【日常心理学】家電量販店に敵はいなかった話
店員に言いくるめられたくない...ってありませんか?
こっこです。
人間心理学をベースに、生きづらさを整理する記事を書いています。
心理カウンセラー / 講師
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■ 人間心理学センターピース専属トレーナー
去年、我が家に双子が産まれました。
洗濯物が増えるという未来、そして今まで使っていたものも、10年を超え古くなってきたので、新しく洗濯機を買うことにしました。
妻と娘と一緒に家電量販店へ。
さっそく50代くらいの店員さんが忍者のようにササッと距離をつめてきて、接客開始。
今までの僕なら、そこから「戦い」を始めていました。
いかに安くできるか?
いかに優位に立つか
いかに相手の言い値を突っぱねるか
いかに相手に言いくるめられないか
いっけん、「お金」を節約して、少しでも安くできたらいい、というテーマの「値引きの戦い」かと思いきや、違うんですよね。
今なら、ちゃんと気づけます。
これは僕の“怖れ”がテーマだったんです。
✅いかに安くできるか、いかに優位に立つか
→自分が優秀でありたい欲求
→優秀でないと安心できない
→優秀でないと認められない、認めて貰えないと思ってる
→自己肯定感が満たされていない
✅言い値を突っぱねる、相手に言いくるめられないようにする
→丸め込まれるのはバカだ
→言いなりになるのはバカだ
→相手に負けるのは弱者の証拠だ
→搾取されると負ける
→優秀じゃないから負ける
こういう心理だったんですね(恥ずかしい...)
僕の自己肯定感の枯渇が原因でした。
本当に自分に自信がなかったんですね。
だから、昔は車を買っても、家電を買っても、店員さんが「敵」に見えてたんですよ。
で、今はどんな感覚かというと、「(店員さんも)この商談を気持ちよく、楽しくできたらいいなぁ」と思ってるんだろうなー、と想像するようにしたんです。
前提として、僕も「安くなって、気持ちよく、楽しく買い物できたら最高だなぁ」があります。
そうすると、店員さんは「敵」ではなく「仲間」に思えてきました。
この感情の処理が30秒くらいで行われました、笑。
=====
①僕:「初めてこちらのお店で買うつもりなのですが、会員になるので値札からさらに安くなりますか?」
→「買う」という売上への貢献の意志
→「会員になる」という貢献の意志
②店員さん:「私の裁量で1万円、会員価格で1万円、計2万円、引かせて頂きます!」
→顧客の欲求を叶える
→顧客への貢献
③僕:「双子が産まれて洗濯機が必要だったんです、ありがとうございます。
またこちらで買い物することが増えるので、出産祝いで、もうひとがんばり安くなりませんか?笑」
④店員さん:「うーん、ではアプリにてポイントを5000ptおつけします、いかがですか?」
→顧客への貢献の意志
⑤僕:「ありがとうございます。では、それで購入させて貰います。アプリもDLしますね!」
→欲求を叶えて貰った喜び
→「仲間」なので何かお返しをしたい気持ちの芽生え
⑥店員さん:「お会計の前に、当店のクレジットカードを作られませんか?今後、それで決済すると、商品に保証などが無料でおつけできるようになります」
⑦僕:「つかぬ事をお聞きしますが...、それって、店員さんの成績に反映されますか?」
→お返しできるチャンス!
→仲間に貢献したい気持ち
⑧店員さん:「え??、そ、そうですが、実は..そうなんです...」
⑨僕:「分かりました、クレカ作りますよ!だって、値引きしてポイントも付けて頂いて、助けてくれましたもん!」
⑩店員さん:「ありがとうございます!!あ、あっ...すみません、5000ptじゃなくて、3000ptしかおつけできません、私の間違いでした!!」
→僕への感謝
→僕へのミスと謝罪、罪悪感
⑪店員さん:「お待ちください、スグにお詫びの品をお持ちします!」
→袋いっぱいの無料記念品類を貰う
→偶然にも中身は欲しかったものばかり!
