PIXIV ID:22640192
秋天その日、兄様とチカ坊は燐市から粉尘を越えて闇市へ、わずかな金屑を换金するために访れた。手に入れた金で烟草、茶叶、干屑肉、白砂糖と解热剤が手に入ったが、妹の靴は见つからなかった。步きくたびれて日阴へ腰をおろしたときだ。ぼん、と妙な音が三度、秋の宙に响き渡った。市制の施行五百七十八周月を祝う砲が击たれたのだ。チカコは知らず、一昨年の暮に里の通りで爆発した、パイプ爆弾の事を思い出していた。途中の坂で目にした柿の実が、あまりにぐちゃぐちゃだったせいかもしれない。
28611302011·09·11
分辨率:1280x720



