目次
一目でわかるAirTag
- Appleの紛失防止タグ。鍵、財布、バッグなどに取り付けて「探す」アプリで追跡
- 価格は1個4,980円(税込)、4個入り16,980円(税込)
- NEW第2世代の超広帯域(UWB)チップ搭載で「正確な場所を見つける」機能の範囲が最大50%拡大(※規制により日本国内では拡大した範囲は利用不可)
- NEWスピーカー音量が50%向上、最大2倍の距離から音が届く
- NEWApple Watch(Series 9以降/Ultra 2以降)で「正確な場所を見つける」機能に初対応(※日本国内では利用不可)
- NEW航空会社と位置情報を共有できる「持ち物の位置情報を共有」機能に対応
- 10億台以上のApple製デバイスで構成される「探す」ネットワークを活用
- CR2032コイン型バッテリーで1年以上駆動、ユーザー自身で交換可能
- IP67の防水・防塵性能(水深1mで30分)
- 初代AirTagと同じ形状のため、既存アクセサリがそのまま使える
AirTagの概要
AirTagは、Appleが開発した紛失防止タグだ。鍵や財布、バッグ、スーツケースなど、大切な持ち物に取り付けておけば、iPhoneの「探す」アプリから位置を追跡できる。2021年4月に初代が登場し、2026年1月に約5年ぶりとなる第2世代が発売された。
AirTagの最大の強みは、10億台以上のApple製デバイスで構成される「探す」ネットワークだ。AirTag自体にGPSは搭載されていないが、近くにあるiPhoneやiPadなどがBluetooth信号を匿名で中継することで、世界中どこに置き忘れても位置情報を持ち主に伝えてくれる。通信はすべてエンドツーエンドで暗号化されており、Appleでさえ位置データを知ることはできない。
第2世代では、iPhone 17シリーズやApple Watch Ultra 3にも搭載されている第2世代の超広帯域チップを採用。「正確な場所を見つける」機能の有効範囲が最大50%拡大し、スピーカー音量も50%向上した。さらにApple Watchでの精密探索に初対応するなど、「見つけやすさ」が全方位で進化している。ただし日本国内では、規制により拡大した「正確な場所を見つける」の範囲は利用できない。Apple Watchでの精密探索も日本では利用不可だ。海外旅行時には利用可能で、iPhone Air またはiPhone 15以降(iPhone 16eを除く)とのペアリングが必要となる。価格は初代と同じ1個4,980円。スピーカー音量の向上やBluetooth範囲の拡大は日本でも有効なので、今買うなら第2世代を選ぶべきだ。
買い?
結論:AirTagは「持ち物をなくしたことがある人」全員にとって買いだ。ただし日本国内では第2世代の目玉機能(探索範囲の拡大)が規制で使えないため、初代からの買い替えメリットは限定的。新規購入なら第2世代一択。
AirTagが最適な人
鍵、財布、カバン、スーツケースなど、紛失して困る持ち物がある人。iPhoneユーザーであれば、紛失防止タグとしてこれ以上の選択肢はない。「探す」ネットワークの規模はライバル製品を圧倒しており、海外旅行時のロストバゲージ対策としても非常に頼もしい。4個入りは1個あたり4,245円とお得なので、複数のアイテムに付けたい人にもおすすめだ。
AirTagを選ぶべきではない人
Androidユーザーは使えない。AirTagの初期設定と管理にはiPhoneが必須だ。またAirTagは「モノの追跡」に特化しており、子どもやペットの見守り用としてはAppleも推奨していない。リアルタイムの位置追跡はできず、不要な追跡を防ぐアラートが鳴る仕様になっているためだ。
特徴・スペックまとめ
価格
| パッケージ | 価格(税込) | 1個あたり |
|---|---|---|
| 1個入り | 4,980円 | 4,980円 |
| 4個入り | 16,980円 | 4,245円 |
初代モデルの発売時価格(1個3,800円、4個入り12,800円)からは値上がりしているが、第2世代は初代と同じ価格設定で販売されている。Apple純正のファインウーブンキーリングは5,980円(税込)で、フォックスオレンジ、ミッドナイトパープル、ネイビー、モス、ブラックの5色展開。apple.com/jpでは無料で刻印も入れられる。
発表日・発売日
- 第2世代:2026年1月27日発表、同日より予約開始。同週後半にApple Storeで販売開始
- 初代:2021年4月21日発表、4月23日予約開始、4月30日発売
初代から約4年9か月ぶりの刷新となった。初代は2021年の発売以来一度もハードウェアアップデートがなく、ファームウェアアップデートで機能改善を重ねていた。