⑫僕:「ここまで、されなくても大丈夫ですよ~、でも、ありがとうございます、嬉しいです!」
→仲間のミスを責めない
→素直に受け取る
→素直に喜ぶ
⑬店員さん:「(このお客さんやさしいな・・)あの、洗濯機のお買い物とは全然関係ないのですが、
今、キャンペーンやってまして、動画見放題の3ヶ月間無料のサブスクに入会されませんか?いつでも退会できます!」
⑭僕:「それも、店員さんの成績に貢献できますか?」
→観たいアニメがあったので、むしろありがたい
→期間内に解約したらお金はかからない
→仲間への貢献の意志
⑮店員さん:「(不思議な質問をする人だなぁ..の顔)、は、はい!入会して頂けると、嬉しいです!私の成績になります」
⑯僕:「じゃぁ、入ります!」
→店員さんへの貢献
→クレカ+サブスク+会計で手続きに時間かかる
⑰店員さん:「ありがとうございます。お待たせしてすみません!!お会計は〇〇円です」
「本日は本当にお買い上げ、ありがとうございました!そして、何から何まで、助けて頂きありがとうございました!!
(ヒソヒソ話しで...)会計金額の端数は、全部なしにさせて頂いて、〇〇円ジャストで本日は結構ですので」
→顧客が欲求を満たしてくれたので、それのお返しの気持ち
→僕を仲間と捉えてくれた証
⑱僕:「ええ??いーんですか?わー!ありがとうございます~、さらにお安くして頂いて!」
→仲間への感謝
→欲求が満たされた喜び
→また、何かお返しをしたくなる
⑲店員さん:「本日はお買い物、ありがとうございました、お手数ですが接客のアンケートにご協力頂けませんか?さらに改善していきたいので」
⑳僕:「アンケートで店員さんの接客が素敵で、めっちゃいい買い物ができた!と書いたら、店員さんに貢献できますか?」
→端数をなくしてくれたお礼ができるチャンス
→また仲間への貢献
㉑店員さん:「(やや涙目ww)はい!ぜひ、名前を書いて頂けると嬉しいです!」
㉒僕:「まかせてください~、では、いい買い物ができました、素敵な接客、ありがとうございました!また来ますね!」
→アンケートに名前と感想をかいて提出
→仲間への貢献完了
=====
これ、最初に思い描いた「安くなって、気持ちよく、楽しく買い物できたら最高だなぁ」が叶ったと思いません?
しかも、相手の店員さんの欲求も叶って、向こうも嬉しそう。
きっと、同じ気持ちだったと思います。
家電量販店に「敵」はいませんでした、「仲間」がいました。
「気持ちよく、楽しく、欲求がお互いに叶う、素敵な時間」
これが実現したのも、僕が“怖れ”から解放されていたから。
優秀でないと損をする
優秀でないと店員さんに丸め込まれる
優秀でないと搾取される
これらは、僕の“怖れからくる妄想”
怖れは「敵」を生み出して、どんどん肥大化・強大化させます。
もし、今回も昔のように「敵」と見なして商談していたら、僕は高圧的で嫌なお客だったと思います。
店員さんも、安くもしてあげたくないし、
ポイントも付けたくないし、
記念品類も渡したくないし、
お得なサブスクやクレカも紹介したくないし、
端数もなくして値引きしたくなかった...
こんな未来だったかもしれませんね。
何より、お互い気持ちよく、楽しくない時間だったと思います。
最初から「敵」はいないんです。
見るべきは自分の感情。
「優秀でない自分は搾取され、馬鹿にされ、傷つけられ、認めて貰えない」という捉え方をかえると、世界は一変します。
そのためには、コツコツと自己肯定感を満たしていくこと。
自転車が乗れたように、
お箸が使えたように、
字が書けたように、
気がつけばちゃんと身につきます。
自己肯定感の満たし方は、才能や性格は関係ありません。
でも、難しいのは自己肯定感は、ポジティブに振る舞うだけでは意味がないということ。
大事なのは努力や根性、性格、意志の強さではなく「順番」でした。
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