株式会社ビジュアルアーツは、第三者による不正アクセスを受け、同社が保有する個人情報が外部へ漏えいした可能性があることを公表した。

同社は、利用者や関係者に対して謝罪するとともに、現在も調査を継続していることを明らかにしている。
不正アクセス発覚の経緯
ビジュアルアーツによると、ゲームタイトル『anemoi』のマスターデータが、発売前の2026年4月19日に海外Webサイトへ許諾なくアップロードされていることを確認した。
その後の調査の結果、第三者が社内ポータルシステムで利用しているクラウドストレージの認証情報を窃取し、クラウドストレージ上に保存されていた『anemoi』のマスターデータを含む社内情報を外部へ持ち出した可能性が高いことが判明したという。
同社は本件を不正アクセスによる情報漏えい事案として認識し、2026年5月11日に個人情報保護委員会へ速報報告を提出した。今後も関係省庁への報告を継続するとしている。
漏えいした可能性がある個人情報
現時点で漏えいの可能性が確認されている情報は以下の通り。
個人のお客様に関する情報
- 約6,017件
- 氏名(ハンドルネーム含む)
- メールアドレス
- 約2,626件
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
個人のお取引先様に関する情報
- 約1,859件
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
個人番号(マイナンバー)を含む個人のお取引先様に関する情報
- 約484件
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 個人番号(マイナンバー)
法人のお取引先様に関する情報
- 約1,452件
- 氏名
- メールアドレス
採用応募者様に関する情報
- 約1,007件
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 生年月日
従業員(退職者含む)に関する情報
- 約114件
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 生年月日
- 個人番号(マイナンバー)
- 一部の本人確認書類画像データ
※件数および対象者数は現在も調査中。
現時点で確認されている被害状況
同社によると、現時点では『anemoi』のマスターデータ以外の情報が外部サイトなどで公開・拡散された事実や、漏えいした可能性のある情報を利用した二次被害は確認されていない。
引き続き監視を継続するとしている。
対象者への案内について
対象となる可能性のある利用者や関係者には順次個別連絡を実施している。
連絡先不明などの理由で個別案内が困難な場合は、本発表をもって案内に代えるとしている。
再発防止策
ビジュアルアーツは再発防止策として以下を実施・強化すると発表した。
- 社内システムへのアクセス権限および認証方式の抜本的な見直しと強化
- 外部専門機関による24時間監視体制の確保
- クラウドサービスを含む社内システム全体の不審アクセス監視体制の整備
- 全従業員を対象とした情報セキュリティ教育の強化
VA STOREの新規注文受付を一時停止
公式通販サイト「VA STORE」については、新たな個人情報を預かることを踏まえ、安全性が十分に確認されるまで新規注文の受付を一時停止する。
再開時期については、セキュリティ監視体制の整備および従業員への情報セキュリティ教育完了後に改めて案内するとしている。
FAQ
どのような情報漏えいがあったのか
社内ポータルシステムへの不正アクセスにより、個人情報を含むファイルが外部へ流出した痕跡が確認されている。
対象には、VA STORE利用者の一部、抽選やアンケート応募者の一部、採用応募者、取引先担当者、従業員および元従業員が含まれる。
自分や家族が対象か確認できるか
対象となる可能性がある人には順次個別通知を実施している。
対象となる可能性があるのは以下の人。
- VA STORE利用者
- アンケートや抽選応募フォーム登録者
- 採用応募者
- 取引先企業担当者
- 従業員および元従業員
現在も調査中のため、通知が届いていない場合でも対象外とは確定していない。
対象者は何に注意すべきか
同社は以下の点への注意を呼びかけている。
- 不審な電話やメール、郵便物に注意する
- 金銭要求や個人情報確認を求める連絡には応じない
- 金融機関の利用明細を確認する
- 身に覚えのない取引があれば金融機関へ相談する
- マイナンバーに関して不安がある場合は市区町村窓口へ相談する
お問い合わせ窓口
株式会社ビジュアルアーツ 特別対応窓口
フリーダイヤル:0120-82-7085
受付時間:10:00~18:00(土日祝除く)
メールアドレス:contact.privacy@visual-arts.jp
会社概要
株式会社ビジュアルアーツは、1991年の創業以来、ノベルゲームを中心に作品を展開している。
同社作品はコミック、アニメーション、劇場作品などへメディアミックス展開されているほか、近年はモバイルゲーム市場でも展開している。



コメント