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  • 水平思考の世界

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水平思考の世界 単行本 – 2015/10/31

5つ星のうち4.3 (27)

人生には、水平思考でしか解決できない問題がある。
ロジカルシンキングの限界を軽々と乗り越える
不可能を可能にする発明家の視点。
固定観念がはずれる創造的思考法。

絶体絶命と思われる状況でさえ、極めて自分に
好都合な状況へと転換することができる。
時代の転換期にいるわたしたちの最強の武器となる思考法、
それが水平思考なのです。

◎視点を変えれば、限界こそが強みになる
◎水平思考が目指すのは「大発見の瞬間」
◎誰にでも入手可能な既成の情報を、新しいやり方で見つめなおす
◎間違えることに喜びを見出す
◎言葉の硬直性が、ものの見方の硬直性につながる
◎新しいアイデアは、論理的に矛盾しているように見えることがある
◎偶然を味方につけた発明家たち
◎脳は、行き当たりばったりが理想的
◎垂直思考をする人は、他人に利用されやすい
◎アイデアを生み出す基本的要素はすでに身近に存在している

商品の説明

著者について

エドワード・デボノ(Edward de Bono)
世界最古の権威ある国際的奨学金制度、ローズ奨学生に選ばれてオックスフォード大学クライスト・チャーチ・カレッジで学ぶ。また、ケンブリッジ大学、マルタ大学から医学博士号を取得。これまでにオックスフォード大学、ロンドン大学、ケンブリッジ大学、ハーバード大学などで研究活動に携わる。 1967 年、デボノは今日では一般的に用いられる「水平思考」という言葉を考案。以来、デボノの名は世界中の数百万人もの人々にとって、創造性と新たな思考法のシンボルとなった。彼の数々の著作は現在34 か国語に翻訳されており、ノーベル賞受賞者や世界的指導者からも助言を求められている。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ きこ書房
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/10/31
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 本の長さ ‏ : ‎ 272ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4877713379
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4877713379
  • 商品の重量 ‏ : ‎ 320 g
  • 寸法 ‏ : ‎ 13 x 1.9 x 18.8 cm
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 46,645位 (本の売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.3 (27)

著者について

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エドワード・デ・ボノ
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カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
27グローバルレーティング

日本からのトップレビュー

  • 星5つ中5つ
    ラテラルシンキングの原書
    2023年3月7日に日本でレビュー済み
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    この本を読んだことで、ロジカルシンキングと比較してラテラルシンキングを理解することが出来た。

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  • 星5つ中5つ
    そもそも前提を、常識を疑うこと
    2016年4月13日に日本でレビュー済み
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    【概要】

    (分野)水平思考、ラテラルシンキング

    (頁数)序文&目次頁 + 本文頁 + 後書&索引頁

    (出版日)2015/10/31

     本書は、1967年に出版された「Lateral Thinking: An Introduction」の、2014年復刻版の日本語訳です。

     本書で語られる「水平思考」とは、「簡単で自然な創造的思考法を通じて、新たなアイデアを生み出す」思考法であり、一般的に有名な論理的思考(本書で言うところの「垂直志向」)とは、正反対の思考法であると説明されます。

     本書で多々見られ、そして「水平思考」の特徴とも言えるのが「気がついた」という表現です。つまり「論理的に考えていった先に推測される未来」とは別の、当初想定していなかったような「重大な発見」を見出すのが「水平思考」の醍醐味だと言えます。

    【内容】

     「水平思考」では、簡単に言ってしまうと「常識や前提に囚われないこと」であり、寧ろ積極的に「前提を疑う」くらいの気持ちで物事を考えていきます。そうすることで、誰もが同じ結論に達する論理的思考の縛りから離れ、より独創的な回答を導き出せるのです。

     本書で更に重視されるのは「偶然」という要素です。フレミングが世界最初の抗生物質ペニシリンを発見するまでの過程を始め、幾つかの例え話から、様々な「偶然」が重なり合って大発見(または偉業、名著)が生まれたのだと説明しています。