デザインと素材
第2世代のデザインは初代と完全に同じ。500円玉よりひと回り大きいコイン型で、表面が白いプラスチック、裏面がステンレススチールの光沢仕上げだ。形状が変わっていないため、初代AirTag用のケースやキーホルダーがそのまま使える。
見た目では判別できないが、背面の刻印で世代を見分けられる。初代は大文字と小文字が混在した刻印、第2世代はすべて大文字で「FIND MY / NFC / BLUETOOTH LE / ULTRA WIDEBAND / IP67 / APPLE INC.」と記載されている。
環境面では、第2世代は筐体に85%の再生プラスチック、マグネット部品に100%再生希土類元素、プリント回路基板のメッキに100%再生金を使用。パッケージは100%ファイバー素材だ。
サイズと重量
| 項目 | 第2世代 | 初代 |
|---|---|---|
| 直径 | 31.9mm | 31.9mm |
| 厚さ | 8.00mm | 8.00mm |
| 重量 | 11.8g | 11g |
サイズは初代と同一。重量は0.8g増加しているが、体感できるレベルの差ではない。財布やポーチの中に入れても、キーホルダーに付けても邪魔にならないコンパクトさだ。
チップ
第2世代にはAppleが設計した第2世代の超広帯域(UWB)チップが搭載されている。これはiPhone 17シリーズやApple Watch Ultra 3、Apple Watch Series 11にも採用されている最新のチップだ。初代に搭載されていたU1チップと比較して、「正確な場所を見つける」機能の有効範囲が最大50%拡大している。
Bluetoothチップも新しくなり、持ち物が見つかる範囲自体が広がった。UWBによる精密探索だけでなく、Bluetooth信号の到達距離も改善されている。
「探す」機能
AirTagの探索方法は大きく3つある。
「正確な場所を見つける」機能は、UWBチップを活用した精密探索。画面に距離と方向が表示され、触覚・視覚・聴覚のフィードバックで紛失物まで案内してくれる。第2世代では有効範囲が従来比50%拡大し、初めてApple Watch(Series 9以降、Ultra 2以降、watchOS 26.2.1が必要)でも利用可能になった。iPhone側はiPhone 15以降(iPhone 16eを除く)およびiPhone Airで対応する。
ただし、日本国内では規制により拡大した「正確な場所を見つける」の範囲は利用できない。Apple Watchでの「正確な場所を見つける」も日本では利用不可だ。これは総務省のUWB(超広帯域無線)規制によるもので、9.0〜10.25GHz帯の屋外利用が禁止されていることが原因。海外旅行時にはiPhone AirまたはiPhone 15以降(iPhone 16eを除く)とペアリングした状態で利用可能だ。Appleは当初プレスリリースで曖昧な表現を使っていたが、後日「日本では」と明記する形で正式に制限を認めた。
「探す」ネットワークは、AirTagがiPhoneの通信範囲外にある場合に機能する。世界中の10億台以上のApple製デバイスがBluetooth信号を匿名で中継し、「探す」アプリのマップ上に位置を表示する仕組みだ。
サウンド再生は、内蔵スピーカーから音を鳴らして物理的に探す方法。第2世代ではスピーカー音量が50%向上し、最大2倍の距離から音が聞こえるようになった。新しいチャイム音も追加されている。
また第2世代は「持ち物の位置情報を共有」機能に対応。デルタ、ルフトハンザ、シンガポール航空、ユナイテッドなど50社以上の航空会社と位置情報を一時的に共有でき、ロストバゲージの回収を支援する。共有期間は7日間で、持ち物が見つかると自動で停止する。
バッテリー
第2世代・初代ともにCR2032コイン型バッテリーを使用。駆動時間は「1年以上」で、バッテリーが減ってきたらiPhoneに通知が届く。ユーザー自身で簡単に交換可能だ。裏面のステンレスカバーを反時計回りに回して外し、電池を入れ替えるだけ。充電式ではないが、コンビニでも手に入るCR2032で手軽にリフレッシュできるのは利点と言える。
防水・耐久性
IEC規格60529にもとづくIP67等級の防水・防塵性能を備えている。最大水深1メートルで最大30分間の耐水性能がある。雨に濡れる程度であれば問題ないが、水泳やダイビングには対応しない。動作環境温度は-20°〜60°C。
プライバシーと安全対策
AirTagには位置データや履歴が物理的に保存されず、「探す」ネットワークとの通信はすべてエンドツーエンドで暗号化されている。Appleを含む誰も、デバイスの所有者以外はAirTagの位置データにアクセスできない。
