本日の記事には

子羊の死に

関する記述があります

 

結構ズバリ書いています

 

そういうお話が

苦手な方は

こちらでお帰り下さい

 

さて。

 

 

某羊飼い氏のお宅で

子羊5匹に哺乳瓶で

ミルクを与える、という

僥倖を得た私でしたが、

無事すべての子羊の

お腹が膨らんだところで

ふと納屋の奥を見ましたら。

 

そこに・・・

 

真っ赤な肌を露出した

子羊が横たわっていて・・・

 

こちらの納屋には

哺乳瓶飼育が必要な子羊の他に

難産だった母羊も集められている、

ということはたぶん

あれは難産の末に

命を落としたお子さんか・・・

 

あんなに全身が真っ赤なのは

生まれつき皮膚に

問題があったのかな、

身体全体にほとんど毛が

生えていないものな、と

ついその子から

目が離せなくなっていたら

羊飼い氏が気が付いて

「あの子は死産だったんだ、

なんとか呼吸できるように

ならないかと手は

尽くしたんだけど駄目だった」

 

「あの肌は何かご病気ですか」

 

「肌?ああ、あれは

僕が皮を剝いだんだよ」

 

は?

 

皮を?

 

剥ぐ?

 

生まれたばかりの子羊の皮を?

 

この牧場における

すべての羊たちの守護聖人である

こちらの羊飼い氏が?

 

・・・剥ぐって何どういうこと?

 

よく見ると確かに件の子羊は

頭部と足の先に毛は

残っていたのです、

しかし胴体部分と脚の上部は

・・・ああ、これ、

削ぎ切りされていますわ・・・

 

結構なお点前ですわ・・・

 

「そ・・・それは何のために

皮を剥ぐんでございますか?」

 

「何のために?えーとね、

剥いだ皮がこちら、こっちの

子羊が着ているのがそれ」

 

羊飼い氏が指さしたのは

母羊と子羊が

1頭ずつ入っている囲いで、

確かによく見ると子羊は

自分の毛皮の上に

さらにもう一枚

オーバーサイズ風に

毛皮を着こんでいて

「・・・寒さ対策ですか?」

 

「寒さ対策っていうか、

母羊を幸せにするためだね」

 

ああ、哺乳類の本能として

子供を寒がらせたくないとか

そういうお話なのかしら?と

その場は納得して家に帰り、

後から夫(英国人)にこの

赤剥け子羊の話をして

「体温維持というのは

重要なんだろうな」と

私見を述べましたら

「違いますよ妻ちゃん、

それは子羊の体温には

特に関係のない話です」

 

「じゃあどうしてだよ、

無意味に子羊の皮を

剥いでも手間なだけだろ」

 

「その囲いにいた母羊は

たぶんお子さんを

死産なさったんですよ。

で、同時にそこに母親に

育児放棄された同じ年頃の

子羊がいたんですよ。

そういう時羊飼いは

死んでしまった子の皮を剥いで

養子縁組を希望する子に

着せるんです、すると母羊は

その子を自分の子だと思って

育ててくれるんです、

母羊も幸せ子羊も幸せ、

そして羊飼いも幸せ、という

これは羊飼い伝統の技です」

 

・・・知らないことは

世の中にまだまだ

たくさんあることを

再確認した瞬間でございました。

 

しかし本当に見事な

皮剥ぎの手際でしたよ。

 

すごく不謹慎なことを

口にしそうになっているので

本日はこの辺で。

 

 

不謹慎って言うのが

どういうことかって言うと・・・

 

 

 

 

 

うん・・・

 

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某羊飼い氏のお宅で

子羊に授乳する機会を

与えてもらった話。

 

 

昨日の記事の続きです。

 

私がミルクを与えた子羊は

食欲が大変に旺盛で

あっという間に哺乳瓶を

半分以上空にしまして

「・・・これ、哺乳瓶の中身、

全部飲ませていいんですか?」

 

「どれくらい飲んだ?

・・・よし、じゃあ次は

こっちの子をお願い」

 

それで2匹目の子羊が

私の元にやって来て!

 

 

この子は1匹目の子より

明らかに体が小さく

動きもぎこちなく

それでも目には

猜疑の色たっぷりで

「なにこのニンゲンみたことない、

こわいよお、いつもの

ニンゲンじゃだめなの?」

 

しかし鼻先に哺乳瓶を押しつけると

「わあー!ミルクだー!

おいしいねえ!このニンゲンも

いいニンゲンだねえ!

ミルクおいしいねえ!」

 

・・・私の正体が

悪い心を持ったオオカミなら

今日の夕食はご馳走ですよ・・・

 

 

というかですね、子羊は最初

無表情なんですよ、目の光も

奥のほうにあって、

後じさりするような姿勢で

こちらから距離をとろうとしていて、

それが一度哺乳瓶をくわえると

目が見開かれ光が宿り

私のことをじっと見つめて

ぐいぐい近寄って来て、で、

この子がそうする間にも

私が最初にミルクを与えた

一匹目の子も

我々のそばを離れず・・・

 

・・・ああ、

なんという多幸感・・・

 

かなりエンドルフィンが

出ている自覚がある・・・

 

しかしここで終わりではなかった!

