『Forza Horizon 6』の550台の車種とそのカスタマイズの異常なこだわりについて

待望されていた車両カスタマイズ改善やユーザー作成ガレージ、そして過去最高に独創的なForza Editionカー

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『Forza Horizon 6』には、発売初日から550台もの車種が収録されている。これはシリーズでも最大のローンチ時収録台数だ。当然ながら、その数字は今後数年にわたってさらに増え続けるだろう。『Forza Horizon 5』も発売時は500台強だったが、現在では約900台にまで増えている。シリーズ初登場の新車であれ、過去作から復活する車両であれ、『Forza Horizon 6』のラインナップは今後も毎週のように成長していくはずだ。これまでのシリーズを見れば分かる通り、開発元Playground Gamesは常に新たな車の制作を続けている。

しかし今回、Xbox One世代を卒業したことで、Playground Gamesはついに全車両に関わる大規模な改良へ踏み切ることができた。

「次世代に向けて、車のライブラリ全体にわたるアップデートを行いました」プロダクションディレクターのマイク・ベネット氏は語った。

「たとえばヘッドライトやテールライトには、新しい屈折ベースのシェーダーを採用しています。これによって、より本物らしい奥行きや質感を実現できました。ポリカーボネート系ヘッドライトでは、光が内部を通過する際に玉虫色の屈折表現も発生します。さらに車全体のマテリアル表現も刷新しました。こうした基礎的な改善だけでもかなり大きいですね。そのうえで、私たちが特にワクワクしているのが『Forzaエアロ』や『ウィンドウデカール』なんです」

窓にデカールを貼れる機能は、初代『Forza Motorsport』や、2007年発売の『Forza Motorsport 2』でリバリーエディターが進化して以来、長年コミュニティから要望され続けてきた機能だった。

「これは本当に大規模な投資が必要なんです」とベネは続ける。すべての車両に対応するため、全モデルに再調整が必要でした。でもようやく実現できて本当にうれしいです。巨大なデザインを窓全体に貼って車をフルラッピングしたり、フロントガラス上部にサンストリップを入れたり、小さなステッカーを貼ったりもできます。しかもこれはキャンペーン進行とも連動していて、プレイを進めることで新しいグラフィックをアンロックし、誇らしげに貼れるようになるんです」とベネット氏。

気になる人のために言っておくと――もちろん、フロントガラス全面をステッカーで埋め尽くすことも可能だ。

「デカールの透明度は自由に調整できます。完全不透明にも、高い透明度にもできます。つまり、本当にやろうと思えば視界ゼロにもできるんです。でも、そこを開発側が制限するより、プレイヤー自身に選択してもらう方がいいと考えました」とベネット氏は語った。

シリーズ独自のForzaエアロも大幅刷新される。これはエアロチューニングを解放するための、Forza独自の調整式ウイングやスプリッターのことだ。

これまでのシリーズでは、「どの車にも同じエアロパーツを流用している」として、カスタム好きのユーザーから批判されることもあった。しかし『Forza Horizon 6』では、フロントスプリッターが車種ごとの専用デザインとなり、スポイラーも塗装可能な分割式へ進化している。

「Forzaエアロのフロントとリアウイングを全面的に作り直しました」と語るのは車種ハンドリングデザイナーのジェイムズ・リーチ氏。

「以前はどの車にも同じパーツを付けていましたが、今回は車両デザインそのものに合わせて個別設計しています」

同氏はトヨタGR86を例に、新しいForzaエアロを披露した。

「以前より自然に見えますし、カナードもボディラインにしっかり沿っています。さらに新しい牽引フックも塗装可能です。細かなカスタマイズが好きな人なら、より統一感のある見た目を作れるようになります」

「以前は、性能向上はしても見た目が車と噛み合っていないケースもありました。でも今回は、エアロ全体がその車のシルエットに合わせて調整されています。特に新しいスワンネック型リアウイングはかなり現代的です。エンドプレートを派手な色にしたり、新しいカーボン素材を使って控えめに仕上げたりもできます。私たちは、このForzaエアロ刷新が車両ラインナップ全体に大きな価値を与えたと本気で思っています」とベネット氏は付け加えた。

