先日、滋賀県の最高峰伊吹山の麓に庵を構える歳の離れた親友のところに遊びに行きました。
我が子たちが小さい頃よりよく遊んでくれていた事もあり、大人になった彼らに会いたいと囲炉裏で芋煮を振る舞ってくださいました。

藁葺き古民家をリノベーションのしたこの庵は、定年を機に作られた居場所兼おもてなしの場として持たれた素敵すぎる遊び場です。
この空間の照明や内装デザインにAtelier Key-menも携わらせていただき、センスの良い家主がゆっくり時間をかけ趣きのある庵と育ちました。
自宅から20分の距離で、鶏、蜂蜜、畑、薬草、お茶、物々交換、孫の守り、そんな日々を送っておられます。

家主は、Atelier Key-menを創業当初から可愛がってくださっている方で旅行や仕事、霊場巡りなどたくさんの時間を共に過ごした親友のような父親のような大きな存在です。

今年4月より長男がAtelier Key-menに入社したことも報告し、とても喜んでくださいました。
まるで、実家に帰省した孫と息子とお爺ちゃん、そんな関係性を思わす様な幸せなひと時でした。
子供達のボーイフレンド、ガールフレンドに会えた事も喜んでくださいました♪


この心地よく洗練された空間は、大きなふところに包まれたような安心感を感じます。ここに集まった品々は無理なく調和し、温かさと優しさをも感じます。インテリアコーディネートやカラーコーディネートとは違うルールによってしつらわれている高度なテクニックと言っても良いんじゃないかと。
そのルールは、「好きか嫌いか」。
このルールのみでしつらえるのは、なかなか勇気がいります。他からの評価を気にせず好きなように。行き着くところは、多分ここなんでしょうね。ただ、本人が狙ってやってるか、自然とそうなったかは、計りかねます。


話は変わりますが、私には実家がありません。若い頃に焼失しました。実家が焼失する前、リフォームの際に捨てられそうになっている古いベンガラの建具をもったいなく感じた私は、そっと隠して保管しました。年月が経って伊吹でこの庵を作る話があり、その建具を持ち込み使っていただいた経緯があります。その建具には私の小さい頃の落書きも残っており、私にとっては実家の様な存在となったのです。家主には迷惑な話ですが、ご愛嬌。。。と誤魔化しております。



ウチの子供達と本物のお孫さんたちがずっと坊主めくりしてました。