 

 

「Norizo、2匹目の子の

授乳はどんな感じ?

・・・OK、じゃあ

3匹目はこの子ね、

新しい哺乳瓶はこっちね」

 

私はこの日、5匹の子羊に

ミルクを与えるという

得難き経験をいたしました・・・!

 

もうね!あのね!

 

触り放題撫で放題ですよ!

 

5匹目の子にミルクを

与えている時に至っては

残りの4匹の子達が

それぞれ私の指をしゃぶったり

お腹に頭をこすりつけて来たり

・・・えー!やだもう困るうー!

お洋服に羊の

ニオイがついちゃうー!

うへへへへ、遠慮せずもっと

がっつり頭突きもお願いします!

 

 

しかしですね、同時に私は

子羊というのは

本当に怖いと思いました、

つい数分前まで私に対して

本気の怯えを見せていた子が

ちょっと哺乳瓶で

ミルクを貰っただけで

この懐きようですよ。

 

こいつら確かにオオカミが

ちょろっと前脚に

小麦粉を塗ったら

なんの疑問もなく

家の戸を開けますよ。

 

 

 

 

あと私は今回のこの機会を

心の底から楽しみましたけど

これを仕事とするのは

大変なことだと感じました。

 

この納屋とは別の納屋にも

子羊はいて、それで

出産シーズンは今後も続くので

哺乳瓶飼育が必要な子の数は

ここから増加の一途が見込まれ、

というかそもそも

哺乳瓶飼育が不必要なほどに

順調なお産を羊がしてくれるんでも

羊飼い氏の仕事量はこの時期

格段に増えるのが基本なんです。

 

日が昇る前・沈んだ後に

サーチライトをつけて

丘を走り回っていますからね、

この時期の羊飼いの方たちは。

 

それでも子羊は可愛かった・・・

 

 

まさに『無垢』って感じだった・・・

 

そりゃわが愛犬アーシー

(黄色大犬)とか

わが夫(英国人)も

可愛いと言えば可愛いですよ、

でも奴らにあそこまでの

『穢れのなさ』感はない!

 

 

札束風呂とか

シャンパン風呂より

子羊風呂は精神高揚効果が

あると思いますね。

 

本当に・・・

 

よかったです・・・!

 

 

ちいさきものはみなうつくし!

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我が家の近くの丘にも

子羊の姿が

目立つようになってきました。

 

 

子羊前線の到来です。

 

 

(羊の出産には

『春らしい陽気』が

大切なため、各地の羊飼いは

長期天気予報から

逆算して出産時期を決める)

 

(故に英国ではまず南部から

羊の出産シーズンが始まり

それがだんだん北上してくる)

 

子羊は母羊の母乳で育つのが

理想的ではあるのですが

母羊によっては

育児に興味がなかったり

三つ子を産むと

乳首の数が足りなかったり

乳首の数は足りても

母乳が出にくかったりで

そういう子羊は羊飼いが

哺乳瓶でミルクを

飲ませて大きくします。

 

 

こういう子羊のことを

『ペットラム

(Pet Lamb)』と呼びます。

 

 

先日とある羊飼いの家に

届け物をしに行ったら

ちょうどそういう子羊に

食事を与える時間で

なんとそうした授乳風景を

見せていただけることになり。

 

納屋の片隅に柵で

10個ほど囲いが作られており

9個の中にはそれぞれ

母羊と子羊がいて、

残り1個の中に子羊が!

 

オレンジ色の保温電灯の

灯りに照らされる

小さきメエメエたち、

その数およそ10匹。

 

羊飼い氏は子羊を1匹抱えると

あらかじめ準備してあった

哺乳瓶を口に加えさせ

すると子羊はチュパチュパと

音を立ててミルクを飲みだす。

 

もうね・・・

 

脳天の毛が逆立つほど可愛い。

 

(あまりの可愛さに

『たとえ』のセンスが

おかしくなっている)

 

それでですね!

 

子羊にしばらくミルクを

与えていた羊飼い氏は

「よし、この子は

飲みっぷりがいい」と呟くと

「はいじゃあNorizo、

この子のことヨロシク」と

子羊を私に託してきてですね!

 

ええっ!

 

そんな突然、

困るなあ、

いいんですか?

 

私は今日こういう作業用じゃない

お洒落着を着て来ちゃったんですけど

哺乳瓶はどれを使えばいいですか?