ペイントショップも改善されている。新しいマテリアルが追加されるだけでなく、UI面の快適性も向上した。

「メタリック表現を刷新し、新しいラメ塗装やキャンディペイントも追加しました。そして何より、ペイントメニューの操作がかなり快適になっています。以前はメタリックを選ぶだけでも、メニューを何段階も潜って細かな数値を調整する必要がありました。でも今回は、通常ペイント画面でトリガーを押すだけで、グロス、セミグロス、マット、メタリックなどを即座に切り替えられます。さらにお気に入りカラー登録も可能になりました。何百ものレイヤーを扱うリバリー職人にとっては、かなり便利な機能になると思います」とベネット氏。

そのほか、100種類以上の新ホイールが追加され、前後で別々のホイールを装着できるようになった。

「実際のチューニング文化では、前後異径や異種ホイールは普通なんです。特にタイムアタックやドリフト文化ではリアタイヤを大量消費するので、『今あるホイールをとりあえず履かせる』なんてこともよくあります」とリーチ氏は説明した。

軽自動車向けの新カスタマイズも用意されている。ホンダ・ビートを例に、バイクエンジンスワップも紹介された。

「軽自動車は大きなエンジンが入りません。でもバイクエンジンなら別です」とベネット氏は笑う。

「15,000rpmまで回るようになりますよ」とリー チ氏も。

日本の軽自動車向けナンバープレート――黄色地に黒文字――もしっかり再現されるという。そして今回、Playground Gamesは「完全オリジナルのカスタムカー」にもかなり力を入れている。

『Forza Horizon 6』のForza Editionカーは、単なるチューニング版ではない。通常のオートショップでは再現不可能な専用カスタムが施されている。

「『Forza Horizon 5』後半で少し実験していたんです。たとえばHorizon Edition Dodge Viperには専用カーボンエアロやサンストリップを追加しましたし、Jordan Lukaコラボカーでは、実質フルレストモッドを行いました。SEMAや東京オートサロン、日本各地の小さなショップから生まれるクレイジーなカスタムカー文化を見て、『これをForza Editionに取り入れよう』と考えたんです」とベネット氏。

今回のForza Editionカーは、蓄光仕様の富士山ナンバープレートだけでなく、内部構造レベルで作り込まれている。例えばForza Edition Mazda MX-5 Miataには、V10エンジンとヘッドライト代わりのツインターボが搭載されている。

「助手席側のファイアウォールまで拡張してあります。ロールケージ、追加メーター、シングルシート化、金属加工跡まで再現しています。以前ならここまでやっていませんでした」とリーチ氏が語った。

Forza Edition Nissan S-Cargoは、リアエンジン化された狂気のタイムアタック仕様だ。

「最初は冗談から始まりました。メーター中央にあるなら、運転席も中央でよくない?』って(笑)」とリーチ氏。

結果として、スペースフレーム構造やフロントターボまで備えた、とんでもないマシンになったという。また、Mazda RX-3 Forza Editionは70〜80年代ツーリングカー文化をモチーフにしている。

「これはもっと『クルージング寄り』ですね。自然吸気ロータリーで気持ちよく流すための車です」とリーチ氏は説明する。

さらに今回は、車だけでなく「ガレージ」そのものもカスタマイズ可能だ。『Forza Horizon 6』には購入可能な家が8軒存在し、それぞれに専用ガレージが付属。プレイヤーは自由に内装や展示方法を変更できる。ガレージには最大4台まで展示でき、Forzavista機能にも対応する。開発チームは、『Forza Horizon 5』のEventLabでプレイヤーたちが「愛車撮影用の背景」を作っていたことに着想を得たという。

「愛車を見せる場所まで含めて、カーライフ文化なんです」プロデューサーのヤジット・ターリ氏は語った。

「普通のガレージにもできますし、地下駐車場風にもできます。ヒーロー基地みたいにしてもいい」

デザインディレクターのトーベン・エラート氏もこう締めくくる。

「自分で作った空間の中で車を眺められるだけで、愛着がまるで違うんです。いつもの無機質なオートショップではなく、『自分自身の美学が反映された空間』になる。それがすごく大事でした」

『Forza Horizon 6』は発売中! IGN JAPANのレビューでは8点の高得点を獲得している。

※本記事はIGNの英語記事にもとづいて作成されています。

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