Substackには2つの入口と2つの設定がある
「自分用」と「媒体用」を混同すると迷子になる。初心者が必ず通る分かれ道を整理する。
Substackの2層構造を理解する
自分がSubstackを初めて開いたとき、正直に言うとめちゃくちゃ混乱しました。
設定画面がやたら多い。
メニューも階層が深い。
「どこから手をつければいいのか、よくわからない」
そんな状態でした。
でも、ある一点を理解したら、霧が晴れるように全体像が見えた。
それが「Substackには2つの顔がある」という事実だった。
今日はその構造を、実際の導入体験をもとに整理していきます。
よくある誤解:「アカウント=発信場所」じゃない
多くの人は、Substackを「noteやブログと同じようなもの」だと思って始める。
自分もそうでした。
アカウントを作ったら、すぐ記事を書き始められると思っていた。
でも実際には、もう一段階ある。
Substackは「アカウント」と「Publication(発信媒体)」が別になっている。
この構造を理解していないと、
設定がどこにあるかわからない
記事の公開先が曖昧になる
複数メディアを作りたいとき混乱する
という状態に陥りやすい。
逆に言えば、ここさえ押さえれば初日から迷わず使える。
Substackの全体像:2層構造で理解する
Substackは大きく分けると、こんな構造になっている。
あなたのSubstackアカウント
│
├─ Publication① AI寺子屋 CraftLab
├─ Publication② 開発ログ
└─ Publication③ エッセイ用第1層:あなた自身のアカウント
これは、Substackにログインするときの「あなた自身」を表す層。
メールアドレスとパスワードで管理される個人アカウント。
ここで設定するのは:
プロフィール画像
自己紹介文
通知設定
支払い情報(購読するとき用)
いわば「Substackという場における、あなたの住所」みたいなもの。
第2層:Publication(発信用メディア)
これが実際に記事を書いて、読者を集めていく「発信媒体」。
noteでいう「マガジン」、YouTubeでいう「チャンネル」に近い。
Publicationごとに:
タイトル・説明文・デザイン
ドメイン(例:
craftlab.substack.com)購読者リスト
有料プラン設定
がそれぞれ独立して存在する。
つまり、1つのアカウントで複数のPublicationを運営できる。
これがSubstackの柔軟性であり、同時に初心者が混乱しやすいポイントでもある。
なぜこの構造なのか?思想を理解すると腑に落ちる
なぜSubstackはこんな2層構造を採用しているのか。
それは、Creator Economy(創作者経済)の思想に基づいている。
Substackが重視しているのは:
Audience Ownership(読者リストの所有権)
Subscription Model(購読型の関係性)
長期的な信頼構築
SNSのように「プラットフォームに依存する」のではなく、
「自分の読者リストを自分で持つ」ことを前提にしている。
だから、Publicationは独立したメディアとして設計されている。
自分が複数のテーマで発信したいとき、
それぞれに専用の読者リストを育てられる。
AI活用に興味がある人
開発ログを読みたい人
エッセイを楽しみたい人
これらを混ぜずに、別々のPublicationで運営できる。
これは「読者にとっても親切」な構造なんだと、運用してみて実感した。
実際にどう使い分けるか:運用の実例
自分の場合、こんな形で運用している。
Publication①:AI寺子屋 CraftLab(メイン)
AI活用・実装・発信に関する記事
Threads → Notes → Email → Paid導線
Obsidianで母艦化した記事を投稿
これがメインの発信拠点。
Publication②:開発ログ(実験用)
Claude Code、MCP、AIエージェントの実装記録
テック寄り・ニッチ層向け
失敗ログも含めて記録
こちらは技術的な深掘り用。
Publication③:エッセイ用(未公開・準備中)
思考の断片、日常の気づき
有料購読者限定で公開予定
まだ動かしていないが、将来的にはここも育てたい。
重要なのは、これらが「同じアカウント内で管理できる」こと。
ログインは1回で済む。
でも読者には、それぞれ独立したメディアとして届く。
この「集中管理と分散発信の両立」が、Substackの設計思想の核にある。
初心者が最初にやるべきこと:3ステップで整理する
では、これから始める人は何から手をつければいいのか。
自分の経験をもとに、3ステップで整理してみた。
Step1:アカウントを作る
まずは個人アカウントを登録。
メールアドレスとパスワードだけでOK。
この段階では「Publication」はまだ作らなくていい。
Step2:最初のPublicationを作る
「New publication」ボタンから、発信用メディアを1つ作る。
ここで設定するのは:
タイトル(後で変更可能)
説明文(1〜2行でOK)
ドメイン(例:
yourname.substack.com)
ここが「あなたの発信拠点」になる。
Step3:まず1記事書いてみる
Publicationができたら、試しに1記事書いてみる。
公開しなくてもいい。
Draft(下書き)のままでOK。
「記事を書く場所」と「設定を触る場所」が別であることを体感する。
これだけで、Substackの全体像がだいぶ掴めるはず。
まとめ:2層構造を理解すれば、Substackは迷わず使える
Substackは、最初の画面で混乱しやすい。
でも構造はシンプル。
「アカウント」と「Publication」の2層で動いている。
これを理解すれば:
どこで何を設定すればいいかわかる
複数テーマで発信したいとき、迷わず分けられる
読者にとっても親切な運営ができる
自分も最初は戸惑った。
でも「2つの顔」を理解してから、Substackがすごく使いやすくなった。
AI時代の発信は、プラットフォーム依存ではなく、自分の読者リストを持つことが重要になる。
Substackはその思想を体現している。
あなたの次の一歩
もしまだSubstackを触ったことがないなら、
まずアカウントを作って、Publicationを1つ立ち上げてみてほしい。
公開しなくていい。
1記事、下書きで書いてみるだけでいい。
「アカウント」と「Publication」の違いを体感するだけで、見える景色が変わる。
もしあなたがすでにSubstackを使っているなら、
「2つ目のPublication」を作る必要があるかどうか、考えてみてほしい。
複数テーマで発信したい人にとって、この構造は武器になる。
質問:
あなたは今、どんなテーマで発信したいと思っていますか?
1つに絞りたい派ですか?それとも複数テーマを分けたい派ですか?
よかったら返信で教えてください。
一緒に、AI時代の発信設計を考えていきましょう。
プロフィール
上田知孝
AI寺子屋 CraftLab 代表。
約20年のカスタマーサポート経験をもとに、AI活用、バイブコーディング、AIエージェント、Dify、Claude Code、Obsidian活用などを発信。
個人向けAI相談、ワークショップ、企業研修、デジタル教材制作を行う。
コンセプトは「教える × 作る × 繋げる」。










なるほど!こんな使い方ができるんですね!いろんな筋の違う情報も、きちんと発信できることを学びました!ありがとうございます!