世界各国のIGN編集部が選ぶ、2026年期待の日本産ゲーム
圧倒的人気は『バイオハザード レクイエム』
世界18ヵ国のIGN編集部の編集者に2026年に期待する日本産ゲームを訊ねた際、おそらくは『バイオハザード レクイエム』がリストの上位に来るだろうと予想していた。そして実際、同作は人気トップとなったのだが、全体を見渡すと実に多様性に富む結果となったことには驚かされた。人気シリーズの新作はもちろん、ほんの数週間前に発表されたばかりのまったく新しい作品も含まれている。
それではさっそく、リストの全体像を発表しよう!
『バイオハザード レクイエム』
2026年2月27日、PS5/Switch 2/Xbox Series X|S/PC向けに発売予定。
2026年は、ほかの何よりもある日本産ゲームに期待している。カプコンの人気ゾンビサバイバルホラー最新作『バイオハザード レクイエム』は2月発売予定で、幸いそれほど待たされることなくプレイすることができそうだ。1996年発売の初代『バイオハザード』でスペンサー邸に恐る恐る足を踏み入れて以来、シリーズの熱心なファンである私にとっては、本作への期待はT-ウィルス並みに膨れ上がっている。
新キャラクターのグレース・アッシュクロフトが戦闘能力に欠ける一方、シリーズでおなじみのレオン・S・ケネディの登場で『バイオハザード4』風の緊張感ある銃撃戦も期待できるので「バイオハザード」シリーズでも屈指の体験が待っているはずだ。さあ、かかってこい!――Tristan Ogilvie(IGN Australia)
一切の迷いなく断言できる。2026年に私がもっとも期待している日本産ゲームは、カプコンの作品だ。発表以来ずっと関心を持っていて、発売延期になるたびに悲しい思いをしてきた『プラグマタ』も該当しうるが、やはり大好きなシリーズの最新作を忘れるわけにはいかない。そう、『バイオハザード レクイエム』だ。本作で再びラクーンシティに足を踏み入れるのが楽しみだし、50歳になっても華麗な回し蹴りを決めるレオン・S・ケネディとなってゾンビを真っ二つにするのも待ちきれない。「バイオハザード」シリーズをプレイして育った私にとって、アクションゲームとしてもサバイバルホラーとしても楽しめるシリーズの長所を集めたような本作は、まさに夢のゲームとなりそうだ。しかも、主人公の一人は私が愛してやまないキャラクターなのだから。――Vitor Conceição(IGN Brazil)
『バイオハザード レクイエム』は人気ホラーシリーズの最新作であり、おそらくはシリーズを大きく刷新する役割を担った作品だ。新たな主人公のグレース・アッシュクロフトと、シリーズでおなじみのレオン・S・ケネディの再登場はどちらも楽しみだ。本作で特にすごいと思う機能のひとつが、クリーチャーが壁や天井に潜んでプレイヤーをこっそりと追いかけてくることだ。暗い場所でライトを使えば、それだけでも敵の注意をひいてしまう。細部まで改良が施された本作をプレイするのが本当に楽しみだ。――Rayan Sayyed(IGN India)
10代の頃の思い出よ、再び。私がサバイバルホラーにほれ込んだ理由のひとつである、あのレオン・S・ケネディがシリーズ最新作で帰ってくる。プレイアブルキャラクターの一人であることが正式に発表され、本作でレオンをプレイするのが待ちきれない思いだ。『バイオハザード ヴィレッジ』もとても楽しめたので、カプコンによるシリーズの新たな地平がどんなものになっているのか、非常に興味深い。幸いにも、あまり長く待ち焦がれる必要はなさそうだ。――Mario Seijas(IGN Spain)
『鬼武者 Way of the Sword』や『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』など楽しみな作品はたくさんあるが、ひとつだけ選ぶならやはり『バイオハザード レクイエム』だろう。『レクイエム』で描かれる新たな世界や、新旧のキャラクターを見るのがとても楽しみだ。リーク情報でいろいろと騒ぎにはなっているが、本作の核はいまだ多くの謎に包まれているように思える。いったい、どんな驚きの新事実が明らかになるのだろうか? ファンをあっと言わせる衝撃にあふれていることを期待する。――Erwan Lafleuriel(IGN France)
『バイオハザード レクイエム』はレオン・S・ケネディがシリーズへの復帰を果たす節目であるだけではなく、新主人公のグレース・アッシュクロフトのサバイバルホラーの側面と、レオンのアクションの側面とが組み合わさった作品になる。さらに言えば、新たな脅威が持ち上がり、ヴィクター・ギデオン博士に立ち向かうために再びラクーンシティを訪れることになる作品でもある。これで興奮しないでいられるだろうか!――Tania M. Moreno(IGN Latin America)
『デカポリス』
2026年、PS5/PS4/Switch向けに発売予定。