     特に、ペニシリン発見の話では、フレミングが一足飛びに「アオカビに抗菌活性がある」と認識したのではないことが詳細に説明されています。

     そもそも貧乏だったフレミングに遺産が入り、医学の勉強ができるようになった「偶然」。戦争で傷ついた兵士の治療中、兵士の鼻水に細菌の培養を抑制することを発見し、世界で初めて「細菌の増殖を抑制する物質がある」と認識した「偶然」。そしてその上で、細菌の培養皿に抗菌活性を持つアオカビが「偶然」付着し、培養皿上に細胞が生えていない円を見つけたことで、初めてフレミングは「アオカビに強力な抗生物質が存在する」と認識することが出来たのです。「偶然」の重なりが、「大発見」を生んだことを示す非常に興味深い例でした。

    【感想】

     本書の初版は40年以上前ですが、日々の何気ない日常が、私たちの考え方次第で、アイデアの宝庫となり得ることを示唆する、大変興味深い本です。

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  • 星5つ中3つ
    イントロダクションとしては悪くないのではないか
    2016年4月27日に日本でレビュー済み
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    水平思考(ラテラルシンキング)に興味を持つきっかけとしては良いと思います。

    ただ、これを読んだ後に、具体的にこの考え方についてデボノが著している本があるにもかかわらず、

    その肝心の本(その名もそのまま「ラテラルシンキング」)が邦訳されてない現状はかなり残念である。

    18人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中5つ
    人と違ったアイデアを生み出せる唯一の方法とは?
    2020年11月17日に日本でレビュー済み
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    持っている情報やツールは皆一緒の時代、自分ならではなことを創造できた人が成功を収める。

    では、どうやって人と違った創造性を身につけたらいいのか?という疑問に対する一つのアドバイスが

    水平思考という考え方。改良改善といった垂直思考の連鎖から思考を解放しよう。

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  • 星5つ中4つ
    昔の書籍ではありません
    2023年4月28日に日本でレビュー済み
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    日本で水平思考が紹介され始めた頃の、以前所有していた書籍を探していましたが、残念ながら違いました。内容についての不満はありません。以前、所有していた書籍の図形分割問題を期待して購入しましたが、掲載されていませんでした。

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  • 星5つ中5つ
    常識・前提を疑おう!
    2024年1月10日に日本でレビュー済み
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    学校教育を受け始めた瞬間から私たちは論理的に順を追って考えるよう指導され、そのような考え方で問題を解くと良い成績をもらえる。つまりロジカル思考を植え付けられ育ったということ。

    しかし、新しいアイデアを次々と生み出す人がいる一方で同じレベルの知性を持ちながら、

    決してあたらしいアイデア生み出せない人々が存在するのはどうしてだろう?

    と、いう疑問から著者がロジカル思考の限界を軽々と乗り越えるもう一つの思考法として提唱しているのが、この水平思考です。

    本書は冒頭から次の問いから始まります。

    「ワル知恵の働く金貸しが借金をした商人に「娘をくれるなら借金を帳消しにしよう」といい公平にくじ引きで決めることにしました。空っぽの財布に白・黒の石を入れ、娘が取り出した石が白なら、借金帳消しで娘も解放する、黒なら嫁にもらうということで、商人はズルをして白黒の石が散らばった地面から、そっと黒い石を二つ財布に入れたのを神経が研ぎ澄まされていた娘は見逃しませんでした。」

    「さてあなたが少女なら、この危機をどう切り抜けるだろう。」

    わたしがこの本を読んで思ったことですが、ロジカル思考は一般的に

    「前提」 → 「推論(多くは何故を繰り返す)」 → 「結論」

    の1次元で、「結論」を実行に移し結果から改善(いわゆるPDCAを回す)ことかと理解しています。

    そして水平思考尾とは下図のようにこれを2次元にすることなのかと理解しました。

    「前提1」 「前提2」 「前提3」・・・・

      ↓     ↓      ↓

    「推論1」 「推論2」 「推論3」・・・・

      ↓     ↓      ↓

    「結論1」 「結論2」 「結論3」・・・・

    ちなみに冒頭の問いの答えですが、

    「二つとも黒の石を入れたことを見た少女は、財布から一つの石を取り出し地面に落としてしまう演技をします。そして金貸しに「ごめんなさい落としてしまったので財布に残っている石が白か黒かで判断してください」と金貸しに言ったというものでした!

