1. 目に見えぬ敵〜“国vs国”という形ではない戦争〜
「イスラエルは最後のとっておきだ」という言葉について疑問に思っている方へ by @KAGdrogo (https://x.com/KAGdrogo/status/2045232342663606660?s=20)
第一部:中東で本当は何が起こっているのか?
世界は皆さんが思っているようなものとは違います。現在戦っている敵はイスラエルではありません。アメリカが攻撃を行う本当の理由は、想像よりもはるかに大きいのです。
何十年もの間、イスラエルの対中東政策は、明確な設計図によって導かれてきました。それは「周囲のアラブ諸国を弱体化し、分断し、無力化することで、はるかに拡大した領土を包含する支配的なユダヤ国家(大イスラエル)を創設する」というものです。この構想は、陰謀論的な憶測ではなく、1980年代〜9.11後の時代にかけての公式政策文書や公の声明で明確に述べられています。
この基礎となる文書は、1982年に発表されたオデッド・イノンの論文『イスラエルのための戦略』です。当時イスラエル外務省関係者だったイノンは「イスラエルの生存には、既存のアラブ諸国をより小さく、民族的・宗教的に分断された空殻(あきがら)国家に解体する必要がある」と主張しました。
彼はエジプトを “解体されるべき死体”、ヨルダンを “パレスチナ人が乗っ取るのに適した状態”、イラクを “宗教的・部族的な内部分断の最優先目標”とし、「シーア派・スンニ派・クルド人の間の対立と敵意を煽るべきだ」と述べ、シリアを “民族的分断に脆弱な国”、レバノンを “すでに混乱状態にあるモデル”として挙げました。
目的は、地域を弱い小国家群に変え、イスラエルに刃向かえないようにし、ナイル川からユーフラテス川までの新しい国境を持つ、対抗者のいない地域超大国としてイスラエルを君臨させることでした。
この考え方は、1996年にベンジャミン・ネタニヤフのために正式化した政策文書『クリーン・ブレイク:領域を確保するための新戦略』において具体化されました。この文書は、リチャード・パール、ダグラス・ファイフ、デイビッド・ウォームサーら、ユダヤ系アメリカ人のネオコン(新保守主義者)たちと、新アメリカ世紀プロジェクト(PNAC)によって主導された研究グループが作成したものです。
ちょっと考えてみてください。ブッシュ政権のアメリカ政府高官たちが、イスラエルの首相のために政策を書いていたということは、彼らの忠誠心はどこにあり、実際には誰に仕えていたのでしょう?アメリカでしょうか?それともイスラエルでしょうか?
ネタニヤフが首相に就任する際に書かれたこの文書は、イスラエルに対し、オスロ和平プロセスを放棄して土地和平公式(土地を渡す代わりに平和を得る原則)を拒否するよう促し、代わりにシリアとイラクから始まる敵対的隣国に対する積極的な政権転覆政策を追求し、ヨルダンとトルコとの同盟を育てるよう求めました。
そして “予防的軍事行動”と、 “アメリカの支援を活用しつつイスラエルに有利になるべく地域を再形成すること”を強調していました。
4年後の2000年9月、同じPNACネットワークはもう一つの主要政策文書『アメリカの防衛を再構築する:新世紀のための戦略・戦力・資源』を作成しました。この報告書は、アメリカのグローバル軍事支配の維持を主張し、特に中東における長期的な米軍展開の拡大を強調し、軍事における広範な “革命”を求め、次のように率直に述べています;
「変革のプロセスは、新たな真珠湾攻撃のような破滅的で触媒となる出来事がなければ、たとえ革命的な変化をもたらすとしても、長期にわたるものとなるだろう」
ここでの時系列を少し考えてみてください。1996年のネタニヤフのために書かれた『クリーン・ブレイク計画』と2000年の『アメリカの防衛を再構築する』報告書の両方とも、9.11攻撃の前に作成されたものです。
イラク戦争を皮切りとする一連の戦争は、すでに何年も前に予定されていました。同じネオコングループが、9.11の前年に、中東における米軍態勢の深刻で革命的な変革を求め、事実上イスラエルの敵と戦う決意をしていたのです。彼らが指摘したように、この変革は、重大な触媒的事件、すなわち新たな真珠湾攻撃のような出来事によって加速されなければ、ゆっくりと進むことになっていました。
イラク戦争とその後の戦争は、9.11以前にすでに計画されていました。上記で概説した含意とつながりは、この記事の範囲を超えてはるかに深いものです。しかし、この脅威をさらに追求したいのであれば、アーバン・ムービング・システムズや踊るイスラエル人たち、そして彼らを解放したマイケル・チャートフの家族歴に関する記録された活動と状況を調べてみることをおすすめします。
最も公の暴露は、2007年に退役したアメリカのウェズリー・クラーク将軍によってなされました。
クラーク将軍は「9.11直後に機密の国防総省メモを見せられた」と回想しています。