不要な追跡対策として、見覚えのないAirTagが自分と一緒に移動していると判断された場合、iPhoneとAndroidスマートフォンの両方でアラートが表示される。検知されたAirTagは一定時間後に音を鳴らし始め、持ち主以外でもNFC対応スマートフォンをかざすことで所有者の連絡先情報を確認できる。
1つのAirTagは最大5人まで共有可能(iOS 17以降)。家族で共有するアイテムに付ければ、全員が「正確な場所を見つける」機能を使って探せる。
初代AirTagについて
初代AirTagは2021年4月に発売されたApple初の紛失防止タグだ。発売価格は1個3,800円(税込)、4個入り12,800円(税込)で、2026年1月の第2世代発売に伴いApple公式ストアでの販売は終了している。
| 項目 | 初代AirTag |
|---|---|
| チップ | Apple U1チップ(第1世代UWB) |
| サイズ | 直径31.9mm × 厚さ8.00mm |
| 重量 | 11g |
| 防水 | IP67 |
| バッテリー | CR2032(1年以上) |
| システム条件 | iOS 14.5以降 |
| 発売日 | 2021年4月30日 |
| 発売時価格 | 1個3,800円 / 4個入り12,800円 |
今から初代を買うのはアリ?
新規購入なら第2世代を選ぶべきだが、日本国内では事情がやや複雑だ。第2世代の最大の売りである「正確な場所を見つける」機能の範囲拡大は、規制により日本国内では利用できない。Apple Watchでの精密探索も同様だ。日本国内で享受できる進化はスピーカー音量の向上とBluetooth範囲の拡大が中心となる。
そのため、Amazonなどで初代が大幅に値下げされている場合は、コスパ重視で選ぶのもアリ。紛失防止タグとしての基本性能は十分に備えている。なおiOS 14.5以降で動作するため、古いiPhoneでも使える点は初代の利点。一方、第2世代はiOS 26以降が必須だ。海外旅行が多い人は、渡航先で拡大した探索範囲を活用できる第2世代を強くおすすめする。
第2世代 vs 初代の違い
| 項目 | 第2世代(2026) | 初代(2021) |
|---|---|---|
| チップ | 第2世代UWBチップ | U1チップ |
| 「正確な場所を見つける」範囲 | 最大50%拡大(※日本国内では利用不可) | 標準 |
| スピーカー音量 | 50%向上(2倍の距離で聞こえる) | 標準 |
| Apple Watchで精密探索 | 対応(Series 9以降/Ultra 2以降)(※日本国内では利用不可) | 非対応 |
| 位置情報を航空会社と共有 | 対応(50社以上) | 非対応 |
| 重量 | 11.8g | 11g |
| Bluetooth範囲 | 拡大 | 標準 |
| システム条件 | iOS 26以降 | iOS 14.5以降 |
| 環境配慮素材 | 85%再生プラスチック | 再生スズ使用 |
| 価格(1個) | 4,980円 | 3,800円(発売時) |
| サイズ | 31.9mm × 8.00mm | 31.9mm × 8.00mm |
| 防水 | IP67 | IP67 |
| バッテリー | CR2032(1年以上) | CR2032(1年以上) |
第2世代は「見つけやすさ」に関わるすべてが進化している。ただし日本国内では、目玉であるUWB精密探索の範囲拡大とApple Watchでの精密探索が規制により利用できない。スピーカー音量50%向上、Bluetooth範囲拡大、航空会社との位置情報共有は日本でも有効だ。海外旅行が多い人にとっては文句なしの進化。国内メインの人にとっては、初代からの買い替え動機はやや弱い。とはいえ新規購入なら第2世代以外を選ぶ理由はない。
注目記事
- Apple、4年ぶりの新型AirTag発表。探索範囲50%拡大、音量2倍で価格据え置き
- AirTag 2、やっぱり日本では拡大した「正確な場所を見つける」の範囲は利用できません。Appleが正式発表
- 初代と第2世代AirTagの見分け方、知ってる?「背面の刻印」で一発判別
- AirTagはどこまで人の位置情報を追跡できるのか、検証してみた
- AirTagが救世主!羽田空港で失くしたポーチと再会するまで
- AirTagを付けた鍵を車に放置、何メートルから検知するか検証
- AirTagを買ってからその後、みんなどう?
- iOS 17の新機能:1つのAirTagを最大5人まで共有可能に
- AirTag、正式発表 特徴、発売日、価格まとめ
「AirTag」新着記事

