Flashアニメで一時代を築いたDLE、新ブランド「AI蛙男商会」始動 『古墳ギャルのコフィー』『土管くん』を生成AIでリブート

株式会社ディー・エル・イー(DLE)は、FROGMAN(小野亮)が手がける新ブランド「AI蛙男商会」を始動すると発表した。

「蛙男商会」は、2004年よりFROGMANが展開してきた映像ブランド。『秘密結社 鷹の爪』『古墳ギャルのコフィー』『土管くん』など、独特なテンポ感とFlashアニメーションを活用した作品群で人気を集め、2000年代のインターネットカルチャーを代表するブランドのひとつとして支持を得てきた。

今回始動する「AI蛙男商会」では、生成AIを新たな創作ツールとして活用し、映像・キャラクター・ゲームなどさまざまなコンテンツを実験的に展開していく。

『古墳ギャルのコフィー』復活を望む声がプロジェクト始動のきっかけに

「AI蛙男商会」始動の背景には、2026年5月にX(旧Twitter)上で巻き起こった『古墳ギャルのコフィー』復活を望むファンの反響がある。

『秘密結社 鷹の爪』に登場する吉田くんのXアカウントで「リポスト1000件超えで新作を検討」と投稿したところ、わずか1.5時間で目標を達成。「待ってました!!」「ぜひ復活してほしい」といったコメントが多数寄せられ、Flashアニメ文化を懐かしむムーブメントが広がった。

その後、生成AIを活用した新作映像を制作し、投稿から2日後に動画を公開。映像に対しては「まさかの実写風味」「良い意味で斜め上にいっている」などの反応が寄せられた。

さらに公開された『土管くん』映像に対しても、「実写風なのにちゃんと土管くん」「ピーター可愛すぎる」「こっちは違和感がない」といった声に加え、「菅井くんも見たい」「鷹の爪もAIで実写風にしてほしい」など、蛙男商会作品全体のAIリブートを期待するコメントも投稿された。

YouTube・TikTokを中心に毎週水曜20時に新作公開

「AI蛙男商会」では、YouTube・TikTokを中心に生成AIを活用した新作コンテンツを毎週水曜日20時に公開していく。

6月3日(水)20時には「土管くん #2」の公開を予定している。

新・土管くん F-1土管その1
URL:https://youtu.be/ilfM_ECViTg

YouTube:https://www.youtube.com/@AIkaeruotoko_shokai

TikTok:https://www.tiktok.com/@aikaeru_shokai

X:https://x.com/aikaeru_shokai

公開コンテンツは『古墳ギャルのコフィー』『土管くん』など既存IPのAIリブートに加え、FROGMANによる完全新作コンテンツも予定されている。

また、アニメーションだけでなく、ゲーム、AR/VRコンテンツ、お役立ちツール、音声コンテンツ、マルチ言語対応、NFTアート、キャラクターグッズなど、多面的なコンテンツ展開にも挑戦していくという。

FlashからAIへ FROGMANが語る新たな制作スタイル

DLEはこれまで、Adobe Flashを活用した少人数・短期間での映像制作スタイルを展開してきた。「AI蛙男商会」は、その延長線上にある生成AI時代の新たな創作実験として立ち上げられたブランドとなる。

「AI蛙男商会」では、自社IPをAIによって実写風やセルアニメ風などのビジュアルへリメイクし、既存作品の世界観をさらに拡張していく。

また、SNS上でのファンの反応をもとに、キャラクターや物語がリアルタイムに進化していく「共創型IP作り」にも挑戦。“熱が冷める前に作品を届ける”スピード感を特徴として展開していく。

著作権侵害を防ぐ制作体制も構築

DLEは生成AI活用における著作権・倫理面への対応についても説明している。

使用するキャラクターや世界観は100%自社開発IPのみを採用。さらに、商業利用において安全性が担保されたツール・モデルのみを選定しているという。

制作にはDLE所属の映像クリエイターのみが参加し、AI生成物に対しては公開前に社内でリーガルチェックを実施する体制を構築している。

FROGMAN コメント

FROGMANは今回の発表にあわせ、生成AIを取り巻く現在の状況について「20年前のFlashアニメ黎明期と酷似している」とコメント。

「映像を作れること」と「商業コンテンツとしてヒットさせること」は別であるとした上で、DLEが20年間培ってきた「企画」「シナリオ」「演出」「プロデュース術」をAI時代のエンターテインメントへ活用していく考えを語っている。

また、『AI蛙男商会』について、「AIという進化した最先端のツールと、私たちが培ってきたクリエイティブの核を掛け合わせ、新たな商業アニメーションのスタンダードを確立するために立ち上げたブランド」と説明した。

株式会社ディー・エル・イー 会社概要

証券コード:3686(東証スタンダード)
代表者:代表取締役社長CEO・CCO 小野亮
所在地:東京都千代田区麹町3-3-4 KDX 麹町ビル7階
創立日:2001年12月27日
HP:https://www.dle.jp/jp/

DLEは『秘密結社 鷹の爪』をはじめとするIP(著作権等の知的財産権)の企画開発や、アニメ・キャラクターなどのコンテンツ制作事業を展開。2014年に東証上場を果たし、「オルタナティブ・アニメ」事業なども推進している。

2025年にはAI映像スタジオ「OBETA AI STUDIO」を開設し、AIとIPを組み合わせた新たなコンテンツビジネスを展開している。

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