『デカポリス』は近未来を舞台にしたクライムサスペンスRPGで、プレイヤーは刑事ハーバード・マークスとなって犯罪現場を調査し、証拠を集め、情報を分析して各事件の背後に秘められた真実を解き明かしていく。完全3Dの世界で探索を行い、集まったデータをもとに決断を下すというのがゲームプレイの核だ。ただし、本作が目を引くのは劇的な変革や新奇さではなく、進化の方向性だ。レベルファイブは家族向けや子供向けのヒット作で知られるスタジオであり、完全新規のIPで現代的な犯罪捜査という大人向けのテーマを扱うことを決めたのは興味深い。インディーゲーム市場であればそうしたアプローチも珍しくはないが、中堅以上といえるレベルファイブほどの規模を持つ日本のスタジオがこうした取り組みをするのは依然珍しいだろう。『デカポリス』は流行を追うのではなく、スタジオのアイデンティティを保ちつつロールプレイングやナラティブの常識を打ち破ろうとしている作品であり、単に壮大で派手なゲームにするのではなく、焦点を変えることで新しい勢いを生み出すことができるという可能性を提示する作品だ。――Donghun Lee(IGN Korea)
子供の頃の私は、「レイトン」シリーズが大好きだった。2026年には同シリーズの新作『レイトン教授と蒸気の新世界』も登場するが、レベルファイブからは犯罪捜査をテーマにした、未来的でアクション満載の新規IP『デカポリス』も登場予定だ。そんな本作はきっと、子供時代を懐かしむノスタルジアと大人への階段を上る感覚が入り混じった作品になるはずだ。『デカポリス』は大人向けでありながら、ユーモアも忘れていない。レベルファイブの野心的な新プロジェクトである本作は、新たなユニバースやシリーズの始まりとなり得る作品に思える。プロジェクトの今後に期待せずにはいられない。――Antonia Dressler(IGN Germany)
『ファイアーエムブレム 万紫千紅』
2026年、Switch 2向けに発売予定。
三大家庭用ゲーム機の2026年向け作品ラインアップの全容はまだ明らかではないが、プレイするのが楽しみで仕方なく、ウィッシュリストにすでに登録済みの作品もいくつかある。どうしてもひとつだけ選べと言われたので、ここは『ファイアーエムブレム 万紫千紅』と答えよう。私はスーパーファミコンの頃からずっとインテリジェントシステムズのシミュレーションRPG「ファイアーエンブレム」のファンで、新作が出るといつも発売初日からプレイしてきた。「万紫千紅」も『ファイアーエムブレム 覚醒』や「風花雪月」のような素晴らしいキャラクターたち、重大な局面、魅力的なストーリーが組み合わさった傑作になることを期待している。――Peer Schneider(IGN US)
『Orbitals』
2026年、Switch 2向けに発売予定。
The Game Awards 2025で発表されたばかりの『Orbitals』だが、その発表内容はとても興味深かった。1990年代のアニメに触発されたスタイルの協力プレイアクションプラットフォーマー作品で、開発は東京を拠点としたShapefarmというスタジオ。協力型の作品といえば、近年ではHazelight Studiosの『It Takes Two』、『スプリット・フィクション』が人気を博したが、本作にもこうした作品に通じる魔法が息づいていることを期待している。さて、ちょっとズルをして、2026年に期待する作品としてさらにもう1作、『Forza Horizon 6』も挙げさせてもらおう。確かに開発拠点はここイギリスだが、美しいオープンワールドとなった日本を舞台にした本作は、私が2026年に楽しみにしている作品のひとつなのだ。――Simon Cardy(IGN UK)
『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』
2026年2月12日、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Switch 2/PC向けに発売予定。
プレイし損ねていた「龍が如く」シリーズの旧作を最近プレイしはじめ、やっと「シリーズの全作品をプレイした」と言えるようになった今、時代の流れを経てテクノロジー面ではマイナス点が目立つようになっていた「極3」がついに登場するのはとてもうれしい。龍が如くスタジオの新作はつねに大歓迎だし、本作でまた沖縄に戻るのはとても楽しみだ。トレーラーを見た限りでは素晴らしい出来栄えのようだし、完全新規のタイトルといっても遜色なさそうだ。早くプレイしたくてたまらない。――Nikola “Nick” Jovanović(IGN Adria)
『CODE VEIN II』
2026年1月29日、PS5/Xbox Series X|S/PC向けに発売予定。