英語力ゼロ・貯金120万円で世界62カ国を巡った男の「ビジョンボード術」を体験してきた

AirTag(第1世代)が38%オフで3,111円!日本なら「初代を安く買う」で十分っしょ

Apple、AIウェアラブル3製品を一気に開発加速か。スマートグラスは2026年末に生産開始の予想

AirTag 2、やっぱり日本では拡大した「正確な場所を見つける」の範囲は利用できません。Appleが正式発表

iFixitがAirTag 2を分解、Appleの「改造防止策」を突破。スピーカー無効化は依然として可能

初代と第2世代AirTagの見分け方、知ってる?「背面の刻印」で一発判別

watchOS 26.2.1、正式リリース。Apple WatchでAirTagの”正確な場所”が探せるように

iOS 26.2.1、正式リリース。第2世代AirTagのサポート対応

Apple、4年ぶりの新型AirTag発表。探索範囲50%拡大、音量2倍で価格据え置き

Apple、AirTagサイズの”AIピン”開発中か。カメラ2つ搭載で2027年登場の噂

Apple初売り2026スタート。オンライン購入OK、楽天ポイント二重取り可。限定AirTagは開始30分が勝負

Appleの初売り、2026年も限定AirTagあります。ただしウマではなく…ダルマ

AirTag 2、iOS 26コードから”4つの新機能”が判明。移動中の精密追跡も可能に

Apple TV・HomePod mini・AirTagが9月9日イベント後に”まとめて”アップデートされるかも

AirTag 2、Appleイベントで発表か。4年ぶり進化で追跡範囲3倍、ストーカー対策も強化

Android版”AnkerAirTag”がついに登場!「検索ハブ」対応

激戦区になった”カード型AirTag”、各社が全力のセール競争中

通信距離3倍に進化のAirTag 2、今年5〜6月頃発表か

Apple初売り2025、最大3万円分のGift Cardプレゼント – 巳年限定AirTagも

AirTagのバッテリー寿命を最大10年に延長、Elevation Labが画期的なケースを発売

AirTag 2の噂:精密探索の距離が3倍に、大幅な性能向上か

新型AirTag、2025年半ばに登場か。位置追跡機能が大幅進化

AirTagは高いけど、今なら少し安く買える。現在18%オフ

AirTagが心ばかりのセール。それでもコスパは「Anker版 > 4個入り > 1個入り」

楽天モバイル、AirTagと対応アクセサリの最大14%オフセールをスタート

AirTagの新モデル、来年出るかも。何が変わるのかな?

AirTag、車の盗難目的で悪用される事例が報告されるーー米国

AirTagに最新ファームウェア(2A73)が配信開始

AirTagが1カ月ぶりにプチセール。4個入りなら1個あたり3,339円に