    この問いに対し、石をチョイスする「つまり石を財布から出す」という前提しかなかった私は、「黒の石を2ついれただろー」って指摘することしか考え付きませんでしたが、これでは金貸しに「すまん間違えた」と言われ改めて50:50の勝負をするしかなくなりますよね! 

    「財布に残った石」という前提に発想が及びませんでした。

    なんとなく理解はしたが実践できるようにするために自分で同じような問いとして「一筆書きゲーム」が思い浮かんだので考えてみました。

    これは、はみ出したらいけないという前提を超えることが解決策だったかと思いますが、

    他の前提も浮かびました。それはお正月にやっている今年の漢字みたいなぶっとい筆で一気に書いて繋いでしまう!w

    とにかく「ルールにないのに勝手に思い込む前提を超えること」がこの水平思考を実用する為に大事なのかと思いました。

    その他、解説は省略しますが「コツ」として以下のようなことが書かれていました。

    ①ものの見方(ここでいう前提)の数を予め決めておく。シックスハット法

    ②関係を逆にする。 

    ③偶然に注目する

    ④部外者を入れる

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  • 星5つ中1つ
    思っていたものは手に入らない
    2025年9月20日に日本でレビュー済み
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    この思考法はこんなにすごいんだ。と書いて自慢してあるだけで中身を感じませんでした

    ただのメタ思考のように感じられました

    物凄く残念でした

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    私は本書を実践して現代文明の危機を救う方法を見つけることができた。
    2020年3月5日に日本でレビュー済み
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     本書は、エドワード・デボノによって1968年に発行され、世界的な大反響を引き起こした。また、約20年後に発行された『思考革命』は、本書の内容を発展させ、詳しく裏付けたものである。

     本書では、問題を解決する場合、頭脳の使い方として、垂直的思考と水平的思考の二通りあるという。難しい問題を解決しようとするときは、水平的思考が必要であるという。

     ところで、いま我われの文明は、国際秩序の混乱、核兵器、化石燃料の枯渇、環境破壊などによって存続の危機に直面している。これらの諸大問題は、指摘されてからどれも半世紀以上たつが、政治家も、社会科学者も、哲学者も解決の見通しを得ることができないでいる。

     だからこそ、本書における彼の次の主張は、50年後のいまこそ真価を発揮するときである。

    「新しいアイデアを生みだし、新しい角度からものごとを見る頭脳、能力こそ、進歩成長の原動力となっている。まったく解決不可能に見える問題を解決するためには、どうしても新しいアイデアが必要になってくる。」

    「とても解決できないと思っていた問題の解答が、案外なんでもないことだった……というような経験は誰でもあるだろう。多くの発明も誰かがなしとげたあとになってみると、至極あたりまえのことに思われて、『どうして、私にも考えつかなかったのだろうか?』というものもある。」

    「多くの人たちは、いままで頭を使う唯一の方法として、論理的思考、分析的思考などにみられる垂直的思考をとってきた。

     ここに、まったく異なった思考方法がある。

    一ケ所に穴を掘り進んでゆくと別の場所にもう一つの穴を掘ることができなくなる。垂直的思考は、このように同じ穴を深く掘ることであり、水平的思考とは、別な場所にも穴を掘るという考え方である。

     水平的思考と垂直的思考は、コインの表裏のようなものであって、お互いが補い合うという関係にある。水平的思考が新しいアイデアを生み出し、垂直的思考がそれを発展させる。」

    「垂直的手段によって一歩一歩思考を確実に押しすすめる代わりに、斬新で気まぐれな考え方をして、この水平的思考によってある解答がえられたら、そこへの道筋を垂直的思考で後づけするのである。筋立てが可能となれば、最終的にそれを厳格な論理に耐えられるものとしなければならぬ。筋立てが正しければ、通常の垂直的思考では到底できそうもない、有利な立場にたてる。」

    「本書のなかでは、発明や技術的なアイデアを強調しているが、ほかの分野でも水平的思考は大いに役立つものである。

    閉鎖された多くの社会では、科学者も産業人も、きわめて似かよった考えをもつようになる。そんな時、新しいものの見方を提供できる第三者が現われれば、新しいアイデアを生む刺激がもたらされるかもしれない。」