『CODE VEIN II』は初代の長所を伸ばしつつ、より洗練されたゲームプレイ体験を目指した野心的な続編だ。ソウルライクな戦闘をよりスムーズなメカニクスで強化し、カスタマイズ性を高め、敵とのエンカウントもよりスマートにすることで、戦闘全体がより魅力的でやりがいのあるものになっていると期待されている。前作から引き続いている特徴的なアニメ風のスタイルとダークな雰囲気が、ほかのRPG作品と一線を画す特徴だ。ストーリー面でも前作以上に奥深い世界を描き、人物造形をより掘り下げた物語が展開されるようだ。現代のハードウェアのおかげでヴィジュアル、パフォーマンス、レベルデザインもより進化している本作は、より洗練された記憶に残る一作となる可能性を秘めている。――Mohamed Shorbgy(IGN Middle East)
2026年にもっとも期待する日本産ゲームを選ぶのは、私にとっては難しくない。『CODE VEIN II』をおいてほかにないからだ。トレーラーが素晴らしかったのはもちろんだが、大好きだった初代の持ち味をしっかりと残した続編になっていそうなところが特に気に入っている。アニメ風のダークファンタジーという本シリーズの特徴こそ、私が焦がれてやまないものなのだ。続編となる本作で、物語や世界観がどれだけ広がっているのかをこの目で見るのが楽しみで仕方ない。それに、プレイヤーキャラクターに吸血牙装を装備させて凶悪難易度のボスたちに挑むという一連の流れは、まさにゲームという体験の楽しさの粋だと思う。――Jiří Morávek(IGN Czech Republic and Slovakia)
『鬼武者 Way of the Sword』
2026年、PS5/Xbox Series X|S/PC向けに発売予定。
「鬼武者」シリーズの20年ぶりの新作となる本作だが、選出の理由は単なるノスタルジアではない。ダークな空気感、孤独感、そして剣戟を基本とした圧倒的な暴力表現と近年の日本産アクションゲームでは珍しくなった雰囲気が、本作には満ち溢れている。『鬼武者 Way of the Sword』は派手さを抑え、侍というテーマをより真剣で不穏な世界で描こうとしているようだ。静かながらも恐ろしいリズムを今回も維持できているのであれば、本作は2026年でもっとも記憶に残る作品となってもおかしくない。――Ersin Kılıç(IGN Turkey)
『The Duskbloods』
2026年、Switch 2向けに発売予定。
筆者が2025年にかなりの時間を注ぎ込んだゲームのひとつが、『ELDEN RING NIGHTREIGN』だ。その理由は単純明快。フロム・ソフトウェア作品の大ファンなのだ。2026年のゲームで『バイオハザード レクイエム』のほかに心待ちにしている作品として『The Duskbloods』を挙げたいのも同じ理由からだ。フロム・ソフトウェアが新しいことに挑戦している作品はいつだって私の心を捉えてきたし、私が「NIGHTREIGN」をほかの同業者と比べても特に楽しめたのは、それも理由のひとつなのだろう。もちろん本音を言えば、すべてのプラットフォームを対象に発売されるフロム・ソフトウェアの新作も楽しみにしている(※『The Duskbloods』はNintendo Switch 2の独占タイトル)が、残念ながらそれはまだ先のことになるだろう。――Tom van Stam(IGN Benelux)
『STRANGER THAN HEAVEN』
※『STRANGER THAN HEAVEN』は発売時期は未発表。
私が「龍が如く」シリーズのマニアになったのは比較的遅い方ではあるが、一度その魅力に気づくと世界中の多くのプレイヤーと同じくシリーズの大ファンになった。そうはいっても、やはりシリーズの新作ばかりではなく龍が如くスタジオによる新規IPを見てみたいという気持ちもある。それに応えてくれるのが、この『STRANGER THAN HEAVEN』だ。これまで発表された情報はどれもとても興味深かったし、同スタジオが創造性をいかんなく発揮して新たなアイデアの数々を試してみてくれることを期待したい。――Pedro Pestana(IGN Portugal)
有名スタジオが新たな境地に挑むのは、いつだって大歓迎だ。カプコンの『プラグマタ』は独創性があっておもしろそうだし、2026年にさらなる情報が公開されるのが楽しみだが、私がいちばん期待する日本産ゲームは、龍が如くスタジオの『STRANGER THAN HEAVEN』だ。細部までこだわり抜いた緻密で楽しさにあふれる世界を作り出すことで定評のあるスタジオであり、そんな彼ら自身が「奇抜」で「革新的」なものを目指していると受け取れる完全新規IPなのだから、楽しみにせずにはいられない。同じ理由で、コジマプロダクションの『OD』についてももっと詳しい情報が発表されるのを楽しみにしている。こちらだって、同じく2026年に発売される可能性も、まだ皆無とは言えないだろう。――Alessandro Digioia(IGN Italy)