スッポン って、
かなり変な亀です。
美味いけどね。
美味いけど、腹壊して大変だったのを
思い出してしまった。
まず、
普通の亀みたいな、
硬そうな甲羅感があまりない。
触ると、
意外と柔らかい。
ぷにっとしている。
最初知った時、
かなり驚きました。
亀って、
「硬い甲羅に閉じこもって守る生き物」
みたいなイメージがありますよね。
危険を感じたら、
引っ込む。
隠れる。
守る。
でも、スッポンは少し違う。
柔らかすぎて、
普通の亀みたいな
完全防御
ができないんです。
だから、
別の生き方を選んだ。
泥に潜る。
素早く泳ぐ。
噛みつく。
警戒する。
ここ、
なんか泥臭い生き方してんなと思いました。
人間にもいますよね。
ちゃんと硬くなれなかった人。
傷つきやすい人。
空気をまともに受けてしまう人。
言葉が刺さりすぎる人。
人の機嫌を感じすぎる人。
本当は、
もっと鈍感になりたかった。
もっと強くなりたかった。
もっと、「気にしない人」
になりたかった。
でも、自分は結構スッポン側でした。
職場の空気。
人の表情。
LINEの文面。
SNSの反応。
そういうのを、
まともに食らってしまう。
かなり疲れる。
うつでしんどかった時も、
たぶんそうでした。
ちゃんと防御できなかった。
受け流せなかった。
SNSで攻撃的になっていた。
全部、心に刺さっていた。
でも、
面白いんですよね。
スッポンって、
柔らかいから弱い、
では終わらなかった。
その代わり、
泳ぐ力を手に入れた。
泥に潜る技術を持った。
噛む力も強くなった。
つまり、
「硬く守れない生き物なりの進化」をした。
人間も、
完全防御できる人ばかりじゃない。
鈍感になれない人もいる。
気にしすぎる人もいる。
すぐ疲れる人もいる。
でも、
だからこそ身につく感覚もある。
人のしんどさに気づく。
空気の変化に敏感。
子どもの小さな異変が分かる。
誰かの無理してる笑顔に気づく。
教師をしていると、
そういう柔らかさが、
悪いことだけじゃないと思う時があります。
もちろん、
かなり消耗する。
傷つく。
疲れる。
人より摩耗しやすい。
でも、
柔らかかったから、
見える景色もあった。
昔の自分は、
「もっと硬い人間にならなきゃ」
と思っていました。
傷つかない人。
動じない人。
余裕のある人。
でも、
最近は少しだけ思う。
柔らかいまま、
泥の中を生き延びる方法を探してもいいのかもしれない。
スッポンって、
かなり泥臭い生き物です。
綺麗じゃない。
スマートでもない。
でも、
あの柔らかい身体で、
ちゃんと生き延びてきた。
人間もたぶん、
そんなやわらかな甲羅持って生きている。









