなのに。
それでも、まだ求めてくれるんだ。
この「ぎゅーして」には、
この子なりになにかを求めてるんだ。
「ママ、僕のことまだ好きでいてくれる?」
「さっきの怖いママで終わらないよね?」
「もう一回、安心したい」
そんなふうに、大きくて複雑な気持ちを、
つたない言葉で伝えてくれているのかも。
私は、子どもをぎゅっと抱きしめて言いました。
「さっきは大きい声出してごめんね」
「ママ、怒りすぎちゃった」
「でも、大好きは変わらないよ」
すると子どもは、私にしがみつきながら、
また声をあげて泣き始めました。
「怖かったよね、悲しかったよね」
「本当にごめんね」
言いながら私も涙が出てくる。
子どもの体温があったかくて。
実はそのハグで安心しているのは、
きっと誰よりも私だったかもしれない。
あぁ、私ってなんて未熟なんだろう…。
でもそのとき、ハッとしたんです。
怒らないママより、戻れるママ
子どもが「ぎゅーして」と言ってくれたのは、
私が完璧なママだからじゃなかった。
もちろん怒らないママだからでもなかった。
たとえ怒っても、それでも、
最後にはもう一度ぎゅーしてくれる人だって、まだ信じてくれているからなんだ。
今後一生怒らない親になるのは、たぶん無理。
ずっと優しいママも、たぶん無理。
だけど、
怒らない完璧なママじゃなくて、
それでもちゃんと戻ってくるママ、そのあと大好きを伝え直すママになら、少しずつなれる気がしました。
「さっきはごめんね」も
「大好きは変わらないよ」も
なくなることはないかもしれません。
でも、
失敗しながら、葛藤しながら、それでも
愛を伝える挑戦をやめないこと。
それが、私たち親の愛なのかもしれません。
あなたは、怒ったあと子どもにどんなことを伝えたいですか?良かったら教えてください💐
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
感想やコメントなどいただけると、とっても嬉しいです🌱



わああ、なんでしょう、ここまりさんの文章は
まるでそのことがありありとイメージできるように読めてしまいます。
そしてギューで涙がでそうになりました。🥺