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この本は、理論物理教程中“力学”から“統計物理学”までの基礎教程を展開した『媒質中の電磁場の理論および物質の電気的、磁気的性質の巨視理論』を扱った教科書。
私は固体物理・物性の参考書として拾い読みをしています。他のレビューアーさんが指摘されておられるように、教科書として読み進むには、基礎教程全般についてかなりのレベルを要求されていると感じられるので、(あきらめて)していません。
“本は何と云っても大家のものに限る。・・・閑があったら是非読んで見給え。・・・書いてある事は奮いし、今から見れば間違って居る事もあるだろうが、只何となく、あれ位の大家の書いた本には、インスピレーションがあるね。・・・実際そのインスピレーションを得ると云うのが、本の一番大切な要素なんだ。”(先生を囲る話(5)中谷宇吉郎より)
事実、拾い読みすることで、この本から関心を持った分野の知識の整理と理解を深めるきっかけを得られることしばしばありました。
お薦めです。
追記
英語版では第2版(1984)が現在も版を重ねています。どこがどう改められているか詳しくは見ていませんが、数式の表記がより統一されています。
絶版中の本書の再版、できれば2版に従って改訳版の発行を希望するところです。
本書を見て、電磁気学で、自分が何が弱いかが判った。
強磁性、超伝導、準定常電磁場
は、理論的にも、実験としてもほとんど手付かずのまま放置していたことがわかった。