 

子羊を抱っこするのは

怖かったため(最近腕力に

自信がなくてですね、

万一落としちゃったら

どうしよう、と)私は地面に

屈みこみ子羊に哺乳瓶を見せて

「ほーらこっちおいで」

 

生まれたてとはいえ動物には

生存本能ですとか

危険に対する警戒感が

備わっているものです、子羊、

明らかに私のことを

疑う目つきで躊躇を見せる。

 

しかし空腹には勝てなかったのか

ある瞬間に意を決したように

哺乳瓶の乳首に口を寄せ

わあああ~!

子羊が私の哺乳瓶から

ミルクを飲んでいるよお~!

 

無心だよお~!

 

なんかもうあっという間に

「この人怪しくないよ、だって

ミルクくれるもんね」状態になって

ぐいぐい体を寄せてくるよお~!

 

 

・・・控えめに言って天国でした。

 

 

しかしこれは天国の

入口に過ぎなかった、

子羊天国の神髄は明日に続く。

 

 

授乳中は両手がふさがって

写真どころではなかったため

こういう『人の手による授乳』が

必要ない健康な母羊と子羊の姿を

画像として添付いたします

 

子羊は・・・

 

いいねえ・・・

 

メエメエ

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ここ数日間、もしかすると

私は調子が悪いです。

 

あ、4月の風物詩の

腸がどうこうの話ではないので

ご安心くださいませ。

 

なんかですね・・・

 

昨日から今日にかけ、

わたくし、料理を

失敗し続けているんです・・・!

 

まずは冷凍ピザの過熱を誤り

『半融け・生温か』みたいな

マルガリータを食卓に載せ、

デザートの

フルーツクランブル

生地がサクサクっと

焼き上がらなくては

いけないところ

一部がドロッと粘土状になり。

 

夕食に豆ごはんを焚いたら

鍋の底を焦がしてしまい。

 

こういう時は調理を

放棄したほうが安全だな!と

レトルトのカレーを温めたら

湯煎に失敗してその・・・

 

私は大丈夫か。

 

そりゃ普段も別に私は

料理上手じゃありませんよ、

でも少なくともこんな

「これ食べて大丈夫?」

みたいな出来栄えの食べ物を

連発するほどアレではない。

 

と思いたい。

 

実はいつもこんな感じで

この2日間だけ問題に

自覚的になった

だけだったりして・・・

 

たぶん寝不足気味なのが

よくないのかと思われます。

 

今日は早寝をします。

 

 

おやすみなさい。

 

 

なお失敗した料理の数々は

私が責任をもって

すべて食べきりました、

豆ごはんのおこげは

おにぎりにしたら

かなり美味しかったです

 

やはり大事なのは胃腸の強さ

 

お腹を撫でながらの

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エジンバラ近郊の

ミドロシアンで念願の

アルペン・コースターに

乗った後は

楽しい散歩の時間です。

 

待機していた愛犬アーシー

(黄色大犬)(コースターは

犬の乗車は禁止)

(当然といえば当然)と合流、

「さてじゃあどこを歩きたい?」

 

軽い気持ちで

夫(英国人)に尋ねると

「ルートはいくつかありますが

2時間コースでいいですか?」

 

「・・・いや、2時間コースだと

残念ながら夕食の時間に

差し支えるからな、もう少し短く」

 

「じゃあ90分コースで」

 

 

・・・で、夫(英国人)は

いそいそとコースターの

背後にそびえる頂を目指して

歩き始めてですね。

 

 

「いや待て待て待て、

どういうルートだこれは?」

 

「あの山頂に行って

帰って来るルートです」

 

つまりこの山頂:

 

「私はもっとこう

平たい地面を歩く散歩を

予想していたんだけれども」

 

「せっかく山に来たんですよ、

何を言っているんですか」

 

・・・いつも思います、

私はこういうところの

詰めが結局甘いんですよ・・・

 

 

またですね、

2時間コースなら登りも

もう少し緩やかだったかも

しれないんですが、

90分、つまり

1時間半コースだと

その省略された30分を

傾度で稼ぐところは

あるよね、という・・・

 

しかし往路の3分の2ほどを

消化したところで夫から

「・・・今日は山頂は諦めて

ここで下山を開始しましょうか」

 

「君がそんなことを言うとは

珍しいじゃないか、どうしたんだ」

 

「ちょっと君、疲れすぎですよ。

最近山を登っていないでしょう」

 

それは・・・

 

登っていないですね・・・

 

夫曰く、このまま無理をして

山頂を目指したら

下山が完了するのは日没後になり

「寒さと疲労と空腹を抱えた

君と同じ一つの車に乗る

愚だけは避けたいですから」

 

なるほど、わが夫は

経験から学ぶ知恵がある。

 

ということでそこで

下山を開始したんですが

それでもコースターや

その隣にある

夏用スキーゲレンデよりは

高い位置までは達しておりました。

 

 

 

私はこの春、もう少し

坂道を上る練習を

しようと思いました。

 

 

春の行楽でございました。

 

 

高いところには

お好きなあなたも

苦手なアナタも

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