徹底したからこそ、足りなさが見えた ~詩吟全国一位を目指すための、次なる発声の課題~
つい先日、詩吟の全国吟詠コンクール二次予選(東京都大会)に出場しました。
自分は、最終的には詩吟で全国一位を目指しています。
そのために、今回もできる限りの準備をして臨みました。
結果は、12位までが次に進める中で、次点の13位。
文字通りあと一歩、届きませんでした。
正直、悔しいです。
ただ、不思議と「何が足りなかったのか分からない」という感覚ではありませんでした。
むしろ今回は、次に向き合うべき課題がはっきり見えた大会だったと思っているので、しっかり文章で残したいと思います。
詩吟を上達したい人、発声についてさらに学びたい人には多少なりとも役立つかと思いますので、良ければ最後まで読んで頂けると嬉しいです。
今回、徹底したこと
今回、大会に向けての詩吟の稽古で、自分が特に意識したのは「アクセント」と「音程」でした。
「1箇所でもミスるとダメ!」
と、先生から口酸っぱく言われてきたので、100点満点を目指しました。
先生からはとても細かくフィードバックをいただきました。
個人練習でも、とにかく徹底しました。
録音して聞き返しました。
録画もして、口の開け方や表情筋の使い方のクセなどを修正しました
自作のコンダクターも使って、1/4~1/8音レベルの細かな音程まで確認できるようにしました。
そして、素読も繰り返しました。
通勤時に車の中で1日10回真剣にやり、3ヶ月以上やったので
総数で言えば、1000回以上は読んだと思います。
だから、今回に関しては「なんとなく準備不足だった」とは思っていません。
もちろん、本番で完璧だったわけではありません。
でも、少なくともアクセントや音程については、自分なりにかなり向き合ったつもりです。
その結果、自分の吟の精密さは確実に上がりました。
言葉の運び方。
音の取り方。
口の開け方。
節調の安定感。
以前よりも、かなり整った吟にはなったと思います。
本番の吟を添付します。
実力の9割は出せたかなと思っています。
精密さの先に見えたもの
ただ、全国で上位に入るには、それだけでは足りませんでした。
今回、上位の方々の吟を聴いていて、はっきり感じたことがあります。
それは、発声の差です。
特に感じたのは、声の「重心」でした。
音程が低いという意味ではありません。
声そのものの「力点」が低い。
声がどこから出ているか、という感覚です。
自分の声は、まだ口や喉あたりから出ている感じ。
声は出しているつもりでも「力点が浅い」。
一方で、上位の方の声は、もっと身体の下の方から出ているように感じました。
腹から、下半身から、深いところから支えられている声でした。
声がどっしりしているのです。
声に「根っこ」があるか
今回、自分の中で一番しっくり来た表現は、
声に「深い根っこ」があるかどうか
という感覚でした。
上位の方の吟には、声の根っこがある。
根を張った木が、上に向かって枝葉を伸ばすように、
声の土台が下にあるからこそ、高音に行ったときにも圧がある。
華やかさがある。
圧倒感がある。
逆に、自分の声はまだ根が浅い。
アクセントや音程の精密さは上がった。
でも、声そのものの根の深さが足りない。
そこが、今回いちばん大きく見えた課題でした。
一つを徹底したから、次の課題が見えた
今回の一番大きな学びは、ここです。
一つを徹底すると、次の課題が見えてくる。
もし今回、アクセントも音程も曖昧なままだったら、敗因もぼやけていたと思います。
音程が悪かったのか。
アクセントが甘かったのか。
節回しが不安定だったのか。
発声が足りなかったのか。
全部が曖昧なままだと、次に何を鍛えるべきかも曖昧になります。
でも今回は、アクセントと音程を徹底しました。
精密さは上がりました。
だからこそ、その先にある課題が見えました。
それが、発声でした。
次は、発声を鍛える
これからは、発声を鍛えていきます。
ただし、発声といっても、まだ自分の中でも完全に言語化できているわけではありません。
そもそも、言語化が難しいからこそ、違いがわかりやすい「アクセント」と「音程」を優先したという背景も無くはなかったのです。
深い発声は、意識すれば、少しはできる感覚があります。
でも、まだ甘い。
持続もできていないのが正直な所です。
だからこそ、これから自分自身を実験台にして、もっと深く掘っていきたいと思っています。
今考えているのは、まずは身体づくりです。
腹筋。
背筋。
スクワット。
ただ、単に筋肉をつけたいわけではありません。
丹田。
下半身。
背中。
腹圧。
発声時に、身体のどこを使っているのか。
どうすれば、声を口先ではなく身体の下から支えられるのか。
そこを意識しながら、発声につながる身体を作っていきたいと思っています。
伸び悩んでいるとき、課題を一つに絞れているか
もし今、詩吟で伸び悩んでいる方がいるなら、
「自分はいま、課題を一つに絞れているだろうか」
と考えてみてもいいかもしれません。
音程。
アクセント。
節回し。
発声。
詩情表現。
詩吟には、向き合うべきことがたくさんあります。
でも、全部を同時にぼんやり直そうとすると、結局どこも深く変わらないことがあります。
まずは一つを徹底する。
その一つをやり切る。
すると、その先に次の課題が見えてくる。
今回、自分はそれを強く感じました。
自分にとって、次の課題は発声です。
声の重心。
声の根っこ。
身体の下から響いてくるような、どっしりした声。
ここからは、そこに向き合っていきます。
そして本気で、全国一位を目指します。
学んだこと、体感したことはYouTubeなどでもわかりやすく言語化していく予定です。
https://youtube.com/@shigin_channel?si=Bxf-3cKOEEEMjlvf
ぜひ今後の活動を応援して頂けると嬉しいです!
(その前に妻が臨月なので、二人目の育児を頑張ります!!!)
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

