Nintendo of America元社長、『アストロボット』は任天堂の得意分野で任天堂に勝るほどの作品だったと語る
大きな飛躍
Nintendo of Americaで社長を務めていたレジナルド・フィサメィが、PlayStation独占のプラットフォームゲーム『アストロボット』は「任天堂の得意な分野で任天堂に勝るほどだった」とジョークを飛ばした。
New York Game Awardsに登壇したフィサメィは、ゲーム・オブ・ザ・イヤーだけでなく音楽賞とキッズゲーム賞を受賞した『アストロボット』についてコメント。同作は、『ファイナルファンタジーVII リバース』、『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』、『メタファー:リファンタジオ』などを抑えてゲーム・オブ・ザ・イヤーを獲得した。
任天堂はさまざまなジャンルのゲームを作っており、「ゼルダの伝説」や「ポケットモンスター」など数多くの人気フランチャイズを擁しているが、いちばん同社を象徴しているのはプラットフォームゲームの「マリオ」シリーズだろう。『アストロボット』は『スーパーマリオギャラクシー』や『スーパーマリオ オデッセイ』といった3Dプラットフォームゲームの影響を明らかに受けていながらも、コンセプトに独自のスタイルを盛り込み、PlayStationの歴史を称える作品へと仕上がっている。
実際、『アストロボット』のディレクターを務めるニコラ・ドゥセは、先月開催されたThe Game Awards 2024でゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞する際に任天堂へ敬意を表していた。「子供の頃、1989年のクリスマスにグレーの箱を受け取りました。なかにはゲームが入っていたのです。『スーパーマリオブラザーズ』でした。本当に本当に素晴らしい作品でした。ですから今、日本に、東京にいます。彼らの拠点は京都にありますが、プラットフォームゲームを心から好み、一貫して革新性と品質を示し、私たちが本作を作るきっかけを与えてくれた企業に敬意を表したいと思います。どの企業のことかは言わないようにしてきたのですが、お気づきですか? でも、どの企業かは皆さんわかりますよね」
イベント中、フィサメィの頭にはこの比較が浮かんでいたようだ。「認めざるをえませんね」とフィサメィは述べている。「『アストロボット』は任天堂の得意な分野で任天堂に勝るほどでした」
一方、任天堂は『スーパーマリオ オデッセイ』を2017年に発売して以降、3Dプラットフォームゲームの新作を発売していない。もちろん、同作はほかの作品と同じくファンに愛され、IGN USのレビューでは10点満点を獲得したが、7年間も新作がなかったため任天堂ファンは新作を待ち望んでいる。
しかし、発表されたばかりのNintendo Switch 2で新たな作品が登場する可能性は高い。今のところは、「マリオカート」の新作と思われるもののみが公開されているが、4月2日に配信されるNintendo Directではさらなる詳細が明かされることだろう。
写真:David Ryder/Bloomberg(Getty Images)