    私は、かつて電機メーカーに生産技術者として勤めていた。生産技術者とは「仕事の方法の改善」を行う専門職である。定年後、私は社会問題の解決に取り組んでみた。そして幸運にも、諸大問題を解決することのできる全体構想を創りあげることができた。

    実は私は、その研究過程で本書を知った。本書は、社会科学の門外漢である私の取り組みを意味づけ、精神的な支えを与えてくれた。私の取り組みは、何よりも、本書の実践の好例といえる。

    *別なところに穴を掘る

     私が政治問題に関心をもったのは、単純な発想からであった。私は、国会での与野党間の混乱する政策審議をテレビでみていて、現在の進歩した情報技術をつかえばもっとうまい議事運営ができるのではないか、と考えた。世の中の関係はシステムである。システム・モデルを作り、コンピューター・シミュレーションをすれば政策案を的確に評価できると考えた。そして、自分で納得できる全体的な構想をともかく創ってみた。その仕組みを使うと、日本国内の問題だけでなく、世界的な問題の解決にも役に立つことがわかった。

    *道筋を垂直的思考で後づけする

    自分が作りおえた荒削りの構想をもとに、かつて世界的な反響を呼んだ書籍を次つぎに調べてみると、多くの先覚者が、我われが直目している社会問題の解決に役に立つ考えを遺してくれているのに気がついた。このとき、書籍のインターネット通販、特にAMAZON社の書籍検索、目次掲載、読者書評、出品古書店には、大変お世話になった。 

    私は、彼らの考えを使って、自分が作った全体構想の妥当性を評価できた。不足している箇所に気がつき、そこを補うことができた。さらに、より確かな論理、より洗練された表現方法にすることができた。

     諸大問題を政治的に解決するためには、人間の今後の行動と未来の状態との関係について事前に合理的に予測する能力を、誰もがもてる社会的な仕組みが必要であった。それは、地球上での全活動についてのシステム・モデルを作り、コンピューターでシミュレーションすることで可能になると考えられた。その仕組みを、私は未来共同探索システムと名づけた。

     未来共同探索システムを使うことで、政治システム、行政システムで次とイノベーションが起こる。そうすると先にあげた諸大問題だけでなくさまざまな社会問題を解決できる。さらには、持続可能な社会へ計画的に移行できる。

    *社会科学者の問題点と発展への道

    次の段階として、社会科学者が、なぜ重大な社会問題を解決できないでいるか、その理由が明確になった。発展への道も明確になった。

    結論をいえば、現代においては、自然科学と技術は「もの作り」の世界では密接な協働関係にあるが、政治の世界では、社会科学に対応する技術が未だ見当たらないのである。

    科学と「もの作り」とで、活動目的と実証主義を比較してみると、両者の活動の違いが鮮明になる。

    (1) 科学の活動目的と実証主義

     科学の活動目的は、知識を探究することである。

    そこでの実証主義とは、実験によって仮説を実証することである。あるいは科学的な方法による調査分析によって、何らかの知識を得ることである。

    (2) 「もの作り」の活動目的と実証主義

     私は、「もの作り」の活動には、次のような暗黙の前提があることに気がついた。

    人間は理想をもち、理想を実現しようとする存在である。何らかの理想を実現するためには、それに対応した何らかの能力を高める必要がある。その能力を得るために人間は、道具を発明し、身体の延長として使いこなすようになった。技術は、人間の能力の限界を克服し、理想を実現するためのものである。肉体的な能力、感覚的な能力、思考能力についてそれぞれ多様な道具があり、多様な技術がある。道具は、一種のシステムである。

    さて、「もの作り」の活動目的は、人間の生活に役に立つ、何らかの機能を生み出す道具、すなわちシステムを創りだし、社会に提供することである。最初にシステム設計という作業があり、その作業過程で、価値観、知識、経験が内部化される。

    「もの作り」における実証主義とは、システム設計されたものを試作し、さまざまな評価試験を行い、不具合点を改良し、すべての評価項目で満足することを実証することである。

    また、活動の全体を通して、科学的な考え方や手法がさまざまな場面で使われている。だから、「もの作り」の活動では、科学と技術が一体になっていることは明らかである。

    このような視点で社会科学者の活動を考えてみると、人間の知的能力の限界に関心がないことが社会科学者の社会的な貢献を妨げていた。なぜなら、社会問題の解決にあたっては、知識や情報を与えられても、世の中の複雑さに妨げられて、人間の知的能力では解決できないからである。その能力の限界を克服するために、社会科学者は、情報技術を使って優れた政治システムを社会に提供するという発想の転換が必要であった。そうすると、前の段階でのべた未来共同探索システムの発明につながっていく。

    未来共同探索システムを世界中の社会科学者が共用することによって、これまで不可能だった社会についてのさまざまな観察、実験ができるようになる。政治学、経済学、社会学、さらには環境学その他の学問で大きな発展が期待できる。さらには市民、政治家、経営者と社会科学者との間での密接な協働関係が形成される。

    このように、水平的思考と垂直的思考を組み合わせることによって、これまで誰も考えなかった未来共同探索システムが導き出され、それによって、社会問題の解決、社会科学の発展が一挙に可能になるのである。

    以下、私が社会問題の解決に取り組んだ経緯と、創りあげた全体構想の概要を述べる。

    **生産技術者が気づいた不審な現象**

    私は団塊の世代である。大学で機械工学と生産工学を学んだ。電機メーカーに就職しコンピューターを利用した生産システムの開発にあたった。12年前に定年退職し、私は世界の大問題に目をむけた。

    私は、社会の主要活動の一つである政治で、なぜか情報技術の利用に消極的な事実に気づいた。そして、生産技術者の視点からみて、大問題を長年解決できない真の原因は、次の事実に世界の誰も気がつかないためであると確信した。

    (1) 代表制民主主義政治システムは、人間の思考能力の限界から、社会が必要としている社会問題の解決能力に応えられない。まったく時代遅れの状態のままで放置されている。

    (2)情報技術を利用して、理想的な民主主義政治システムを発明しなければならない状態にある。

     そこで私は、生産技術者の経験を生かして、理想的な民主主義政治システムの設計に挑戦した。そして以下のような全体構想を創りあげ、問題解決の見通しを得た。

    **構想の概要**

    私の研究は、次の2人の世界観と人間観を出発点とした。

    (1)古生物学者 テイヤール・ド・シャルダン  (『現象としての人間』)

       「人間は、新たな進化が必要な段階に達したが、出口を見出せずに苦しんでいる。」

    (2)経営思想家 ピーター・ドラッカー   (『テクノロジストの条件』他)

      「未来が存在するのは、それを我われが創るからである。未来は、我われが望み、我われが現実とするものによって形作られる。」 

    「人間は、道具によって進化する。 現在の技術革命を利用して理想を実現せよ。」

    私は、世界の動きをシステムと考え、システムの性質をうまく利用して根源的な原因を解消し、多様な社会問題を一挙に解決することを考えた。そのために、システム科学、情報科学、脳科学などを使って、よりよい未来を創りだす方法を研究した。

    そして、次の考えによってそれを可能にした。

    世界のすべての人びとが協力して、高い忠実性をもった地球システムのモデルを作る必要がある。地球システム・モデルは、地球環境、生物の活動、人間の活動のモデルで構成され、互いに関連付けられている。モデルの中の人間の活動は、各人のそれぞれの代理人によって行われる。

    地球シミュレーターは、ある時点の地球システム・モデルを入力し、1ケ月後の地球システム・モデルを予測して出力する。これを次つぎに1200回繰り返せば、100年後までの地球社会の状態を時系列的に予測できる。

    この仕組を使い、全員が参加して、各人の今後の行動と未来の結果との関係を、コンピューターを使ってシミュレーションし、精度よく予測する。各人は、モデルの中の自分の代理人を操作し、一種の人生ゲームを行うことになる。予想された未来の状況が望ましくないのなら、最初(現在)まで、あるいは途中までもどって、条件を変えてやり直すことができる。我われは、眼の前のものしか見えないが、このサイバー・ワールドの中では、時空をこえて世界をみることができる。

    この方法によって、よりよい未来をもたらす各人の行動プランを試行錯誤的に共同で探り当て、議論し、その中でもっともよい行動プランに合意する。各人は合意したそれぞれの行動プランの通りにこれから実行する。もちろん定期的に再考し、軌道修正する。こうすれば、社会としても、個人としても、よりよい未来を実現できるはずである。この仕組みを、私は未来共同探索システムと名づけた。

    **新たな財の誕生と新たな経済の誕生**

     よい生き方のできる行動プランは、希少価値をもつ。物質的な財に対して、優れた行動プランは精神的な財と呼ぶことができる。

     未来共同探索システムは、精神的な財の評価手段であり、社会的共通資本である。

    民主主義政治で重要なことは、まず優秀な政策案が社会に提案されること。同時に、市民側は、提案された政策案を適切に評価し合意する能力をもつこと。これは、車輪の両輪である。政策案は、精神的な公共財である。

    政策案作りは、これまで少数の官僚が、厳しい時間的な制約のもとで行っていた。このあい路を打開するため、政策案の作成は、政府機関による独占をやめて民間企業に開放し、同時に政策案の自由市場を創る。

     政策案を生産する企業にとって、未来共同探索システムは、社会的なニーズのマーケテイング手段であり、試作した政策案の試験評価手段でもある。

     市民は、未来共同探索システムを使って市場に出された政策案を評価し、優れた政策案を採用する。そのときに適切な対価を政策案の生産者に支払う。こうすれば、優れた政策案が多数生み出される豊かな社会が実現できると思う。

    **社会問題の解決**

    *政治における基本的な問題の解決

    未来共同探索システムを使うと、世界規模の直接民主政治を実現することができ、一人ひとりの意思を政治に反映できる。自宅のパソコンから世界一斉の人生ゲームに参加し、インターネットを使って議論に参加できる。

    地球全体の問題と自分の住む地域の問題、経済問題と環境問題、短期的な問題と長期的な問題、これら複雑に絡みあった社会問題を調和させて解決できる。

    *世界政治における問題の解決

    民主主義政治の適用には、社会規模の限界という制約がある。国家の構成員の数が増加するにつれて、公平な利害関係の調整が急速に複雑化するからである。未来共同探索システムを内蔵した新しい政治システムを作ると、この社会規模の限界は克服され、地球社会全体に民主主義による秩序を確立することが可能となる。

    国連を発展させた形態で、国家主権の壁を廃止して地球社会全体に責任をもつ世界連邦政府を設立し、世界連邦政府を頂点とした地域分権型の行政組織を作ることができる。

    世界連邦政府によって、新しい政治システムの建設と運営が行われる。

    国家という壁のない政治、行政機構、そして、情報システムを活用した効率的な事務運営が可能になる。

    その結果、平和問題、環境問題などの地球社会全体の問題と、国や地域の個別的な問題とを関係づけて解決できるようになる。

     各国の軍隊は解散し、世界秩序の維持のために小規模な世界警察軍が設置される。この過程の中で各国の核兵器は一斉に廃棄される。    

    経済問題も、先々の状況、多方面の状況を見通しながら思い切った調整をすることができる。

    *エネルギー問題の解決

    エネルギー大量消費型の機械文明は、発展期は放任しておいた方がよい。しかし、化石燃料の枯渇によって新たな社会構造への転換を迫られている現段階では、計画的に転換を図らなければ、世界全体が機能不全の多発と燃料の激しい争奪戦のために、大混乱に陥るのは目にみえている。

    現在手持ちの化石燃料は、現在の社会の構造転換のため、その間を乗り切るために使い、そして未来世代の分も遺しておかなければならない。

    未来共同探索システムは、社会構造の設計ツールとしても利用できるため、再生可能エネルギーだけで維持できる社会構造を設計できる。技術的な対応だけでなく、柔軟性のある政治的な対応力も増すことができる。そして、世界連邦政府のもとで、新しい文明社会への移行事業を計画的に進めることができる。

    **構想の実現**

    私は、直面する大問題を一通り解決できるこの構想を、人類の一大プロジェクトとして実施すべきであると世界に向けて言いたい。

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